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シニア制度差別(第5次申立)事件第3回審問(12/19)
千葉転支部・五十嵐和夫さんが証言
34年間、必死になって安全を守ってきた労働者に対する差別を絶対に許さない!

シニア制度差別の当該を代表して証言した五十嵐さん

 12月19日、15時から、千葉県労働委員会において、「シニア制度差別(第5次申立)事件」の第3回審問が行われ、組合側証人として差別・排除された当該を代表して千葉運転区の五十嵐和夫さんが証言を行った。

法を無視するJRに安全は守れない

 組合側代理人による主尋問では、来年1月末をもって定年退職することになっているが、年金だけでは生活を維持するには厳しいこと、これまで車両整備等で働いている組合員の姿を見て定年後も働こうと考えていたことを明らかにした。
 そして次に、昨年4月に行われたシニア制度に関する千葉運転区・行方区長との面談でのやり取りについて証言を行った。面談の中で組合所属の確認が行われ「動労千葉に所属している」と回答すると、協定を締結していないから制度の適用がない旨の回答が行われたこと、しかし実際には、現場の管理者は誰がどこの組合に所属しているかを全て把握していること、それにもかかわらずこのような面談を行うこと自体アリバイ的であり、動労千葉を脱退しろとそそのかしている以外のなにものでもないとことを証言し、面談そのものの不当性を訴えた。
 さらに、今年5月頃、中労委すでにで審理が進められていた第3次・4次申立事件の中で、今年退職を迎える者に関して救済ができないかとの中労委側の強い要請による和解交渉が行われたにもかかわらず、JRが一切応じなかったことについて明らかにし、さらに現在のJRの姿勢について、鉄道会社として安全を守るには法律を守ることは当たり前であって、法すら守らない会社では安全を守ることはできないと厳しく糾弾した。
 そして最後に、40年間の鉄道生活の中で34年間運転士として安全を守るために必死に乗務してきたにもかかわらず、なぜこのような差別を受けなければならないのか、このような差別を行うJRの姿勢に対する押さえることのできない怒りを覚えること、そしてJRの姿勢を改めさせるためにも早急に救済命令が出されるように要望し、証言を終了した。本件は、以上をもって結審した。
 JR東日本は「シニア制度」導入時、就業規則化できない等と主張していたが、高齢者雇用安定法の改正に伴い今年8月の就業規則改正時には「再雇用機会提供制度」の項目を盛りむなど、当初の主張そのものが破綻していることは事実だ。
 JR東日本は、組合差別を直ちに止めろ!不当労働行為撤廃へ闘いぬこう!

千葉転支部第29回支部定期大会
千葉転支部乗務員分科定期総会開催
山口世修新支部長体制を確立

 12月6日、DC会館において、第29回千葉運転区支部定期大会及び、千葉運転区支部乗務員分科定期総会が開催され、安全運転行動の強化、そして組織拡大に向けて闘いぬく方針が確立された。
 大会は、議長に五十嵐和夫さんを選出して議事が進められた。冒頭、椿支部長から、安全運転行動を貫徹した1年間の闘いの労をねぎらうとともに、組織拡大に向けて支部一丸となって闘おうと訴えた。
 次に支部乗務員分科会を代表して征矢会長から、無理なスジが引かれる中で、命を守るために頑張ろうとのあいさつが行われた。
 本部を代表して田中委員長からのあいさつが行われた後、支部及び分科会執行部から方針案が提起され、質疑応答にうつった。
  質疑では、
●停止目標が乱立し危険であることから統一させること、
●西日本の制限違反に関して、東日本の対応は、
●九重の速度照査の問題について、
●千葉駅統合詰所の問題について、
●DLの要員要請問題について、等々の意見が続出する
など、活発質疑が行われた。
 役員の選出では、新支部長に山口世修君を選出し、06年を運転保安確立、組織拡大に全力をあげる体制を確立した。
 最後に、山口新支部長の音頭で団結ガンバロー三唱を行い、千葉転支部大会及び乗務員分科総会は成功裡に終了した。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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