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めざせ春闘の復権!

ベア・ゼロ粉砕大幅賃上げ獲得へ!

賃下げ攻撃打破へ向け全労働者は03春闘に総決起しよう!

 〇三春聞をめぐる情勢は、三月一二日の集中回答日を中心に、鉄鋼・電機などの主要大手基幹産業など、ベア・ゼロ強行・容認、一旦は〇三年度について現行の賃金体系維持が報道された。しかしながら、直ぐさまこの主要産業では定期昇給の見直しだけでなく、実際、定昇削減が次々と強行されようとしている。

何の手形にもならなかった賃金体系椎持回答!

 一例をあげても、富士通ではこの四月から一般社員の定期昇給相当分の賃金削減の方針を一四日に発表(春闘回答では前年みの定昇引き上げ(三〇才モデル賃金」を回答していた)。
 最大手の日立は、〇四年四月からの定昇圧縮合意を前提にして今春闘での賃金体系維持を表明。しかしこの 「賃金体系の維持」とはまさしく何の手形にもならないことは明々白々、定昇削減の道筋を大きぐひらいてしまったものだ。富士通労組などは定昇圧縮による実質貸下げを逆提案するなど、「賃下げ春闘」の流れをつくったとさえ報道されている。

春闘終焉、全ての労働者を不安定雇用化する資本攻撃を許すな

 こうした〇三春聞情勢を規定したものは、全労働者への宣戦布告とも言うべき、日本経団連による「経営労働政策委員会報告」にあからさまな形で宣言されている。ここには「春闘の終駕」、「賃上げ論外」、「春闘から『春討』へ」などと称して、「〇三春聞で討議すべきは定期昇給の見直しだ」とまで列記されていた。
 まったくこの宣言通りの〇三春聞とその後の交渉経過だ。「定期昇給の見直し」論議などが開始されたとたんに定昇圧縮という名の賃金切り下げ攻撃が激化している。つまり定期昇給の見直しというところに踏みこんだとたん永久に賃上げは忘却の彼方へと去り賃下げの山風の中に叩きこまれた。その原案に記入されていた、「貸金水準を発展途上国なみに引き下げる」攻撃が本格的に動きだしたと見なければならない。その一方では雇用についても、「不良債権処理が本格化すれば失業が増大し雇用情勢は一層深刻の度を増す」とまでし、膨大な失業者が出ることは前提であり、賃下げも首切りも両方をやって企業だけが生き延びるということを宣言していた通りの結果を現在示している。

東日本・貨物のベア・ゼロ攻撃粉砕!賃下げ春闘を根底からくつがえそう!

 JRにおいてもこうした一連の資本攻撃−貸下げ攻撃が開始されている。すでにJR貨物では分割・民営化の翌年から夏季・年末手当ての格差が導入きれ、この二年間はベア・ゼロが強行された。貨物で働く労働者の貸金は年々再々格差に継ぐ格差を強制されてきたのだ。そこにべア・ゼロが強行され、さらには定期昇給制度の見直しにまで拍車がかからんとしている。「ニューチャレンジ21」が言うところの賃金制度の見直しとはそういうことだ。乗務員手当てや諸手当ての切り下げ攻撃など断じて許せるものではない。貨物の労働者の生きる権利を奪いさろうとしている攻撃に断を下さなければならない。
 東日本では昨年堅調な純利益を計上しながら、ベア・ゼロが強行された。これは今後の貸金決定ということに関して決定的な分水嶺となった。まさしくJR版大失業攻撃の開始だ。終身雇用制の解体をめざした資本攻撃のJR版だ。労働者を弱肉強食の世界へと叩きこむ先駆けだ。東日本においても賃下げ攻撃が本格的に導入されるサインが示されたのだ。このような資本攻撃など断固として阻止していかなければならない。

春闘それは労働者の生活と権利を守る闘い

 われわれは〇三春聞を大幅貸上げ獲得を闘いの第一級の課題としてスローガンに掲げた。大失業攻撃の中で、基幹産業の労組が貸下げ容認を論議するまでに堕落している中で、これこそが労働運動であることを指し示している。「春闘の終焉」−貸下げに対して、われわれの賃上げ要求を掲げた聞いの鮮明さを見よ!労働者の生活と権利をかけて聞いに起ちあがろう!労働運動の真価をかけて春闘の復権をめざした闘いに起ちあがろうではないか!
 貨物ベア・ゼロ、東日本ベア・ゼロの打破に向けて総力をあげた聞いに起とう!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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