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動労総連合第20回定期全国大会を開催
運転保安確立−組織拡大へ組織の総力をあげて闘う!

12月4日〜5日、DC会館において、第20回動労総連合定期全国大会が開催された

 動労総連合は12月4日〜5日、千葉市・DC会館において、「第20回動労総連合定期全国大会」を開催し、尼崎事故に対する安全運転闘争と11・6集会が切りひらいた大きな地平を確認するとともに、9・11総選挙による小泉・奥田体制と対決し、組織の総力をあげて06年を闘いぬく方針を満場一致で決定した。

20回記念大会−動労総連合の闘いに確信

 第20回の記念大会は、「20年間の闘いの中でどう闘ってきたのかを確認し、動労総連合の闘いに確信を持とう」との国分副委員長の開会あいさつから始まった。議長には石川代議員(千葉)を選出して議事が進められた。
 冒頭、君塚中央労働委員長からあいさつが行われた(要旨別掲)。
 その後経過報告、04年度決算報告、05年度方針案、予算案が執行部から提起された後、一括して質疑が行われた。

第20回大会で出された主な意見
◆尼崎事故に関する「慰霊碑」のカンパが行われたが、会社は「有志でやっている。会社は関知していない」と逃げている。また、尼崎事故の「慰霊碑」問題でマスコミが「全組合が取り組んでいる」と報道したことに対し抗議したところ、謝罪し逆に取材にきた。
◆職場では、「106名」に対する黙祷が強制されるなど、全ての責任を運転士に押しつけようとしている。
◆西日本の新賃金制度に対する闘いとして他労組も含めてアンケートを行ない、組織化を行ってきた。(西日本)
◆運転士登用差別問題について全力で闘っていきたい。国労が昇進差別問題で和解したというが、どのような状況になっているのか。(水戸)
◆年末手当で日貨労はその場で妥結した。日貨労を解体しなければ問題は解決しない。
◆千葉転の「携帯解雇」問題で東労組が終結宣言を出した。東労組が、労働者の解雇問題を闘わない組合であることがよりはっきりした。日刊等で暴露してもらいたい。
◆257系特急車両が昨年10月から導入されたが、5両3名では未だに仕事が終わらず、毎月15時間くらい超勤になっている。要員をつけるべきだ。(千葉)
◆12月ダイ改交渉の中で、電柱等の劣化を指摘してきた。鉄筋むき出しの電柱が相当数発見されており、大きな問題になっている。(高崎)

前人未踏の課題=組織拡大を実現しよう

 2日目の議事開始前には、訪韓ビデオの上映を行い、これまでに動労総連合が切りひらいてきた大きな地平を確認した。
 全ての議事終了後、スト権批准投票が100%で確立された。そして、「一人ひとりが活動家となり、動労総連合の未来をかけて組織拡大闘争と国際連帯闘争に総決起する。われわれは、国家をあげた攻撃と真正面から対決して団結を守り、組織を拡大するという、日本労働運動が実現できていない前人未踏の課題に挑戦し、実現するために全力で闘う」との力みなぎる大会宣言を採択した後、組合歌合唱、君塚執行委員長の団結ガンバローで大会は成功裡に終了した。
 結成20周年を迎える06年を勝利の年にするために、JR総連解体ー組織拡大へ全力で闘おう。

動労総連合結成から20年、闘いの成果が出てきた
中央執行委員長 君塚正治

 来年は動労総連合結成から20周年を迎える。この20年間にわたる動労総連合の闘いの中で、着実に成果も出てきている。
 4月25日に発生した尼崎事故は、国鉄分割・民営化の問題であると同時に、労働組合の問題でもあった。動労千葉の安全運転行動は、分割・民営化により安全が切り捨てられる中で、会社側の矛盾を突く中で勝利をおさめた。さらに運転保安確立へ闘いを前進させなければならない。
 鉄建公団訴訟の9・15判決は、「不当労働行為があった」としながらも「解雇を有効」とし、さらに停職処分者は完全に対象から外す、動労千葉排除を狙った反動判決であり、絶対に許せない。
 小泉−奥田による大民営化と労組破壊、戦争攻撃が激しくなっている。マンション強度検査疑惑は規制緩和−民営化の典型だ。
 動労総連合の基本である職場での闘いを貫く核心は、組織拡大だ。06年を組織拡大の年にすべく、全力で奮闘しよう。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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