2003年弁護団総会を開催(1/10)
全ての裁判・労働委員会闘争の勝利に向け、
動労千葉と弁護団が一体となって闘いぬく
動労千葉は、一月一〇日、DC会館において、二〇〇三年動労千葉弁護団総会を開催し、一〇四七名闘争に対する国家的不当労働行為の典型として行なわれた「四党合意」を崩壊・消滅に追い込んだ闘いの成果を確認するとともに、二〇〇三年を全ての労働委員会・裁判闘争勝利に向けた年にするために、動労千葉と弁護団が一体となって闘いぬくことを確認した。
国労臨大弾圧を粉砕しよう!
弁護団総会は、最初に葉山弁護団長があいさつに立ち、「昨年の四党合意粉砕の闘いを引継ぎ、国労五・二七臨大弾圧に対する大運動を巻きおこし、一〇四七名闘争勝利をかちとろう」と、動労千葉弁護団の一層の奮闘を力強く訴えた。
続いて田中委員長から、国鉄闘争や〇三春闘をめぐる情勢、そして春闘過程にいたる動労千葉の闘いの方針について基調提起を行なった。とくに、昨年一年間の闘いの中で検修・構内業務の外注化を阻止し、組織破壊を封じ込める中で、これまでにない団結をうち固めることができたこと、何よりも二年半の闘いの中で「四党合意」を粉砕し、一〇四七名陣形を確立したことの意義などについて報告し、当面、〇三春闘勝利―一〇四七名闘争勝利に向けて全力で闘いぬくこと、この闘いと結合して裁判・労働委員会闘争の強化をはかることを訴えた。
〇三年を勝利の年にしよう!
動労千葉が闘っている裁判・労働委員会について担当弁護士からの報告が行なわれた後に討論が行なわれた。
討論の中では、「四党合意」が崩壊・消滅するという中で、その反動として一〇四七名当該も含めた大弾圧が行なわれるという事態に対して、これとの闘いなしに一〇四七名闘争の真の勝利はありえないことが確認され、大運動を巻きおこして弾圧を粉砕することが確認された。また、昨年秋の全動労に対する東京高裁判決と動労千葉の「不採用行政訴訟」の関係について今後さらに深めて主張を展開することとした。「シニア制度差別事件」では、昨年の勝利命令の重要性を確認したうえで、JR東日本が命令を履行しないことの不当性の問題 、中労委に係争中の「予科生運転士登用差別事件」などをはじめとした各事件について未だに救済命令が発せられていないことへの対応をどうするのか、また「不当家宅捜索国賠事件」の中で年間を通して警察権力が動労千葉を監視していることが明らかになっており、これに対する対応等々について討論が行なわれ、〇三年を全ての裁判・労働委員会闘争勝利の年にするために動労千葉と弁護団が一体となって闘いぬくことを確認し、二〇〇三年弁護団総会は成功裡に終了した。
反対同盟2003年団結旗開き開催(1/12)
「三里塚闘争37年に学び闘いぬく」
中村書記長が連帯の挨拶をおこなう
三里塚反対同盟は、1月12日午前中の敷地内デモに引き続き、午後から芝山において団結旗開きを開催した。
旗開きは、伊藤さんの司会で始まり、冒頭北原事務局長は、「三里塚は、二〇〇二年激動の中を闘いぬいた。暫定滑走路4月供用開始に対して、廃港へという決意で一丸となって闘った。 有事三法が継続審議となっている。二〇〇三年に強行採決しようとしている。成田空港は有事になれば米軍、自衛隊が配備される。三里塚は日本の将来を決定する位置にある。三里塚が勝てば日本は変わる。全国の皆さんと一緒に成田空港廃港へ。日本の未来について語り合おう」と訴えた。
その後乾杯から二〇〇三年の反対同盟の闘争宣言が読み上げられた。決意表明では、敷地内から市東さんが「二〇〇二年は暫定滑走路の供用、東峰神社裁判と闘ってきた。三里塚に帰って三年、供用されたが負けたという思いはない。勝利の道を、共に闘おう」と決意を明らかにした。萩原さんは「三里塚の闘いは偉大であり、人を変革・成長させる。市東さんの存在は大きい。三里塚は勝利の大道を歩いている。昨年一年勝利の道だっ
た。成田空港は欠陥空港である。十二月一日には事故が起きている。二〇〇三年閉鎖を要求しよう」とあいさつされた。
連帯のあいさつの最初に動労千葉を代表して中村書記長が、「動労千葉は旗開きを行ない、二〇〇三年は有事法制との決戦であり、第2の分割・民営化攻撃との第二ラウンドの決戦だと宣言した。これを粉砕していく。国鉄労動運動解体のために戦時法を使ってでっち上げ弾圧している。反対同盟と車の両輪として、37年間の闘いに学び闘っていきたい」と動労千葉の決意を明らかにした。その後関西を始め各地の住民団体や顧問弁護団、共闘団体から連帯のあいさつがされた。暫定滑走路閉鎖へ、侵略戦争阻止、有事法制粉砕へ共に闘いぬこう。
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