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211系車両の検査体制に関する団交報告(11/25)
2月以降、 41回も超過勤務!
千葉支社は、早急に要員増を行え!

来年3月時点で時間内に作業が終了しない場合、要員増を確認!

 11月25日、JR千葉支社において、211系車両の保全検査体制に関する団体交渉が行われた。
 211系車両の保全検査及び団交の経緯は次のとおり。
 211系車両は、高崎からの転配により06年10月から千葉支社管内で車両の運用が行われてきたが、当初から保全検査の要員数で問題があり、千葉支社との間で幾度も団体交渉が行われたきた。
 もともと高崎で行われていた211系の保全検査では、主任(検長)も含めて7名体制で行われていたにもかかわらず、千葉支社では「検査のやり方が違う」という理由で5名で保全検査を行わせてきた。
 しかし、幕張車両センターで実際に保全検査が始まってみると、時間内に検査が終了しないという事態が発生したのだ。
 今年2月の団体交渉で千葉支社は、動労千葉からの要員増要求に対して、「2月から作業工程表を新しくしたので、3ヶ月程度=5月頃まで様子を見てもらいたい」との回答を行なってきた。
 今年8月28日、千葉支社との団交があらためて行われたが、千葉支社からは、「時間内に終わっていたい」という回答を行うだけで、何ら具体的な回答が行われなかったことから、一旦団交を打ち切り、作業内容の把握等を行い、その後あらためて団交を行うこととし、11月25日の団交となった。

管理者が「 査定に響くぞ」 と恫喝して作業を強制!

 この日の団交で組合側からは、新たな作業工程表に基づく211系車両の保全検査の実体及び要員増を求めて団交が行われた。

組合 新作業工程表に基づく211系の保全検査の現状はどうなっているのか。
会社 新作業工程では、A担当のスイッチ整備等をB担当に、C担当の消耗品交換を臨検対応にした。これによりA担当から70分程度の作業時間を減らした。しかし、予想したほど時間が縮まっておらず、まだ時間内に終了していない。とくにA担当が他と比べて17時〜18時に終了する状況だ。
組合 新作業工程になってからの回数、時間内及び時間外の作業回数はどうなっているのか。
会社 2月18日から新作業工程表で行っている。保全検査の回数は43回。時間内の終了は2回。時間外は41回となっている。
組合 2回上がったいうが、若手の担当者は、「管理者から、『上げないと査定に響くぞ』と脅された」と言っている。強制して作業を行わせること自体問題だ。
会社 そのようなことはないと思うが・・・。調査する。

千葉支社−「恒常的に時間外作業が行われるのはよくない」

組合 現在、超過勤務を前提にした作業を行うことは認められていないが、日常的に超過勤務が発生するような作業は認められいないはずだ。会社としてどうするのか。
会社 恒常的に時間外作業が行われていることはよくないと考えている。
組合 運用開始から2年間も保全検査が時間内に上がっていないという状況が続いている。しかも新作業工程になって9ヶ月になるのに時間内に終了していない。257系特急車両のときにも超過勤務作業が続いたが、その時に千葉支社は、1年半で判断して1名増とした。211系についてもすでに判断する時期だ。千葉支社としてどうするのか具体的に回答しろ。
会社 千葉支社としては、A担当の作業で、人が変わると大幅に時間が違うこともあり、何か問題があるのかを追及したい。
組合 「何か」とはどういう意味だ。人によって作業時間が違うのは当たり前だ。それを個人の責任すること自体問題だ。新作業工程で41回も上がっていないという現実に対して千葉支社はどうするのか。この場で回答しろ。

運用からすでに2年!211系作業の要員増を!

会社 (しばらく相談の後)次期ダイ改(09年3月)まで様子を見てもらいたい。また、205系は211系とほとんど同じなので、京葉車両センターの205系保全検査の見学等も行っていきたい。
組合 来年春の段階で上がっていない場合は、その時点で要員増も含めて判断するということでいいのか。
会社 そのように考えている。

 以上のとおり、この日の団交では、211系の保全検査について、時間内に作業が終了していないという厳然たる事実や、平成採に対して管理者が「査定に響くぞ」と恫喝を行ってまで時間内に作業を終了させていた事実等を突きつけたことで、当面、来年3月まで様子を見ること、その時点で時間内に作業が終了していない場合は、要員増も含めて判断するとの回答を行わざるを得ないところまで追い詰めた。さらに闘いを強化しよう。千葉支社は、211系保全検査体制の要員増を行え!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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