動労千葉結成30周年

動労千葉結成30周年
組織拡大の実現を!時代を見すえ、新たな飛躍をめざして前進しよう

 1979年3月30日、動労千葉は産声をあげた。それから30年、われわれは国鉄分割・民営化攻撃との闘いをはじめ息つく間もない闘いの日々を一歩も立ち止まることなく闘い続けてきた。「民営化-労組破壊」に象徴される新自由主義攻撃と、その下での労働運動の限りない後退に立ち向かい、団結を守りぬいた組合員・家族・OB、さらには動労千葉を温かく支援して下さった全国の皆様に心から御礼申し上げます。

土台を築いた独立闘争

 動労千葉結成の年、イギリスでサッチャー政権が誕生した。それは、労働組合への激しい攻撃が全世界で一斉に開始される前兆であった。米航空管制官組合のストライキに対するレーガンの絶滅攻撃、1年間におよぶストライキを闘いぬいた英炭労へのサッチャーの激しい攻撃、そして中曽根による国鉄分割・民営化攻撃が、新自由主義政策を社会全体に貫徹していく決定的な突破口となった。動労本部革マルは時代の変化を敏感に感じとり、雪崩うって屈服したのだ。階級的労働運動をめざす以上この衝突は避けることのできないものであった。
 しかし、動労本部からの分離・独立闘争の勝利は、動労千葉にとって、その後の全てを決めたと言ってもいいほど大きな出発点となった。この組織攻防戦の勝利なしに、80年代冒頭から始まった国鉄分割・民営化反対闘争に立ち上がることはできなかったからだ。
 われわれが問い続けたのは、反合・運転保安闘争路線の確立と闘う労働組合への脱皮、三里塚ジェット燃料輸送阻止闘争への決起という結成前史を含め、「この時代に労働組合はいかにあるべきか」であった。そして何よりも組合員とともにあることだった。それから30年、労働者の雇用や賃金、社会保障制度、教育、地方自治、あらゆる社会的連帯を破壊して吹き荒れた新自由主義攻撃は完全に破産し、世界の支配者たちは底知れぬ大恐慌の前に震えあがっている。大きな節目となる今年は、新たな飛躍をめざして闘いぬくにふさわしい年だ。

団結を守りぬいた30年

 この30年は、団結を守りぬくための職場での悪戦苦闘の連続だった。動労という5万人の全国組織の中で、その路線や方針を巡って一地方本部が真正面から異をとなえ、動労大改革を掲げて新組合を結成するという前例のない決断の渦中で悩まない組合員はいない。国鉄分割・民営化攻撃は一人の労働者としての生き方そのものが問われる過程だった。船橋事故や幕張構内事故など、一人の組合員が起こした事故に対しそれを労働組合としていかに闘うのかも、三里塚農民に連帯してストライキに立ち上がることも、次々と襲いかかった拠点職場廃止攻撃に立ち向かい団結を守ることも、シニア協定をめぐる決断も、職場での激論ぬきには成り立たないものであった。
 しかしそれこそがどんな攻撃にも揺るがない現在の動労千葉をつくりあげた。労働運動の原則を語るのはたやすいことだ。だが、言うは易く行なうは難し。「原則」はそれが現場の組合員の揺るがない信念になり、団結の核心になったときに初めて貫くことができるものだ。
 動労千葉の闘いは、予想もしなかったような展開で国際的に注目され、韓国やアメリカの労働者との国際連帯闘争に発展し、さらには、資本と革マルによる職場支配のくびきを打ち破って、若い仲間たちが結集してくるという画期的な地平を切り開きつつある。これも、原則を譲らず、かといって一人よがりにもならず、現場と一体となって闘ってきたことの結果だ。

新たな挑戦が始まる!

 世界中が「もう沢山だ!」という怒りの声に包まれている。「資本主義体制の終わりの始まり」という歴史的な情勢は、これまでと比較にならぬほど多くの労働者が団結し、闘いに起ちあがる条件を生み出している。しかし、これだけ無数の労働者が無慈悲に首を切られているというのに、連合は経団連と「労使共同宣言」を締結し、労働者の意識を曇らせ、分断し、怒りの声をおし殺している。1047名闘争を巡っても同じことが起きている。解雇撤回を投げ捨てるようなことをしていたら、闘いはとり返しのつかない打撃を受け、全ての労働者を一層激しい民営化・労組破壊攻撃が襲うことになる。
 一方には世界中の労働者の怒りの声があり、もう一方には、時代の変化を恐れ、古いものにすがりつこうとする者の屈服がある。しかし、こうした分岐と衝突の中からこそ新しいものが生まれるのだ。今、何よりも問われているのは、「社会主義へと進む変革的労働運動で自らを革新する」ことだ。
 動労千葉の新たな挑戦が始まる。最大課題は組織拡大の実現だ。日本の労働組合運動は、国家をあげた攻撃と対決して団結を守り、組織拡大を実現して時代の最前線に踊りでた歴史を未だもっていない。それは前人未到の課題だ。しかし、それを実現できたとき、動労千葉が訴え続けてきたことは大きな力を持ち、JRのみならず日本の労働運動全体に大きなインパクトを与えることは間違いない。われわれはこれからも闘いの渦中に身をおき、1047名の解雇撤回、階級的労働運動の復権、万国の労働者の団結のために闘い続ける決意である。