08年前半の闘いは何を切り開いたのか

今年こそ11月労働者集会に1万人結集を!
08年前半の闘いは何を切り開いたのか
田中委員長挨拶要旨(08年度支援する会定期総会)

 08年前半の闘いは大きな地平を切り開いた。そこでつかみとったすべてを11月集会に集約する。それが今年後半の闘いの課題です。6・29のサミット粉砕闘争では、参加者がひとつに団結し国家権力と激しく衝突するデモをし、みんなが感動した。誰もが「もっと力があれば!」と心の底から感じた。その思いをどこまで強く持続し、職場や地域での闘いの爆発的なエネルギーとすることができるのか。それが11月1万人結集実現に向けた核心課題だと思います。
 時代が急速に変わろうとしています。全世界で闘いが燃え広がり、日本でもその兆候が始まっている。世の中の全てを動かしている労働者が置かれているのか。この現実と日々格闘して、何をやらなければいけないのかを日々つかみとり、提起し、共に闘う団結を生み出す。この飛躍の連続の中に身を置き続けるという活動スタイルをつくりあげたことが08年前半戦だったんじゃないかと思います。

路線の力、階級的団結の力

 第二に、路線のもつ力、階級的団結のもつ力というものが如何なく発揮され、それをみんなが実感したことが決定的に大きい。6・29闘争にしても、みんなが「この時代に何をしなければいけないのか」と自ら格闘し、湧き出る決意をもって結集したからすごい力を発揮した。こうした戦闘性と団結と確信を生み出したのが階級的団結の思想と路線です。
 国際連帯闘争も階級的団結の強化・拡大を総括軸としてすべてを考えていくという路線が、韓国やアメリカの労働者の心をとらえた。この時代を動かす核心的なものをわれわれはつかんだ。今度はこれを爆発的に11月まで発揮させる時が来たということです。
 第三に、動労千葉のライフサイクル反対の闘いは、第1ラウンドに勝利した。しかし、本来われわれに問われていることは、平成採の仲間がどんどん動労千葉に結集してくるようなものをつくりあげていくこと。この時代に求められている課題と自分自身が実現できている闘いの関係をちゃんと見定め、このギャップを埋めるために必死になったときに全体が一挙に動きだす。だからここに必死で食らいついてく。今年前半の闘いを通して、やるべき課題はかぎりなく鮮明になった。

情勢のさらなる激動化とJR労働運動をめぐる大再編

 G8サミット以降、アメリカの住宅金融公社2社が事実上経営破綻に陥り、ついに金融恐慌が始まった。日本は税収が激減。これは国家財政の破綻を爆発的に生み出す。福田は、「骨太方針08」で社会保障費2200億円削るとか200万公務員首切り・民営化するというが、医療制度も年金も完全にボロボロ。そこにインフレ。全ての条件が出そろって支配階級と労働者階級が真正面から激突せざるを得ない情勢。問題はわれわれの側の陣営と立場です。
 国鉄闘争をめぐっても1047名問題が重大な情勢に入っている。鉄建公団訴訟の高裁の裁判長が「ソフトランディングをさせたい」と「和解」を投げかけている。しかしこれは、1047名闘争と国鉄-JR労働運動の解体を狙う重大な攻撃だ。1047名闘争を売り渡したら、国労は完全に連合化する。JR東日本は革マルを最終的に切り捨て、決着をつける方向に動き出す。つまりJR労働戦線をめぐる大再編が起きる。
 200万公務員首切りの民営化攻撃の全貌が、社会保険庁の解体・民営化等をめぐって、見えてきた。あらゆるやり方で自治労を解体し、文字通りクビを切っていく。そういう事態を前に1047名闘争を葬り去って国鉄労働運動をもう一度たたきつぶす攻撃だ。逆にいえば、この闘いいかんによって4大産別の闘いを先頭に新たな勝負に持ち込めるかどうか、まさに労働運動の再生をかけたワクワクするような位置に1047名闘争がせり上がっている。

全てを11月1万人結集の実現へ

 最後に、11月1万人結集の実現に向けて3点ほど訴えたい。第1に、社会に溢れている怒りの声を押さえ込んでいる今の腐りきった体制内の労働組合幹部たちを職場からの闘いで絶対に食い破る。世界でも労働運動をめぐる激しい分岐と衝突の中から闘いが始まっている。例えばアメリカの自由連合州のプエルト・リコで教師がストライキに立ち上がった途端、SEIUという御用組合がその組合を乗っ取りにかかり激しい衝突が起きている。この間の南米大反乱や移民労働者1千万のボイコット運動情勢の中で、この流れを叩きつぶさなかったならアメリカの支配が崩壊するからだ。だから分岐が生み出されれば直ちに闘いに火が点く情勢。問題は、われわれが分岐をつくりだすことができるかどうかだ。2番目は、ここにこそ勝利の展望があると11月集会を語りきってほしい。実際、国際連帯も含め、われわれ自身、予想もしなかったものを11月集会は作り出してきた。1万人結集を実現できたら、ここがテコになって時代が一挙に動き出す。ここで労働者は勝てるんだと確信をもって訴えてほしい。3つ目は、11月労働者集会の具体的課題について。第1に、11月集会に向けて、「生きさせろ!」のゼネストが必要だと訴えたい。今年の11月集会の最大の課題は「生活防衛闘争」。これから「食っていけない」という現実が労働者や農民、漁民を襲う。資本の側は賃下げで乗り切ろうとしている。11月に集まってこの生活破壊に対して立ち上がる宣言をあげよう。第2の課題は、さっき言ったとおり1047名闘争。新自由主義攻撃粉砕、民営化粉砕の全労働者総決起集会にする。怒っている公務員労働者、4大産別の労働者を全部根こそぎ集めよう。第3に、国際連帯闘争を飛躍的に発展させることです。鮮明な「万国の労働者、団結せよ!」のアピールをここで発する。すべての力をワクワクした闘争として訴えて1万人結集に結び付けよう。