11・2全国労働者総決起集会報告-⑤

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4者・4団体による和解路線を粉砕し、1047名闘争の勝利を勝ちとろう!
11・2全国労働者総決起集会報告-⑤

JR本体の闘いと解雇撤回闘争は一体
動労千葉争議団 中村 仁

動労千葉争議団 中村 仁

 今年5月から本部専従として戻ってきました。1047名の解雇撤回に向けて全力で闘いぬく決意です。
 解雇撤回を投げ捨て、不当労働行為があったことを前提にしなくていいと自ら言い始めるという大変なことが起きています。4者・4団体が国土交通大臣あてに出した要請書は、「一日も早く救済されるよう、ご高配を賜りたくお願い申しあげます。」というものです。これはもう闘いではなく土下座です。こんなことのために20年間闘ってきたんじゃない。絶対に許すことができません。
 10月24日の集会では、機動隊を要請し一人ひとりをチェックして、屈辱的な和解路線に反対する者を排除するということまでおこなわれました。われわれは解雇撤回を訴え続けているという理由で、団結祭りからも排除され、「解雇撤回を掲げ和解を拒否して突っ込む『アホ』がいる」「玉砕の道だ」と非難されていますが。絶対に許せない。
 被解雇者とJR本体の仲間が一体となって闘い続けているのは動労千葉だけです。なんと言われようと解雇撤回を訴え続けます。それが動労千葉の魂です。
 4者・4団体は、情勢の厳しさに負け、労働者の誇りを投げ捨てようとしています。しかしそれは、20年間歯を食いしばって頑張ってきた闘争団員を裏切り、闘いを支援し続けてくれた全国の仲間たちを裏切ることです。
 国労闘争団の役員たちは、JRの仲間のことはなんの関心も持ちません。動労千葉では、今も強制配転されて元の職場に戻れない仲間がいることが本当にくやしくて仕方がありません。僕はこの仲間たちをもとの職場に戻すためにストライキを構えて闘う、これを一番はじめにやってほしいと思っています。僕の解雇撤回はその次で結構です。
 平成採用の仲間たちが動労千葉に加入しはじめています。ワーキングプアとか、ひどい状態に置かれた労働者の怒りの声はどんどん高まっています。この怒りの声を結集し団結を広げていけば、1047名闘争は必ず勝利できます。動労千葉争議団9人は、何年かかろうと、勝利の日まで皆さんと闘い続ける決意です。

民営化絶対反対!解雇撤回の原則を貫き勝利しよう!
国労秋田闘争団/鉄道運輸機構訴訟原告  児玉 忠憲

国労秋田闘争団/鉄道運輸機構訴訟原告  児玉 忠憲

 4者・4団体による10・24集会は、警察権力に防衛されて開催され、民主党を中心とする選挙支援を運動の一角に据えるとともに、なんと与党・公明党に『対策委員会を設置していただいた』ことを自慢するという、とんでもない姿をさらけ出しました。
 1047名闘争は、民主党の尻押し運動や公明党に頭を下げるために22年間も闘われてきたわけではありません。こんな奴隷路線は徹底粉砕されなければなりません。
 仮に民主党に変わったからといって、世界金融恐慌の危機にあえぐ日本帝国主義・資本家どもの階級意志は、1047名闘争を中心とする闘う労働運動の解体に据えられており、それを突破口とする一層のリストラ・首切り、非正規職の拡大と戦争への道しか残されていません。全ての犠牲を労働者に転嫁して絶望的にあがき回る、それ以上に延命の道はないからです。
 しかし、資本主義はついに終わりの時代を迎えました。厳しい闘いの連続の中にあっても、労働者階級にとっては夢と希望と革命のロマンに満ちあふれた時代の到来を意味しています。
 この決定的なチャンス到来を目前にしながら、4者・4団体は民営化攻撃に屈服し、解雇撤回の原則を完全に放棄した立場から、政治解決の名による「政府に対するお願いと救済」運動をなりふりかまわず組織するところまで行き着こうとしています。こんな路線には未来も展望も断じてありません。
 勝利の道は、社会変革の熱烈な欲求と結びつき、民営化絶対反対!1047名解雇撤回の原則を今こそ貫き、労働者階級の団結の力を無限に拡大することです。それが全く可能な情勢が到来しました。命脈が尽きた資本主義を終わらせるために、あらゆる分断を打ち破って団結しましょう。私は人生をかけて勝利まで闘います。ともにがんばろう!

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