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いすみ支部第18回定期大会報告(12/16)
いすみ鉄道のダイヤ削減を阻止し、地域に密着した鉄道として存続させるために団結して闘う!

 12月16日、いすみ支部第18回定期大会が、大多喜町「あすなろ」において開催された。
 大会の冒頭、照岡支部長は、「私事で3ヶ月も休んで組合員の皆さんにご迷惑をおかけした」と元気にあいさつを行った上で、「会社側(いすみ鉄道)が乗客の減少と赤字を理由に列車の削減とそれに合わせた要員削減を提案する中、支部として交渉を申し入れたが、会社側は、動労千葉単独ではできないとの難色を示すなど不当な対応に出てきた。これに対して動労千葉申8号をもって正式に申し入れ、初めて団体交渉をかちとった。支部としては、組合員の労働条件と地域住民の足を守るために削減無理なに反対してきたが、会社側は、県・町の圧力により今年4月ダイ改での削減を強行した。これ以上の列車削減を許さず、いすみ鉄道廃線阻止の闘いを強化しよう」と力強く訴えた。
 続いて、本部・田中委員長、長田書記長のあいさつを受けて議事が進められ、経過報告、会計報告、04年度方針案、予算案が提起された後、質疑応答が行われた。
 質疑では、
◎206行路で大多喜から中野まで延長運転を行ったため食事時間が取れず、列車内で食事を摂るしかなくなった ◎ダイ改で無理な分割・併合が増えて遅れが恒常的に発生している
◎台風等の災害が発生しやすい時にJRが止まっている時にいすみ鉄道だけ運転しているのは非常に危険だ
◎いすみ鉄道存続に向けて団結して頑張ろう等の活発な意見が出された。
 方針案を採択の後、04年度新役員を選出し、最後に照岡支部長の団結ガンバロー三唱でいすみ支部第18回定期大会は成功裡に終了した。

不当家宅捜索国賠請求公判(12/20)
千葉県警、神奈川県警による日常的な組合監視攻撃こそ違法だ
田中委員長が不当家宅捜索の違法性と損害を証言

 12月20日、14時から、千葉地裁501号法廷において、97年12月、98年3月及び10月の千葉県警及び神奈川県警による動力車会館に対する不当家宅捜索に対する国家賠償請求事件の証人尋問が行われ、組合を代表して田中委員長が証言を行った。

大失業と戦争の時代を闘いぬく労働運動を

 組合側代理人による主尋問では、動労千葉結成の経緯から組合活動の基本等について証言し、とくに運転保安闘争を基本にして労働者の労働条件向上を目指すこと等、極当たり前の労働組合であること、とくに今年秋のプロ野球選手会のストに関して週刊誌からの取材を受けるなど、社会的にも認められていること等を証言した。
 そして、本件家宅捜索に関して、千葉県や神奈川県が、動力車会館へ出入りする者の監視を行っていることについて、労働組合に対してこうした監視攻撃が公然と行われている事態に対して怒りを覚えるとの力強い証言を行った。また、97年12月の家宅捜索にはTVカメラを携えたマスコミまで動員し、動力車会館への家宅捜索の状況を放送させ社会的にフレームアップしようとする意図的なことまで行われたことを明らかにした。
 さらに、97年12月の家宅捜索では電話の制限を受けたり、物販の納品書を撮影しようとする不当な捜索が行われ、98年3月の家宅捜索では機動隊のバスを会館に横付けしてエンジンカッターで扉を破壊するという行為を行ったり、98年10月の家宅捜索では中野委員長(当時)による千葉地裁での別件の証言時間に間に合わないなどの重大な損害が発生したこと、さらに毎年行っている3組合による11月集会の直前に行われるなど、極めて政治的な不当家宅捜索であり、絶対に許すことはできないことなどを証言した。
 千葉県及び神奈川県の反対尋問では、本件被疑事実となっているゲリラ事件との関連については一言も触れることができないという状況であった。
 本件は、田中委員長の証言をもって終結し、来年3月28日に判決日が指定された。
 大失業と戦争の時代に本格的に突入する中で、戦争に反対し、労働者の権利を守りぬくために闘う労働組合に対する権力名不当な弾圧を許さず、本件裁判の勝利をかちとろう。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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