日本の貧困率15.7%!怒りの声を11.1労働者集会へ

日本の貧困率15.7%!(先進国中最悪の現実)
怒りの声を11.1労働者集会へ
改憲と民営化・労組破壊に立ち向かう労働者の国際的団結

世界最悪の水準

 10月20日、厚生労働省が日本の「貧困率」を発表した。15・7%。これはOECD(先進国の経済協力開発機構)加盟30ヵ国中最悪の水準だ。しかもこの数値は06年のもので、現在は間違いなくもっと悪化している。日本は文字通り「貧困大国」となり、社会そのものが崩壊しはじめている。雇用をはじめ、教育、福祉・社会保障、医療など、人間が生きていくのに必要なすべてが壊れようとしている。
 これは国鉄分割・民営化攻撃で扉が開け放たれた新自由主義政策がもたらした現実だ。これは資本主義という社会システムそのものの最後の姿だ。

教育の崩壊!

 1年間の内に約7万人の高校生が学校を去っている。多くは貧困・家庭崩壊が原因だという。
 こうした状況の中、教育費の大幅な削減(公立高校の統廃合、私学助成の大幅カットを進める大阪府知事の橋下に、大阪の高校生たちが面会を求めた。だが、橋下は次のように言い放った。
橋 下 義務教育は中学までで、高校からは壁が始まる。
高校生 そこで倒れた子はどうなるんですか。
橋 下 最後は生活保護がある。
高校生 これ以上高校をつぶされたたら勉強したいのに学校に行かれへんことになってしまう。
橋 下 だけど日本は自己責任が原則の国だ。
高校生 その原則がおかしいです。
橋 下 だったら国を変えるか、出ていってもらうしかない。

民主党の本質

 今の民主党政権は、この橋下をかついでいるのだ。民主党は、マニフェストの実現だとか、財源捻出だとかを連日マスコミで煽りたてているが、行き着くところ、これまで以上に徹底した労働者への犠牲の転嫁、競争原理の強制以外ない。とくに、道州制導入-公務員労働者360万人の首切り・民営化、そして全ての労働者をさらに非正規職に突き落とすということだ。「公務員の人件費2割削減」もマニフェストに書かれていることだ。すでに来年1月1日に解体・民営化される社保庁の労働者には、1千人に「不採用」=解雇通知が出されている。しかも、政府も、マスコミも、労働組合も、そのことにひと言も触れない状況の中で、闇から闇に1千人の労働者が首を切られようとしているのだ。こんなことがまかり通っていいはずはない!

労働運動の衝突

 この時代に労働運動はいかにあるべきかをめぐって世界中で激しい衝突が起きている。
 一方にあるのは、情勢に負けて、この現実を抗しがたいものと見、それに屈服し、政府や行政、資本に係わり合うことにしか展望はないと変質を深めていく思想と運動だ。それは結局のところ、労働者の階級意識と団結を解体し、資本主義を救済し、労働者にさらなる犠牲を強いて、戦争への道を準備するものでしかない。
 もう一方にあるのは、政府・資本や御用組合の幹部による弾圧に抗して立ち上がりはじめている階級的労働運動の思想と運動だ。その闘いの土台にあるのは、「団結した労働者の団結した闘いは社会を変革し、歴史をつくる力をもっている」という確信である。それは困難な道だが、資本、政府、そして資本主義体制そのものとの闘いを通して、自らの職場・全国・全世界の労働者の団結の強化、発展の中に希望を見いだす労働者の誇りをかけた闘いである。

反撃を開始する

 11月労働者集会には、この道を進もうと固く決意した同志たちが全国・世界から結集する。韓国からは民主労総ソウル地域本部や全解闘の大代表団47名がやってくる。アメリカから、ブラジルから、ドイツからもだ。トルコの医療労働者やアルゼンチンの鉄道労働者からはメッセージが届いている。アルゼンチンからのメッセージは「私たちもみなさんと共に、鉄道の民営化、レイオフに反対して闘います。資本主義・帝国主義の危機を労働者に転嫁するな! 労働者階級の国際闘争に勝利を!」と結ばれている。
 怒りの声を結集し反撃を開始しよう。 労働者の国際的団結を! 11月集会に全力で結集を!