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全組合員の総決起で、館山運転区−木更津支区の廃止を阻止しよう

全面的な基地統廃合攻撃

 JR東日本千葉支社は、今ある木更津支区内に「木更津運輸区」の新設とそれにともなう館山運転区、木更津支区の廃止を提案してきた。実施時期は来年3月のダイ改とし、要員関係については12月頃に提案するとしている。
この攻撃は全面的な基地統廃合攻撃の本格的な開始を意味している。木更津運輸区の新設だけでなく、この他にも京葉派出を廃止して西船橋に運輸区を、銚子運転区を廃止して佐倉、成田に運輸区を新設する。千葉運転区も千葉車掌区と統合して運輸区にしようとしている。分割・民営化から20年、まさに第2の分割・民営化攻撃が基地の統廃合として吹き荒れようとしている。この闘いは、今後3〜4年にわたる大組織攻防戦になる。

統廃合攻撃は組織攻防戦

 基地廃止という攻撃は、団結の拠点を潰すという攻撃であり、動労千葉の組織と団結をねらい撃ちにする攻撃としてある。われわれは、成田運転区廃止から勝浦運転区、佐倉機関区の廃止攻撃と闘い、組織の団結を守り抜き新たな拠点を作り上げてきた。そしてこの数年間はこうした攻撃が毎年のようにかけられようとしている。まさに動労千葉にとっても最大の組織攻防戦になろうとしている。
 今回の「木更津運輸区」新設攻撃は、館山運転区、木更津支区という動労千葉が過半数を占める職場を廃止対象とすることによって動労千葉の拠点職場を直撃する攻撃だと言うことがはっきりしている。基地統廃合攻撃を阻止するために全組合員の総決起をかちとろう。

ローカル線切り捨て攻撃

 今回の基地統廃合攻撃は、地方ローカル線のさらなる切り捨てと一体であるという意味でも重大な攻撃である。提案理由では「将来的な輸送体系の変化等を踏まえ、木更津運輸区を新設する」と記されている。そして提案時の会社の説明でも、君津以遠は乗客数が激減しているという事ばかりを協調している。将来の輸送体系の変化とは内房線や久留里線の列車本数の削減を意味している。
 館山運転区の廃止は、今後の列車削減を見すえて、一日に何本も列車が行かないようなところに基地を置くことは非効率だから廃止するということだ。
 運転保安の面からいっても問題だ。儲からないところに金はかけないという考えによって内房線は安全対策も放置され続けている。この上運転区廃止と列車本数の削減はどういう事態を引き起こすかは明らかだ。
 また地元にとっても昼間の特急がなくなることは深刻であり、70名からの職場がなくなること自体も大きな問題だ。より一層の過疎化の進行をもたらすものでしかない。

反対運動を全力で組織しよう

 館山運転区、木更津支区廃止絶対反対の闘いに起ちあがろう。
 本部は、8月9〜11日、周辺自治体等への要請行動を決定した。館山市、南房市、鋸南町、富津市を対象として市や観光協会に申し入れ行動を行う。8月下旬にも館山市との懇談会、そして9月には地域集会を開催する。
 館山支部、木更津支部を先頭に全組合員の総決起で館山運転区、木更津支区の廃止を阻止しよう。

館山周辺自治体等への要請行動
8月9〜11日 13時
館山支部組合事務所集合

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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