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銚子運転区出場遅延事故に関して千葉支社を追及
点呼時に変更を明確に指示しなかった管理者の責任だ!
事故責任の全てを運転士に転嫁する千葉支社の姿勢は絶対に許すことはできない!

 4月7日、銚子運転区において、3行路を担当する運転士が「出場遅延」を発生させたとして運転阻害事故として報告された。しかし実際には、当直助役が点呼時に行路の変更を的確に指示しなかったために発生した事故であり、事故の責任は全て管理者にあるといわなければならない。
 当日の経過は次のとおりだ。

運転士 4時55分から行路点呼を受ける。
当直助役 「3行路、430Mは、2番線へ着発線変更」の口頭通告を行う。
 ※携帯時刻表のケース内には、電報(CB213)が添付され、「2番線へ着発線変更」と記されていた。
運転士 「2番線へ変更」と復唱。
※この時点で当直助役からは、所定である「銚子駅4番線からの緑出区」作業の伝達は行われなかった。
運転士 行路点呼終了時、再度「2番線へ着発線変更」「変更事項1件」と変更事項の復唱を行う。
当直助役 押印し、点呼終了

 この後運転士は、点呼で通告された作業変更に従って乗務員詰所で待機していたが、実際には3行路の所定作業である緑出区が発生していたため担当運転士は急遽入換作業を行って銚子駅2番線に据え付けて定時に発車したものの、この影響で後続の326Mが3分延発したというものだ。

当直は伝えたとデタラメな回答

 今回の事象は、当直助役が行路点呼時に、「駅4番線からの緑出区後、所定3番線のところ2番に据え付け変更」と的確に指示すれば何ら問題は発生しなかったのだ。
 点呼時に「2番線に着発線変更」と通告され、しかも通常添付されない「電報」まで添付されて同様の内容が記載されていた。これは、「駅4番線からの緑出区」は無くなり、折返し列車が2番線に着線変更すとという内容になってしまう。そしてそれに伴って2番線からの発車となるので、担当運転士もそのように理解し、点呼時に復唱しているのだ。
 また、行路の内容が変更された場合、記事欄に記載された作業については復唱しないようになっており、担当運転士もそれにならって記事の内容を復唱しなかったのだ。
 こうした取り扱いは通常行われており、運転士が非難され、事故扱いになるようなものでは絶対にないのだ。
 この問題について動労千葉は、6月23日、千葉支社との団交を行った。
 団交において千葉支社は、銚子運転区の当直助役はキチンと説明した、運転士の単なるミスなどと全くのデタラメな回答を行ってきた。全ての責任を運転士に押しつけようとするものだ。
 しかも、この問題が発生した日は、幕張車両センターでの構内脱線事故が発生した翌日だ。管理者が危機感を持ち、安全を確保するために細心の注意を払い、的確に作業変更の通告を行えば、全く問題なかったのだ。
 千葉支社は、運転士への責任転嫁を止めろ!全ての責任を認めて謝罪しろ!

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日 時  7月20日 (木) 18時から
場 所  千葉市・DC会館 大会議室

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 日 時  7月29日 (土) 13時から
 場 所  千葉市・DC会館 大会議室
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