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反対同盟空港廃港の戦闘宣言発す

4・14全国総決起集会!

暫定滑走路開港阻止、有事法制粉砕、4・14三里塚現地全国総決起集会が成田市天神峰・反対同盟所有地において、1550名が結集して開催された。

空港廃港へ向けて新たな決戦に起つ 闘争宣言を発した反対同盟
集会は開港阻止決戦の集会として開会宣言が発せられた後、冒頭、反対同盟・北原事務局長が登壇し、「我々が足掛け37年に渡り闘ってきたのは、このような矛盾空港がある限り日本の将来はない。今の国政をみてもわかる通り、国民不在の中の行政が進行している。この状況を見た時に、これからの日本の将来はどうなるのか?ここに結集した人たちが決めていかなければならない。
現地の状況を見れば山野はズタズタに切り裂かれ、無用な道路が作られ、テスト飛行として既成事実が積み上げられんとしている。2180mの滑走路は今の航空産業においてメリットがあるのか、無責任な行政そのものが三里塚において暴露されている。37年間実力闘争をもって闘い抜いてきた成果があらわれてきている。無用の長物が作られていることに怒りを持たないものはない。

 成田空港の軍事使用の問題が出てきている。国会では有事立法の法制化が出ている。反戦・反核の砦として全国の心ある人々と共に闘い続けてきた事の成果が、政府に対する大きなツケとして生まれてきている。37年間闘ってきたことは正義であって、日本の将来を決める闘いであった。公団は今月の18日の開港宣言を発している。我々は生活権、生命権を奪おうとする成田空港の開港は絶対に許さない。空港は7年前にタイムズが載せたように沖縄と成田は基地として必要とのべている。有事法制が制定された場合、米軍の平坦基地として使われることは明確だ。18日の開港は道義的にも絶対に許すことは出来ない。
反戦の砦、三里塚は日本の方向をどのように導くかの闘いでもある。成田空港の廃港、暫定滑走路を粉砕する新たな決戦に挑む。三里塚の重要性をヒシヒシと感じる。ここに空港がある限り廃港に追い込む闘いに起つことをここに宣言しておく。三里塚が勝てば世の中が変わる」と基調提起を行った。

三里塚が勝てば世の中が変わる
続いて特別報告として、動労千葉・田中委員長が今次02春闘の闘いを報告したあと(要旨下記)、反対同盟敷地内からの決意表明、反対同盟顧問弁護団からの報告、各団体からの決意が表明され、正しい闘いが本質を作りあげることが結集した全ての参加者の胸に響き渡った。

02春闘に起った闘いの意義!−動労千葉・田中委員長発言要旨
3月28〜31日の4日間の春闘ストライキに起ちあがった。物心両面の御支援に心より感謝申し上げたい。JR当局−JR総連による動労千葉根絶攻撃に抗して647本の列車を運休に追い込んだ。闘争期間中、のべ550名の組合員がストに入り、5日間の総行動で840名の組合員が決起した。ここにどのような攻撃にも屈しない団結力を示し、動労千葉はもう一皮脱皮した。
02春闘は労働者、労働組合にとって、その存在とは何かということが問われた闘いとなった。9・11以降状況は大きく一変し、戦争をすることが正義という大変な状況、小泉内閣は有事法制を上程する。労働者支配の大転換、労働者を虫けらのごとく切り捨てていく攻撃の激化、02春闘は、1兆円という膨大な利益をあげているトヨタがベア・ゼロを強行したことによって一変した。電機では春闘と切り離して賃下げを強制した。資本・権力は三種の神器という労働者支配の根幹を彼等自身がかなぐり捨てた。これ以外に生き残る道がなくなったことであり、労働者を有効に支配する方法がなくなった。労働者の怒りの声は膨大に噴出している。怒りを忘れ現状に立ち向かわない労働組合の存在意義はなくなった。怒りを結集する日本労働運動を塗り替える闘いがここから始まる。
歴史は動きはじめた。自らがいかに闘うのか、そういう決意を込めて4日間のストにおいて画期的成果を得た。国鉄闘争の重大な危機、JRをめぐって第2の分割・民営化攻撃、もう一方では1047名闘争の解体攻撃がかけられている。外注化攻撃との闘いは、2月20日からの非協力闘争によって大変な威力を発揮した。職場は怒りの声で満ち満ち、職場の支配権をわれわれの手に戻すことを獲得した。検修・構内外注化提案を千葉だけ出来ないなど、勝利の展望の第一歩が築かれた。
また02春闘の闘いは新たな1047名闘争の新たな展望をも引き寄せた。そしてこの闘いはは反戦春闘として、有事法制という戦争をするための法律、質の違う攻撃に対し真っ向から対決しなければならないことを鮮明にした。微力ながら必死の闘いに起ちその一歩を築いたと確信する。三里塚とともに、私達の担っている労働運動の新たな闘いにともに進んでいく。

 
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