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5・20百万人署名運動全国集会開催される
憲法改悪阻止へ、新たな百万人署名の大運動を!

 5月20日、千代田区公会堂において、百万人署名運動主催による「9条を変えるな!署名運動で風をおこそう!5・20全国集会」が、各地から630名が結集し開催された。

憲法とは権力を規制するための法律!

 集会は、国会内外で共謀罪の強行採決に対する激しい攻防や教育基本法改悪阻止の闘いが高揚する中、参加者の熱気あふれる集会となった。
 集会は、二つの講演を中心に進められた。一つ目は永井憲一氏(法政大学名誉教授)の『いま、なぜ憲法改悪か』。講演では、そもそも憲法とは、国民が国のあり方を求め、人権を守るための政治を行わせ、政府を国民がチェックするための法律だ。憲法9条を改悪して「自衛軍」を保持するとしているが、これまでの戦争は全て「自衛」から始まっており、軍隊を持っていれば使いたくなるのは当たり前で、9条の目的は軍隊を持たないことを定めたものだ。10年に一度ずつ戦争を行ってきた歴史に学び、このようなことが再び行われないように、現在小泉政権が進めている戦争政策に反対し、行動を起こそうと訴えた。
 ふたつ目は、若桑みどり氏(千葉大名誉教授)の『戦争とジェンダー』。女性から見た現在の戦争政策について触れ、とくに小泉首相や石原都知事を含めた右翼集団が「男は男らしく、女は女らしく」を強調する背景には、「男は強く国を守り、女は弱く、男が守る」という、戦争をする考え方へすり替えられている現状を明らかにした。

来年参院選までに新たな百万人署名を!

 そして、主催者からの提起で、@憲法9条改悪反対の徹底的な闘いとして新たな百万人署名運動を本日を期して開始する、A当面の目標として、来年の参議院選挙までの1年間で百万人の署名を集めきる、B「憲法9条改悪反対」が来年の参院選の焦点になるように全国各地で集会・街宣、おしゃべり会等々、創意工夫をこらした取り組みを徹底的に行うと、改憲阻止への新たな方針が提起された。

第17回外登法・入管法と民族差別を撃つ全国研究交流集会

 5月7日、横浜市・鶴見会館において、「第17回外登法・入管法と民族差別を撃つ全国研究交流集会」が開催され、民族差別・排外主義と闘い、憲法改悪や戦争への道を阻止する共同闘争をつくりあげることが確認された。

16歳以上の入国者へ指紋提供の義務化

 集会では、イラク侵略戦争開始から3年が経過する中で、米軍再編による戦争の拡大が世界的に危機感をもたらしていること、小泉政権は「テロ対策」を口実にして差別と排外主義を煽っており、とくに入管法の改悪では、日本に入国する16歳以上の外国人から個人識別情報として指紋などの提供を義務付け、しかも永久に保有するとんでもない方針を掲げており、これは00年に全廃された指紋制度を再び復活させようとするものであることが指摘された。
 そして、最大の問題となっている憲法9条の廃止は、「自衛軍」を設け再びアジアへの侵略戦争を行おうとするもので、国民投票法案は在日外国人も含めて外国人を投票法運動から排除する内容となっていることが訴えられた。
 また教育基本法改悪は、「愛国心」を強制し、アジア侵略の歴史を覆い隠すなど、戦争を美化する教育を行うもので、絶対に阻止しなければならないこと、こうした事態は、法の下の平等をうたった憲法違反であり、思想・信条を侵害し、在日外国人の政治的自由・権利をはく奪する以外の何ものでもないことが訴えられるなど、全国研究交流集会は、戦争に向かう小泉政権と闘う共同闘争の飛躍を誓う重要な集会となった。

幕張構内事故への不当処分を許すな!
6・1動労千葉総決起集会へ!
日時  6月1日 (木) 18時から
場所  千葉市・DC会館 大会議室
教育基本法の改悪をとめよう!
6・2全国集会&国会デモに結集を!
日  時 6月2日 (金)18時から
場  所 日比谷野外音楽堂(地下鉄霞ヶ関駅)
呼びかけ 大内裕和氏(松山大),小森陽一氏(東大)
     高橋哲也氏(東大),三宅晶子氏(千葉大)
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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