No.


8・6 ヒロシマ大行動に参加



動労千葉から15名が参加
 被爆56周年を迎え、3回目を迎える今年の8・6ヒロシマ大行動は、全国から3000人が結集し大成功をおさめた。参加者全員が再びヒロシマ、ナガサキを繰り返さないという決意と新たな民衆運動を創ることを誓いあった。
 動労千葉は各支部からの代表15名で前日の5日から広島に向かった。宿舎に荷物を置き、広島平和記念館を見学し、夜には動労西日本や国労をはじめとする広島の労働者や8・6大行動に参加した韓国や中国の仲間と交流会を行なってきた。
 8・6当日は朝7時に東千田公園に反戦共同行動の部隊と共に結集した。改憲を口にし、靖国神社への参拝を強行しヒロシマ・ナガサキの闘いを圧殺しようとする小泉首相の祈念式典への出席を弾劾するデモを平和祈念公園まで行なった。 
 その後、午後からは広島教組や広島高教組をはじめとする実行委員会がが呼びかけるヒロシマ大行動の集会にに参加した。

昨年を上回る3000人が結集
 県立体育館小アリーナで開催された集会は、高校生のバンド演奏に始まり、開会あいさつ、被爆者の訴え、基地・安保とたたかう沖縄からの報告、基調報告に続き、栗原貞子さんと被爆三世の高校生の詩の朗読が行なわれた。
 戦争賛美の「つくる会」教科書への批判が強まる韓国と在日朝鮮人被爆者の方から国際連帯としてのアピールがされた。続いて広島からのアピールとして教育労働者と各界からの平和へむけたアピールが行なわれた。そして、特別決議として「つくる会」教科書の採択を阻む決議と小泉首相の靖国神社公式参拝に反対する決議を採択した。
 最後に、「はばもう!教育と憲法の大改悪 アジア民衆と連帯し、戦争への道をとめよう!」の集会アピールを参加者全員で確認し終了した。
 集会の後、参加者は広島の中心部をデモ行進し、デモの途中では広島の教育労働者へ日の丸・君が代を強制し、処分を強行した県教育委員会への抗議行動を行なった。

小泉首相の靖国神社参拝弾劾!
 小泉首相はいま靖国神社への公式参拝を公言している。6月23日の沖縄慰霊祭には沖縄に乗り込み、8・6、8・9の広島、長崎の祈念式典に出席し、8月15日には靖国神社に参拝しようとしている。
 小泉首相が沖縄に行き、広島や長崎の被爆地を訪れるということは何を意味するのか。小泉は「二度と戦争を繰り返さないために、戦没者を追悼する」と言っている。しかし、これは全くの詭弁である。
 広島、長崎の被爆者を「英霊」として祭り上げ、国としての戦争責任・被爆責任を否定し、憲法を改正し、再びアジアへの侵略戦争へ踏み込もうとしているのだ。
 日の丸・君が代の法制化以来、教育労働者への攻撃が強まり、そして「つくる会」教科書のような天皇制を賛美し、国のために戦争へ行くことが当たり前のような内容で教育がされようとしている。小泉首相は「お国のために命をかける自衛隊に敬意を表す」とも言っている。こうした教育を行ない、憲法を改悪し、国家と社会全体を戦争が出来る体制へとかえようとしているのだ。
 8・6ヒロシマ大行動は、この小泉の大反動と対決し「くりかえすな!アジア侵略―ヒロシマ・ナガサキ、オキナワ」の声をあげた。靖国神社公式参拝阻止、憲法改悪阻止の闘いへたちあがろう。