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大三次申し立てシニア地労委闘争に起とう!

JRの全面外注化攻撃を押し返し続ける「シニア制度」地労委への第三次申し立て9名の決起

 JR東日本の第二の分割・民営化攻撃、「ニューフロンティア21の基点をなす全面外注化−「シニア制度」との闘いは、職場生産点からの決起と、何よりも当該の組合員の不屈の決意によって、この間、「シニア制度」地労委での第一次申し立てを行なった浅野さん、三平さん、羽鳥さん、そして第二次申し立ての斎藤さん、伊藤さん、後藤さん、前田さんの計七名については、昨年七月、「再雇用の機会を授供しなければならない」との組合側全面勝利の救済命令を勝ちとったことは記憶に新しい。
 今回、第三次申し立てとして、岡崎さん、須田さん、宇井さん、木村さん、秋葉さん、佐久間さん、内藤さん、小沢さん、鹿島さんが、「こんな制度は許せない」という怒りをたぎらせ、労働委員会闘争に決起した。この九名を守り抜き、「シニア制度」の撤廃−全面外注化攻撃の阻止へ向けて継続した闘いを強化していかなければならない。
 年金の支給開始年令の段階的引き上げにともなう、高齢者雇用対策について、七月一五日、厚生労働省の、その報告書の原案が明らかになっている。その中では、収入の空白期間が生まれないよう定年延長が提言され、それによらない場合においても、希望者の全員を再雇用する制度の整備が明記されている。この原案にそった内容の法案が来年の国会に上程されるスケジュールとなっている。これは〇四年の「年金改革」に合わせたものであり、急ピッチで進まざるを得ないものだ。
 JR東日本の「シニア制度」のような悪辣極まりない制度など断固粉砕されなければならない。一方で輸送業務の根幹にかかわる部分まで全面的に外注化を強行し、それをシニアに置き換え、何よりも労働者の切実な生活設計そのものに手をつけ、組織破壊攻撃として迫るというやり方、こうした年金制度の変更を逆手にとったやり方の中に、現在のJRの真実の姿が見えてくる。

九名の仲間を守り抜き闘おう!

 怒りを燃やし、「シニア制度」を粉砕するために、地労委闘争に結集しよう。報道にもあるとおり法制化については予断を許さないが、〇四年を前後したこの数年間の頑張り如何こそが決定的に重要なものだ。職場からの外注化阻止闘争と結合させ、さらなる闘いを展開しよう。何よりも九名の仲間を守り抜く闘いに起とう。

第一次・第二次の勝利命令に続く再雇用差別の実態を白日の下に明らかにし、全面外注化攻撃を阻止するために結集しよう。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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