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JRは組合差別をやめろ!
シニア―外注化攻撃粉砕!

労働委員会闘争に結集しよう

 9月7日には、千葉県地方労働委員会において「シニア制度」差別地労委(第4次申立)第一回審問が、9月8日には中央労働委員会において「幕張配転差別事件」の第一回審問がそれぞれ行われる。

勝利命令を勝ちとってきたシニア地労委

 「シニア制度」差別事件は、JR東日本が検修・構内業務の外注化と一体となり、年金制度の改悪を利用し、再雇用という切実な問題を人質にとって労働条件や労働組合の団結を破壊する許し難い攻撃である。シニア制度対象者がこんな制度は許せないと動労千葉に団結し、今まで第一次から第三次申立を行い、16名の仲間が闘いに立ちあがってきた。こうした闘いの結果、千葉地労委において「再雇用の機会を提供しなければならないという組合側全面勝利の救済命令を勝ちとってきた。
 しかし、JR東日本は、不当にもこの命令を全く履行せず、命令の取り消しを求めて中央労働委員会に再審査を申し立てている。今回の第4次申立は、1944年生まれの組合員に対する「シニア制度」の再雇用機会提供制度への適用を拒否することが不当労働行為であるとして、本年5月に千葉県地方労働委員会に対して、第4次の申立を行ったものである。
 今回の第1回審問では、組合側証人として田中委員長及び、シニア制度適用を拒否された当該の滝口さんに対する組合側主尋問が行われる。
 シニア制度粉砕の闘いは、現場での外注化阻止の闘いと相まって労働委員会における勝利命令をかちとる中で構内・検修業務の外注化阻止の力となってきた。第4次「シニア制度」差別事件の勝利命令獲得へ闘いを強化しよう。千葉県地方労働委員会へ全力で結集しよう。

中労委で「幕張配転差別事件」の勝利命令を

 幕張配転差別事件は、2001年12月JR千葉支社が繁沢副委員長、長田組織部長(当時)に対して行った強制配転が検修・構内業務の全面的な外注化を強行するために焦点となる幕張支部を破壊する事を目的とした露骨な組織破壊攻撃であり、支配介入であるとして2002年4月に千葉地労委に対して不当労働行為救済を申し立てたものである。
 この申し立てに対して、千葉地労委は本年1月13日、組合側の救済申立を「棄却する」との反動命令を交付してきた。この反動命令は、会社側が異動にあたって必要な「理由」を揃えれば何ら問題にならないという極めて不当な命令であり、また、現場における労働運動の本質を全く無視したものである。
 今回の審問では、田中委員長及び、山田幕張支部長に対する組合側主尋問、会社側反対尋問が行われる予定となっている。
 審問では、田中委員長からは、JR東日本との紛争の実態、本件案件に係わる検修合理化及びシニア制度等をめぐる状況について、配転をめぐる団交の経過、本件以降の状況等について証言する予定となっている。山田支部長は、現場における本部役員の位置づけ、活動内容、本件強制配転による影響等を具体的に証言する予定となっている。中労委での勝利命令獲得へ全力で闘おう
 「シニア制度」と「幕張配転差別事件」の闘いは、職場での闘いと共に構内・検修業務の外注化を阻止する重大な闘いであり、メンテナンス近代化(V期)攻撃を阻止する闘いである。二つの労働委員会へ多くの傍聴動員で参加し、勝利命令をかちとろう。

「シニア制度」差別地労委(第4次申し立て)
日時 2004年9月7日(火)10:00〜
場所 千葉県地労委
集合 千葉県地労委労働者側控室 9:45

「幕張配転差別事件」中労委
日時 2004年9月8日(水)13:30〜17:00
場所 中央労働委員会

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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