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JR東日本本社に怒りの

シュプレヒコール新宿に響く

−3・30 02春闘総行動中央総決起集会−

 3月30日、東京・宮下公園において、1210名の結集で、02春闘総行動中央総決起集会が開催された。動労千葉は、ストライキ闘争の一環として、午前中からJR貨物本社に対する抗議行動をたたかいぬき、意気揚々と本集会に結集した。
 冒頭、動労水戸の辻川副委員長が開会のあいさつにたった。君塚動労総連合委員長の司会のもと、連帯の挨拶にたった百万人署名運動の小田原事務局次長は、有事立法国会上程という情勢の中で「百万人署名運動の責任において、たたかう労働者とたたかう民衆の運動の結合した大きなうねりをつくりだし、安保闘争の再建をかちとりたい」と訴えた。

 続いてよびかけ3労組からあいさつが行われた(別掲)。
 集会によせられた特殊法人労連議長・日本育英会労組柳沢委員長、国労稚内闘争団からのメッセージが紹介されたのち、ス労自主よりカンパ・アピールが行われた。
 さらにストライキに立ち上がっている各組合から決意が表明された。
 北海道の国労闘争団員からは「解雇されて15年、痛みを伴う改革を先取りされた形で今日まできている。私たちは勝利を信じて国鉄闘争をたたかいぬく。私たち闘争団も動労千葉のように闘おうを合い言葉に頑張り抜く」、全金本山長谷委員長は、争議団を代表して「この32年の闘いを振り返ってみれば、当時既成指導部から排除されたわれわれの闘いが今日、混迷する連合指導部の状況のもと、県内でも多くの労組の賛同を得るものとなっている 」、動労総連合からは、動労連帯高崎の和田山委員長より「革マルの牙城・高崎において断固としてストライキに突入し、本日スト突入集会−駅頭情宣を行い集会に駆けつけてきた」、動労水戸木村書記長は「本日から明日にかけて17名がストに突入した。水戸支社も2月27日外注化提案を行ってきたが、現場では抵抗闘争がおき外注化訓練もできない状況だ。動労水戸はあの動労革マルと決着をつけるために組織を結成した。今年、組織の最終的な決着をつける年としたい」と訴えた。最後に発言にたった動労千葉中村書記長が「JR東日本・貨物の攻撃は、労働者の権利をすべて覆すものだ。これに対し、3ヶ月決戦を闘い、4日間のストに立ち上がっている。4月1日以降、この4日間のすべての成果を職場に持ち帰り、国鉄闘争を全国の労働者の結集軸となるようなたたかいとするために闘おう。」と訴えた。
 さあ、デモだ!行動方針を滝口共闘部長が提起し、新宿にむけて意気高くデモに出発。新宿では11万人合理化を打ち出したNTT本社、ベ・アゼロ回答を行ったJR東日本、そして石原都政の都庁に向けて怒りのシュプレヒコールをたたきつけ、新宿駅前はこのデモをみる人で鈴なりとなった。


全日建運輸連帯労組・関西生コン支部 木村書記次長
  いまブッシュ政権は、アフガニスタンをはじめ、世界各地で新たな侵略の策動を始めている。日本もこの侵略戦争に労働者を動員しようとしている。9・11は、抑圧されてきた民衆の抵抗だ。小泉は日本を戦争のできる国からやれる国へと変え、侵略戦争に加担しようとしている。一方、経済政策・失業対策には無策であることが明らかになった。闘う労働組合が小泉政権と闘わなければ労働者の生活権、団結権はない。関西では、中小労働者が総決起できる闘いをつくろうと闘いぬいている。国家的不当労働行為−4党合意に反対し、戦闘的労働運動を堅持し、日本労働運動の再生をかちとろう。

港合同 昌一金属支部 木下執行委員
 春闘の閉塞状況を突き破って動労千葉がストを打って集会に結集していることに敬意を表する。資本の攻撃の性格は従来の労働者の権利を取り上げるものだ。港合同はこの間、寿鋼管支部の倒産攻撃から丸3年、勝利を積み重ねてきたが、新たな倒産攻撃がかけられてきている。こうした攻撃は根本的に闘うしかないことを突きつけている。 港合同は、ここに春闘あり、闘う労働組合があるということを地域、未組織の労働者に知らしめる闘いを行ってきた。連日労働相談が寄せられている。こうした労働者と結びつきながら、闘う労働運動の再生をかちとっていきたい。同時に、戦争動員の攻撃に対して大阪軍港化反対闘争を闘いぬいていく。

動労千葉 田中委員長
 02春闘を春闘解体元年として終わらせるわけにはいかない。賃金5〜10%のカットなどが横行している。こうした現実を変えるためにこそ労働組合はある。私たちのストはその先頭に立って闘うものだ。春闘、闘う労働組合の再生に挑んでいく。また、闘争団の仲間を除名処分にするにまで至った国労本部は敵の側にいってしまった。国鉄闘争は鋭い分岐のなかにある。1047名−動労千葉12名の原職復帰をかちとろう。JR不採用行訴の反動判決を打ち返そう。さらに国際連帯をかけた反戦春闘として闘いを打ちぬこう。改憲と戦争の危機が迫っている。パレスチナ民衆の命がけの闘い、韓国・民主労総のゼネストと連帯して闘おう。

 
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