home page 日刊動労千葉 前のページに戻る

No.

木科君(幕張車両センター)が動労千葉に加入!

 動労千葉への加入ありがとうございます。加入するにあたっての決断した理由とか決意のほどを。

 自分が一番引っかかっていたのは、幕張車両センターの構内外注化問題です。本当のことを言えば、外注化案が実行に移されるまでは、会社や東労組に言うだけのことは言ってからと考えていたんですがそれでは遅いと思って決断しました。
 東労組の車技分会の常任委員会に参加してたんですが、車技分科では外注化反対の意見を本部に出していました。でも、車技分科で何を言っても本部は会社との関係でイエスになってしまう。20〜30人が集まって何を話そうが、意見を出そうが、本部が拒否すれば全部意味がなくなるわけです。それでも何か自分が一生懸命やってる振りをしている気になってくる。それがわかっていながら、そういう場でも、そこまで言って良いのか、悪いのかと考えながらやってる自分がいるのが嫌だったんです。
 外注化ということで、要するに自分たちの身の振り方をどうされるか分からない不安のなかで、会社の査定とかも気にしながらやっていたら、結局文句も何も言えなくなると思うんです。幕張車両センターに残ったにしろ残れなかったにしろ、どっちの立場にしても嫌な苦い思いをするんだったら、動労千葉に入って声を大にして反対だって言いたいと思い、そして本当の自分の意見に従って1月1日から動労千葉に加入するという決断をしました。

動労千葉に入って不安な点はありますか。

 不安なのは、試験に受からないというような差別よりは、10年後、20年後に本当に動労千葉の組合員がいなくなってしまうのではないかと言うことの方が大きかったですね。
 でも、考えて見れば、俺の後に誰も入ってこないとしても、渡辺君と内山君がいるって言うのがありました。最低条件3人いるわけじゃないですか。今、自動車会社なんかでも、不当解雇されて、2〜3人で作っている組合もありますからね。組織拡大ですが、幕張車両センターでは、外注化の問題が表面に出て来た時がチャンスだと思う。それで外注化に対して闘うのか闘わないのかが突きつけられると思う。

同世代の仲間に言いたいことがあったらお願いします

 最終的には個人の考えだと思うんですが、僕らの世代というのは、学校のときから競争社会なんで、周りの友達と成績を争い、部活をやれば争って、そういう世界でずっと教育されてきたと思います。会社に入ったらもちろん同期と争って、そういうのが当たり前だと思っている奴がいっぱいいるんですよ。だから会社に反抗するという考えはまず無くて、そういう中で「そうじゃない」って話をするのはすごい難しいと思います。その辺をどう変えていったらいいのかと思います。確かに俺もそういう競争の中で生きてきたから、「主任になって助役になって出来るだけいい稼ぎをもらって俺はJRでやっていきたい」って言われたら、それを完全に否定は出来ないけれど、俺は「それは違うんじゃないの」「他の奴をけ落として出世して、そういうのおもしろいの」って言っていきたいですね。
 今年から、動労千葉の組合員として頑張りますのでよろしくお願いします。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
ページの先頭に
前のページに戻る