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勝浦市議選勝利につづけ

組織内候補第二弾御宿町議選(9月)

もう一度見直そう!1市5町合併

・・・町の未来に悔いを残さないために−

 4月に行われた勝浦市議選に続き、9月には御宿町議の改選が行われます。この町議選は水野勝浦市議同様三期目を迎える中村候補にとっても、さらに最大の焦点である1市5町の合併問題を控える町民にとっても重要な選挙になることは間違いありません。
 本部は、1047名争議団の一員として最後まで闘い続ける中村候補の必勝に向けて再度、鴨川・いすみ両支部と外房地域協議会の組合員を中心とした奮闘と全支部の組合員の御宿の地への結集を呼びかけます。

(1) これで本当に「対等合併」か?  御宿町はカヤの外

 1市5町の合併協議会は、すでに6回の協議会が開催され、4つの小委員会(新市の名称、事務所の位置など)による審議も進められています。先般各家庭に「新市の名称を募集します」として、新市名称募集はがきが送付されてきました。しかし、懸賞金をつけて応募を促進させることによってあたかも合併が決まったかのような雰囲気に住民を導くような扱いに反発も生まれています。
 また、新市の事務所(市役所)の位置および機能についても、大原町選出の委員から大原町役場が夷隅郡の中心にあり適当という意見が出され、夷隅・岬・大多喜町選出の委員はこれに賛成し、対して勝浦選出の委員は勝浦市役所が新しく、機能的にも充実しているので適当との見解を展開しました。この合併推進派連合(大原・夷隅・岬・大多喜)対勝浦という構図の中で、御宿は完全にカヤの外と化しています。
 そもそもこの新市における行政については、合併協議会が発足する以前から自民党実力者によって4町(推進派連合)を中心とする素案がつくられ、まことしやかに吹聴されるなど、住民をまったく無視したうさんくさいうわさがはびこっていたのも事実です。

(2) のしかかるのは借金と増税、リストラ!

 そもそも国が市町村合併を推進する最大の理由は、国家財政の危機的状況により国が地方自治体の面倒を見られなくなったということです。これは国家による地方自治体の切り捨て、まさしくリストラであります。リストラされた地方自治体は、その付けを自治体労働者や住民に押し付けることは火を見るより明らかです。
 そして、合併特例債の発行により自治体は以前にも増して負債を抱え、さらに地方交付金は削減される、そのつけは必然的に増税となって住民を襲うのです。

(3) 1市5町の合併しか選択肢はないのか

 現在協議が行われている1市5町の枠組みは、決してこの地域の住民の意思によって組まれたものではありません。この枠組みにおける1市5町においても、自然あふれるこの地域の特長を生かした独自の方策で、今までそれぞれに行政を運営してきました。太平洋に面した海岸地域では、海を中心とした漁業、観光を重点に、また山間部は山の幸と農業でその名を轟かせてきました。それにより各市町の名称は独自の地位を築き、いまやひとつのブランドと化している状況なのです。
 このことを考えるならば、国家の悪政の付けを背負うために1市5町の合併により現在の慣れ親しんだ各市町の名称がなくなることに相当の抵抗を感じているところです。
 仮に合併するのであるならば、現在の1市5町の枠組みにとらわれず、各自治体の特徴と実情にあった新たな枠組みを住民ともども模索しながら考えていくのもひとつの方法ではないでしょうか。

(4)合併の是非は住民投票で!

 この1市5町の合併は、規定上各市町の議会で可決されれば成立します。しかし、議会を構成する議員が選挙で選出されたといえども、選挙の争点が合併問題だけに置かれるとは考えられず、その選挙で選出された議員の意思だけで住民の意思が反映されたとは到底言えません。しかも、選挙の時点で住民が合併の是非を判断する材料をどれほど持ち合わせているでしょうか。また、最近、住民説明会が開催されていますが、この説明会の主旨は住民に合併の必要性を理解させ、賛成してもらうための説明会です。
 そう考えればこの1市5町の合併問題は、そこに生活する住民の意思を最大限に尊重すべく、資料として合併のメリット、デメリットをすべて公開し、住民投票で是非を決めるべきではないでしょうか。
 来る御宿町議選において、中村候補はこの1市5町の合併問題を御宿町の将来にかかわる最重要課題と捉え、再度の住民投票の実施に向けて全力で闘います。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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