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90年3月スト損賠事件の公正な判決を求める要請署名を提出(8月22日)

全国から2641筆の署名が寄せられる!

 90・3ストライキ損害賠償請求事件の控訴審判決が9月11日に指定されている中、スト権を不当に制限する千葉地裁の反動判決の破棄を求めて行った「90・3スト損害賠償請求事件の公正な判決を求める要請署名」には、全国の労働組合や弁護士などから団体署名89筆、弁護士・学者等45筆、個人署名2507筆、合計2596筆の署名が寄せられた。

反動判決への怒りの声々・・・
 この署名には、動労千葉の闘いに連帯する激励の手紙などが添えられるてくるなど、動労千葉が清算事業団解雇を目前にして行った90年3月ストの正当性と、スト権を不当に制限する千葉地裁の反動判決を糾弾する怒りの声として全国から寄せられたものだ。
 動労千葉は全国から寄せられた2598筆という署名の成果をうけて、8月22日午前、担当弁護団と共に東京高裁第14民事部に赴き、署名の提出行動を行ってきた。弁護団と組合側からは、千葉地裁判決はスト権を制限するものであり不当な判決であること、星川裁判長も「大きな裁判である」と発言するなどスト権に関する重大な裁判であること、憲法と労組法の趣旨に則って公正な判決を行うこと、全国から寄せられた署名の重さを感じてもらいたいことなどを要請し、ズッシリと重い署名を手渡した。

勝利判決の獲得へ闘いぬこう 
 国鉄分割・民営化に伴い不当にJRへの採用を拒否された12名の組合員に対して、清算事業団3年の期限を目前にした90年3月、「87年4月にさかのぼって採用したものとして取り扱うこと」を主文とする千葉地労委の救済命令履行を求めてストライキを実施した。しかし、JR東日本が、千葉運転区庁舎内への組合役員の入構をピケを張って不当に拒否したり、津田沼支部組合事務所のまわりをトタンフェンスで囲って組合事務所への通行を妨害するなど、ストライキへの不当な介入を行ったことから、動労千葉はストライキの実効を確保するために止むを得なくストライキの前倒を行ったものであり、本来弾劾されるべきはJR東日本にあることは明白である。千葉地裁の反動判決でさえJR東日本に「3割」の過失があったと認定せざるを得ない状況だったのだ。
 しかし、こうした内容であるにもかかわらず東京高裁第14民事部・細川裁判長が、6月26日の公判において突然審理を打切り、9月11日に一方的に判決期日を指定するという訴訟指揮は、断じて弾劾されなければならない。
 動労千葉は、全国から寄せられた2596筆に及ぶ署名に応え、90・3ストライキ損害賠償請求事件の勝利判決に向け、全力で闘いぬく決意である。

〜署名と共に寄せられた激励の手紙の一部を紹介します〜

 小泉政権発足と全体としての「反動化」が進行しつつある中で、厳しい闘いかとは思いますが、労働者の基本権利闘争は、必ずや国民の支持を得る、との自信に満ちて一層の展開を期待します。
 大いなる健闘を!
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 たたかいの勝利を祈ります。千葉動労は、現在の労働運動における貴重な砦です。
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 春闘ストを闘った動労千葉の労働者への職場の共感は圧倒的なものがあります。〇〇分会では殆どの非常勤の方からも署名をもらいました。予断を許しませんが、頑張って下さい。 


9・1首都圏大軍事演習を許すな!

 9月1日、東京都と神奈川県を中心にして、首都圏で「防災訓練」に名を借りた自衛隊三軍による空前の大軍事演習が行なわれようとしている。川崎市をメーン会場にして自衛隊が大部隊を出動させる。それを小泉首相や石原都知事は陸自のヘリで視察する計画だ。生徒や付近の住民までが動員される。南多摩高校では生徒がボランティアと称して炊き出しや医療訓練に動員されようとしている。
 また、9月1日という関東大震災と朝鮮人・中国人虐殺の日に強行するということは全く許しがたいことである。侵略戦争とそのための総動員訓練である9・1防災訓練に断固反対しよう。