1047名解雇撤回!東京地裁を怒りの声で包囲

7022

1047名解雇撤回!
東京地裁を怒りの声で包囲!
国鉄闘争大運動を全国に広げよう!

動労千葉争議団を先頭に「1047名解雇撤回!」「葛西を尋問しろ」と怒りのシュプレヒコールをあげるデモ隊

 動労千葉は、6・13大集会後はじめての鉄建公団訴訟が7月28日に行われることから、鉄道運輸機構への申し入れに続く第2弾の闘いとして東京地裁包囲闘争を行った。
 11時、日比谷公園・霞門前には、猛暑の中、動労千葉争議団、各支部の組合員、動労水戸や国労、動労千葉を支援する会の仲間など100名以上が結集した。
 デモ行進にあたり田中委員長は「6・13大集会で新たに国鉄闘争大運動が出発した。全国に大運動を広げよう」と訴えた。鉄建公団訴訟弁護団の藤田弁護士、国労5・27弾圧被告の富田氏、ス労自主・中村副委員長からの発言後、この日の裁判で証言を行う動労千葉争議団の高石団長からは「われわれには正義ある」との闘志あふれるあいさつが行われた。(発言要旨別掲)
 11時30分に出発したデモ隊が東京地裁前にさしかかると、ひときわ大きな声で「1047名解雇撤回」「葛西は首切りの張本人だ」との怒りのシュプレヒコールがこだました。
 デモ行進後には動労水戸・石井委員長、動労千葉支援する会・別所さんからともに闘うあいさつが行われ、最後に、長田書記長の団結ガンバローで、東京地裁包囲闘争を終了した。

田中委員長-動労千葉の第1波・第2波スト批判を一蹴

 13時30分から、東京地裁527号法廷において、動労千葉鉄建公団訴訟の第25回公判が行われ、田中委員長と、動労千葉争議団・高石団長の証言が行われた。
 田中委員長に対しては、4月の公判に続き鉄道運輸機構からの反対尋問が行われたが、「国鉄は解体寸前だった」「余剰人員の公的部門への採用が行われている時期であり、分割・民営化反対の第1波、第2波への批判が大きかったはずだ」などと、動労千葉のストライキに対する批判を行った。しかし、分割・民営化反対を指示する声があったこと、余剰人員は国鉄が合理化で作りだしたことを証言し、反対尋問を一蹴した。

高石団長-葛西を証人として採用しろ!解雇撤回まで闘う!

 そして、高石団長が証言台についた。動労千葉弁護団からの主尋問では、国鉄入社からの経歴を証言した後、船橋事故を契機にして反合・運転保安確立に向けて本格的な組合活動に踏み出したことを証言した。
 また、JRの不採用については、津田沼電車区(当時)の管理者ですら「残るように千葉局に要請した」こと、清算事業団配属後は毎日「自習」という名目で放って置かれたこと、3年目の解雇の時も全く説明されていないことを証言した後、主尋問の最後には、昨年12月の伊藤証言で動労千葉12名が一旦は名簿に登載されたにもかかわらず、葛西の命令で排除された以上、葛西の証人尋問は絶対に必要であることを裁判長に訴えた。
 一方、鉄道運輸機構の反対尋問では、労働者のクビを切っておきながら何らの説明も行わず、あげくの果てには動労千葉が公労法解雇28名の解雇撤回の和解を行ったことに対して、「高石さんも和解金を受け取っただろう」などと全く的外れは尋問を行ったことから聞いていた傍聴者からは「いいかげんなことを言うな」「労働者のクビを切っておいてその言いぐさはなんだ」との激しい抗議の声が叩きつけられた。
 最後に、動労千葉弁護団からの補充尋問で高石団長からは、「私は、解雇を撤回させるまで最後まで闘い抜きたいと思います」との決意が語られた。
 東京地裁は、動労千葉12名を排除した葛西を証人として採用しろ。
 1047名解雇撤回!外注化阻止!国鉄闘争大運動を全国に展開し、闘う労働運動を復活させよう!

われわれには、正義がある!
動労千葉争議団・高石正博

 連日猛暑が続く中、本日の包囲闘争に集まっていただき、ありがとうございます。
 今日の裁判では、分割・民営化で解雇されたわれわれの怒りをぶつけていきたいと思います。
 われわれには正義があります。1047名解雇撤回まで全力でがんばりますので、宜しくお願いします。

タイトルとURLをコピーしました