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深夜23時まで怒りの団交!

習志野電車区廃止許すな!03春闘ストへ

 「ニューフロンティア21」の柱をなす攻撃として、検修・構内業務の外注化があります。すでに、千葉支社以外ではこの外注化が始まっているなか、動労千葉は02春闘の過程を始めとした闘いの継続により、外注化攻撃を阻止してきました。しかし攻撃は、外注化にとどまらず、検修基地の全面的な統廃合という新たな段階に行き着こうとしています。

習志野電車区廃止攻撃の実態

 習志野電車区廃止問題は、今になって降って湧きだしたものではありません。相当前からたび重なる合理化攻撃の渦中でくすぶり続けていた問題です。しかし今回は、現実性をおびた攻撃として現われてきました。習志野電車区では、昨年段階から区長自ら点呼という公の場で廃止問題をほのめかすようになり、そしてついに3月4日には、東日本本社で「車両メンテナンス近代化第V期」計画を提示し、具体的に「習志野電車区の電留線化」=廃止を打ちだしてきました。この計画には実施時期をH15年度と明記してあります。
 またこの計画には、以前からわれわれが指摘していたとおり、武蔵野線車両の検修業務の京葉電車区への集約(H15年度)や、総武快速線217系車両の幕張電車区から鎌倉総合車両所への移管(H17年度)などが提示されています。

団交で支社を追及!

 3月14日、この間職場で問題となっている新系列車両の車軸からの発煙という
原因不明の故障や、区所による車軸交換の問題点等とあわせて検修基地の将来展望について団体交渉(申第9号)を行なってきました。
 この団交で千葉支社は、習志野電車区の廃止が計画としてあることは認めつつも、現段階では具体的な内容が煮つまっていない現状で回答できないと、誠意ある回答は示しませんでした。
 しかしこの間の合理化攻撃に見られるように、具体的に提案される段階では、東労組による提案即妥結という裏切りにより、一方的に計画が強行されるというのが現実です。
 この千葉支社の不誠実な対応に対して、団交に参加していた現場の組合員から怒りの声が噴出し、腹のすくのも忘れ、団交は深夜23時まで及びました。
 今後もさらに職場を守る闘いを強化し、業務の問題点を集約するなかで、何度でも申し入れを行い、支社を追及していかなければなりません。

春闘ストで打ち砕こう

 本社がだした基地統廃合構想は、新系列電車における新保全体系合理化によって、業務と人員の削減を図り、検修基地を「一線区一区所」に集約するというものです。この計画は、メンテナンスフリー化を進めた新系列電車の信頼性、安全性の確立が絶対条件です。しかし現在の状況は、原因不明の故障が多発したり、機器においても強度不足や、未加工ボルトが取り付けられている等の製造ミスが次々とあらわになっているのが現状で、さらに不具合の発生で、メーカーによる機器の改修工事やソフトの変更等が頻繁に行なわれています。
 このような状況に見るならば、会社が言う安全・安定輸送を図る上で、新系列車両の信頼性が確立されたというにはほど遠く、始めから経費節減を大前提とした基地統廃合は、安全の一層の危機、輸送混乱の増加と回復の遅れ招く等、計り知れない弊害をもたらす方策であると言わざるをえません。
 ここでわれわれにかけられた課題は、無謀な基地統廃合攻撃を封じ込める闘いと、外注化阻止、新保全体系合理化粉砕の闘いを結合させ、03春闘決戦ストに起ちあがることです。再度検修合理化問題を焦点化し、第一ラウンドでの勝利の地平をさらに飛躍させ、外注化阻止、習志野電車区廃止−組織破壊攻撃粉砕に向けて第二ラウンドの闘いを強固に構築しなければなりません。
 労働組合が抵抗しなければ、この攻撃は検修職場そのものの切り捨て、職場丸ごとの外注化、働く者の転籍や賃下げという所まで行き着きかねない攻撃です。

平成採の諸君、ともに闘おう!

 そして何よりもこの闘いの過程で、すべての課題の根底にあるJR総連・革マルと会社の結託体制粉砕に向けて平成採に訴えかけ、組織拡大をはかり、労働者の明るい未来のために03春闘勝利に向けて組合員一丸となって羽ばたこう!
 平成採の諸君、ともに闘おう!

▼スト破りはやめろ!  
▼休日呼び出しは拒否しよう!
▼自らの未来は自らの手で
▼ともに3/27〜30ストライキを闘いぬこう!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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