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No.

ベアゼロ回答打破!
労働者への犠牲転嫁を許すな!
3・18貨物ストへ

 貨物会社は、9年続けて春闘でベアゼロ回答を続けてきた。しかも期末手当は、他のJRと大きくかけ離れた内容に終始している。結局「赤字」であろうが「黒字」であろうが、賃金を抑制し労働者へ犠牲を転化し続けているJR貨物を許さず、09春闘ストに立ち上がろう。千葉機関区では、地上勤務者の半日ストに突入する。組合要求にもとづく大幅賃上げと要員獲得、「カード」廃止強行を弾劾してストライキを貫徹しよう。

経済危機の直撃を受ける輸送量が減少

 金融大恐慌への突入と実体経済の危機の深刻化は、JR貨物にも大きな影響を与えている。昨年10月以降鉄道貨物をはじめ物流総体における輸送量が急速に減少する事態が続いている。鉄道では、とりわけ「自動車部品」「(自動車部品の原材料となる)化学工業品」などの輸送量が大幅に減少し、また昨年前半高騰の著しかった石油類なども企業のLNGへの転換により輸送量が減少、さらに上半期順調だった「紙・パルプ」なども、カタログやチラシ用の紙などの輸送が低調となるなど、今日の経済状況を反映したものとなっている。このためJR貨物は、昨年12月半ばに3月ダイ改提案を行いながら1ヶ月後の今年1月半ばには、「緊急収支改善」と称して一日あたりの列車キロにしてダイ改提案時の5%減の約1万1千キロの列車をダイ改当初から運休することを明らかにした。この時点で、輸送量は対前年比10%減という状況にあった。しかしこれ以降も輸送量の減少は続いている。「自動車部品」は20%近く落ち込んでいる。こうした事態は鉄道だけではなく、物流総体に共通したものだが、それだけ実体経済が沈下しているといえる。

大幅賃上げをかちとろう

 こうしたなかで、貨物会社は09年度の「事業計画」を明らかにしたが、このなかで運輸収入の見積もりを今年度と比して10%以上下げた内容をあきらかにした。しかも許せないのは人件費を引き下げた計画にしていることだ。退職による要員減を見込んだだけでなく、さらに引き下げを考えているということだ。10年にわたって賃金抑制を続けながら、さらに引き下げることなど、許せるものではない。賃下げには怒りのストライキを対置して闘おう。09春闘をその突破口として闘おう。
 貨物会社は、13日09春闘の交渉の場で「定期昇給のみ、ベアはなし」が「現時点の考えだ」と主張している。10年続けてベアゼロを強行しようと会社はねらっている。切実な組合要求を踏みにじる、ベアゼロ回答の強行を断じて許してはならない。

ただちに欠員を解消し、安心して働くことのできる職場を

 さらに職場を覆う慢性的な欠員状態は、限界に達している。今ダイ改では、訓練要員の確保もなしで、千葉機関区の八王子乗り入れの線見訓練を行おうとした。最終的には1名を他区所から転勤させ1月半ばから本格的に乗り入れ訓練を始めたが、結局ダイ改までに全員が終わらず所定交番を崩した運用でダイ改を迎えている。乗務員の要員のことなどそっちのけで、輸送サイドの都合を優先させた結果がこれだった。関東支社自身「反省するところはある」と団交の場で言わざるを得ないほど、乗務員需給は無茶苦茶になっているということだ。そして一切合財を乗務員にしわ寄せすることで、押し切ろうとしている。

09春闘ストから怒りの総決起を

 貨物の労働者の怒りは沸騰している。この怒りをバネに日貨労打倒へ突き進もう。貨物の労働者が怒りの総決起をするなら、JR体制は打ち壊せるのだ。09春闘ストから、組織拡大をかちとろう。3・18ストを貫徹しよう。貨物ベアゼロ回答打破へ、総決起を勝ちとろう。

3・20イラク反戦6周年 全世界一斉行動
日時: 3月20日(金) 13:30
場所: 代々木公園・B地区野外ステージ

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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