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JRは、本線運転士の高齢者対策を早急に行え!
業務外注化粉砕!高齢者が働き続けることができる雇用・労働条件確立へ闘
いぬこう!

 動労千葉は、7月15日、JR千葉支社に対して、「本線運転士の高齢者対策に関する申し入れ」(申31号)及び「エルダー雇用等に関する申し入れ」(申32号)を行った。また、JR東日本本社に対しても申し入れを行った。(申し入れ内容は別途掲載する予定)
 本線運転士については、国鉄採用の運転士、とくに定年退職年齢に近い者が多くいるにもかかわらず、身体を壊しても降りる場所がない状態におかれている。実際、千葉運転区では、運転士が乗務中に倒れて入院する事態まで発生している。また、現在乗務している組合員の中からも「もう体力的に無理だ!」という悲痛な声さえ上がっているのが現実であり、本線運転士の高齢者対策はこれ以上放置できない差し迫った課題だ。
 また、エルダーの再雇用も、今年度退職者の中には、再雇用先が決まらないまま雇用契約だけ締結した者さえいる状況だ。これで来年度以降の再雇用が確実に確保できるのかさえ疑問だ。
 JRは要求に基づき、定年年齢の延長、運転士の高齢者対策の実施、働き続けることができる労働条件を早急に確立しろ!

本線運転士の高齢者対策等に関する申し入れ(千葉支社 申31号)

1.千葉運転区で泊勤務中に脳梗塞を起こす事態が発生したことにつ  いて、甲行路の乗務中から停止位置不良が度重なる等多くの異常が把 握されていたことを考えると、対処が適切であったのか今後の対策と して生かしていかなければならない課題であると思われるが、会社の 考え方を明らかにすること。

2.定年退職年齢に近い運転士が多い状況に踏まえ、高齢者交番の設定 等、本線運転士の具体的高齢者対策を早急に講ずること。

3.本線運転士については、本人の希望により一定の年齢で降りること ができる職場を制度的に確保すること。
また、外注化を中止し、検修・構内職場を運転士の高齢者対策の場 として確保すること。

4.「ライフサイクル」を中止し、その分の要員を、行路緩和等運転士 の高齢者対策に振り向けること。

5.現在、各区で運転士が過員状況にあるが、この現状と今後の要員需 給の展望について、会社の考え方を明らかにすること。

6.上記に関連して、@今後10年間の年毎の運転士の退職者数、A各 年の運転士登用予定数、Bこの間の各年の本線運転士からそれ以外の 職種への異動者数について明らかにすること。

7.地域の声を無視して地方のローカル線の削減が進められているが、 「東京から70〜80km圏全線直通運転」「経営資源の集中」政  策の中で、千葉支社管内の列車運行をどのように構想しているのか  明らかにすること。
−以   上− 

エルダー雇用等に関する申し入れ(千葉支社 申32号)

1.今年度退職者について、再雇用先が決まらないままエルダーの雇用 契約を締結するという事態が発生したが、何故そのようなことになっ たのか明らかにすること。

2.2016年度の系統別退職者数、同エルダー希望者数、現時点での 再雇用先の確保状況について明らかにすること。

3.エルダー雇用について、高齢者が働き続けることができる雇用・労 働条件を確立するために、居住者が多い外周地域に再雇用先を確保す ること。

4.再雇用先の指定については、本人の希望、生活や身体上の条件を尊 重すること。

5.駅業務について、委託が順次拡大されているが、今後委託する駅や 業務の範囲、時期等をどのように考えているのか明らかにすること。

6.検修・構内業務について、東日本運輸サービス(JETS)への委 託先再編やさらなる委託拡大が検討されていると聞くが、会社の考え 方を明らかにすること。
−以   上− 

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!

 
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