大恐慌時代に通用する労働運動を

大恐慌時代に通用する労働運動を
6・13大集会報告②

動労千葉 田中委員長
新たな闘いに向けた訴え
1047名解雇撤回へ団結ガンバロー!

▼ 本当にこれでいいのか

 和解案が出て以降、労働者の未来や権利にとって、本当にこれでいいのか。自分自身もずいぶん考えて、多くのみなさんとも相談をして、こういう呼びかけの先頭に立とうと決意をしました。
 国鉄闘争は、かれこれ30年近い闘いになります。動労千葉は、国鉄分割・民営化に反対してストライキに立ち28人の解雇者を出しました。それに加えて採用差別という形で12人の解雇者。都合40人の仲間が解雇されて、この攻撃に立ち向かってきました。
 24年間の闘いの結末が本当にこれでいいのか。国鉄改革法を承認するためだったのですか。JRに法的責任がないことを承認するためだったんですか。中曽根に「よくやった」、政府に「国鉄改革は多大な成果をもたらした」と言わせるためだったんですか。

▼歴史を画する攻撃

 この和解に応じざるを得なかった闘争団を責める気はありません。だけどこういう状況をつくり出した国労本部とか幹部たちに本当にこれでよかったのかと言いたい。国労は、JRと「包括和解」し、尼崎事故について口をつぐんで何も言わない。
 僕は、この事態をどうしたらいいのかを本当に考えてきました。結局「そもそも労働組合って一体何だ」ということに行き着いた。
 今回の和解は、労働組合に対する歴史を画する攻撃です。世の中を動かしているのは労働者です。その労働者が団結したのが労働組合です。労働組合を変質させ、闘わない労働組合に変える。結局すべての攻防の焦点はここにある。その観点から見たら、今回の攻撃は労働組合の決定的な変質につながる。ここで労働組合が何をするか問われている。

▼国鉄闘争の火を消すな

 1047名の解雇撤回闘争が24年間、国鉄分割・民営化という戦後最大の労働運動解体攻撃の決着を許さずに全国の数十万人の労働者の支援を受けてここまで継続したことの持つ意味は、戦後の労働運動の歴史の中でも画期的なものです。しかも今、目の前で財政危機などを理由にして公務員労働者――自治労、日教組への全面攻撃が始まろうとしている。1千万人を越す労働者が非正規職に突き落とされた。そのすべてが国鉄分割・民営化から始まった。
 JRの職場ではまさにいま、「第二の国鉄分割・民営化」とも言うべき攻撃が始まっている。鉄道業務をバラバラに外注化して、労働者を非正規職化し、安全を崩壊させることが目の前で始まっている。僕らは5回のストライキで、4月1日実施を止めた。ここで国鉄分割・民営化反対闘争を終わりにするわけにはいかない。

▼全国運動は新しい挑戦

 私たちが始めようとしている全国運動は、新自由主義攻撃に対決し、この時代に通用する新しい労働運動をもう一回作り上げる挑戦です。私たち自身の解雇撤回闘争はそういう闘いと一つのものです。ゼロから始まる闘いです。だけど、動労千葉が国鉄・分割民営化を前にして団結を守り抜いたように、闘う中で、前に進む中で、これからも団結を守っていく道を探ろうと決意しています。

▼怒りの声を結集したい

 資本主義体制はガタガタです。ギリシャやスペイン、ポルトガル……全世界で怒りの声が巻き起こっています。日本の労働運動がどうしてまだこんなにおとなしいのか、怒りの声が社会に積もりに積もっている。こういう声を国鉄闘争を中心にして結集したい。微力ですがその先頭に動労千葉は立ちたいと思います。