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6〜7割の業務を外注化!幕張車両Cの場合
滝君、小沢君の配転許すな! 
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 外注化攻撃で職場はどうなるのか。会社提案を幕張車両センターの現在の要員配置に当てはめると左の表のようになる。まさに丸投げ外注化攻撃だ。

まさに全面的な外注化攻撃!

 会社提案では、派出検査業務について、「首都圏のホーム検査を専門に行なう駅派出は除く」としているが、千葉派出(13名)は外注対象なのか否か未だ明らかにしていない。また、交番検査では、「新系列車両については直営を主体として実施」とされている。幕張の場合、現在交検班に配置されている20名のうち何名分を外注対象と考えているのかも不明だ。
 この13名と20名を除いて最も少なく見積もっても105名の業務が外注化の対象となる。これは幕張車両センター全体(管理者を含め175名)の6割に当たる。仮に千葉派出、交番検査(3班体制)のうち1班が外注化対象だとすると、125名(7割強)の外注攻撃だ。管理者を除いて計算すれば8割以上だ。   

館山検査派出まで廃止!       
 しかも、「5年後には新系列も委託する」ということが半ば公然と言われており、その時には、管理者も、技管も、事務も必要なくなる。車両センターそのものの廃止、文字通りの丸投げ=別会社化だ。これが今回の攻撃が職場にもたらすものだ。
 1月14日には館山派出の廃止が提案された。要するに、要員(退職補充)の手配がつかないから廃止するということだ。そんな理由で検査派出を廃止していいはずはない。何十年も派出が置かれてきたのは、列車を安全に運行するために必要だったからだ。結局、コスト削減=利益のために車両の検査も、運転保安も、全てを切り捨てていくということである。こんなことは絶対許してはならない。 

百以上の子会社に分割・外注化

 これは、文字通り第二の分割・民営化攻撃だ。7つの民営会社に分割されたJRを、今度は百以上(おそらくは数百の)の下請け・孫請け会社に分割・外注化するのだ。検修・構内業務を請け負わせる会社も、支社ごと、工場ごとに別会社である。
すでに、ひとつの工場に幾つもの下請け会社が入っているのが現実だという。
 保線などはもっと酷い状況だ。下請け・孫請け・さらにもっと「下」にまで投げられている現実の中で、JR東日本では、発足からの23年間で、実に350人もの労働者が労災死亡事故で殺されている。コスト削減のために業務を外注化し、さらに外注費を叩くという構造の中で、まともな安全対策も、教育もされないまま、無権利・超低賃金で労働者が動員され、殺されているのだ。 しかもJR東日本は、グラフのようにこうした犠牲の上に莫大な利益をあげ続けているのだ。

反合・運転保安闘争の真価かけて

 この20年余りあらゆる企業がこうしたことを続けた。そして労働組合がこれに屈服し続けた。こんな現実をどこかで断ち切らなければならない。それぬきに「闘う労働運動の復権」など空論だ。これを許したら間違いなく再び尼崎事故が起きる。だからわれわれは闘う。この闘いは、反合・運転保安闘争路線の真価をかけた闘いだ。そしてこれは、大恐慌情勢の中で、労働組合の再生をかけた挑戦でもある。攻撃は矛盾だらけだ。闘えばかてる。東労組の裏切りを許すな。動労千葉に結集しともに闘おう!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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