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戦争と大失業の政策強行する

小泉政権打倒の声首都に響く−5・27全国総決起集会−

 反戦共同行動委員会主催による、侵略戦争のための「教育改革」ー改憲攻撃粉砕!労働者人民の力で小泉政権を打倒しよう!全国総決起集会が5月27日正午から、東京・芝公園に全国から1555名の結集で開催された。

三里塚−関西−北富士−広島−沖縄−アジアの闘いと連帯

 本集会は、小泉政権誕生から一ヵ月余が経過するなかで、小泉政権打倒を真っ向から掲げた集会として闘い取られた。 集会は、三角忠東京反戦共同行動代表の主催者あいさつではじまり、連帯のあいさつとして三里塚芝山連合空港反対同盟の北原鉱治事務局長が 反戦の砦を降ろすことなく闘いぬく決意を明らかにした。
 また関西新空港反対闘争を闘う泉州住民の会の国賀祥司泉佐野市議は、侵略の拠点・関空二期と対決するとあいさつをした。北富士忍草母の会からのメッセージの紹介ののち、在日台湾人元日本兵の林歳徳さんが「つくる会」教科書は天皇制に結びつくと弾劾し、広島からの訴えとして広島県教組の労働者が県教委の処分攻撃に何年でも闘い抜くことをあきらかにした。さらに沖縄からの訴えとして、沖縄一坪反戦地主浦添ブロック代表幹事の黒島善市さんが沖縄は戦争につながる一切のものに反対すると固い決意を明らかにするとともに、名護市議の宮城康博さんが名護新基地建設反対の闘いについて訴えた。また不当な解雇攻撃と闘う沖縄バヤリース労組柿本委員長が沖縄平和行進の闘いを報告するとともに、自身の解雇撤回にむけた決意を明らかにした。平和遺族会全国連絡会事務局長で、とめよう!戦争への道百万人署名運動事務局長の西川重則さんが国会で強行されている憲法調査会を傍聴しての報告を行なった。

基調報告を滝口誠反戦共同行動委員会事務局長が行い
戦争と反動の小泉政権打倒の闘いを訴える

 基調報告を滝口誠反戦共同行動委員会事務局長が行い、
@改憲と侵略戦争に突き進む小泉政権打倒、A改憲と徴兵制の「つくる会」教科書阻止の全国大闘争、B「教育改革」関連法案粉砕・有事立法阻止の国会闘争、C沖縄名護・浦添新基地建設阻止、Dガイドライン体制粉砕!三里塚・北富士・関西新空港はじめとした全国の反基地闘争、E八・六広島ー八・九長崎反戦反核闘争、八・一五闘争、F都議選・参院選に勝利し、闘うアジア人民と連帯して小泉ー石原を打倒しよう!と戦争と反動の小泉政権打倒の闘いに猛然と立ち上がることを訴えた。
 来月に投票日が迫った東京都議会議員選挙の予定候補者である結柴誠一さんと後援会事務局長が都議選必勝にむけた決意を明らかにするとともに選挙戦への総決起を訴えた。
 つづいて闘いの決意表明として、部落解放同盟全国連合会、反戦自衛官小多基実夫さん、婦人民主クラブ全国協議会代表で相模原市議西村綾子さん、全国の教育労働者を代表して関西の教育労働者、全学連に結集する全国各地の学生、国鉄労働者を代表して九州の国労闘争団の団員が、それぞれの立場から、改憲と反動の小泉政権打倒にむけた決意を明らかにした。

中野委員長のまとめで日比谷までデモを

 集会決議を採択した後、反戦共同行動委員会中野洋代表がまとめとして、小泉政権打倒にむけたより広い結集をかちとろう、都議選・参院選に勝利しよう、原点にかえってそれぞれの運動の強化をかちとろうと提起した。行動方針の提起ののち、芝公園から新橋駅を経由して日比谷公園まで、小泉政権打倒の声を高くデモを貫徹した。
 「改革」を絶叫しつつ異様な「支持率」の小泉政権のもつ本質は、改憲、靖国公式参拝、「構造改革」など反動攻撃のオンパレードであり、歴代自民党政権がなしえなかった「戦争のできる国」への転換を一気にはかろうとするものであり、同時に大リストラと大失業強行政権だ。5・27集会は、こうした小泉政権との対決を掲げた唯一の集会としてかちとられた。