第40回定期大会第2日目

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外注化、基地統廃合攻撃阻止へ全組合員の総決起をかちとろう!
第40回定期大会第2日目

第40回定期大会第2日目

 第40回定期大会の二日目は、26日9時より始められた。最初に11年度予算案が提起され、その後方針案に対する質疑がおこなわれた。
 多くの代議員からの質問に対する本部答弁と委員長の総括答弁がおこなわれ、方針案、予算案が拍手で確認された。スト権投票は、100%で批准された。新役員選挙では全員の留任で信任投票がおこなわれ、全員が信任された。
 その後、各種委員選出、大会宣言が採択された。最後に大竹副委員長が閉会あいさつをおこない、青年部の音頭による組合歌合唱、委員長の団結ガンバローで終了した。
 昼食後にはエスエル会総会が開催され、提起された案件は全て承認された。
 全面外注化阻止、基地統廃合による組織破壊攻撃粉砕、人事・賃金制度改悪阻止へ、11月労働者集会の成功へ向けて奮闘しよう。当面する京葉車両センターにおける構内外注化の白紙撤回をかちとろう。

出された主な質疑の内容

◎ エルダーで人事課と所長との面談があった。車両センターは厳しいので駅はどうかと聞いてきた。CTSでは200のリストラがあって希望通りにいけるのか。
◎ 銚子の街宣行動が成功した。千葉運転区支部と協議して第二、第三の行動をやりたい。10月に線見強行すると言ってきたが、抗議して撤回させた。線見の中身がおかしい。怒りをもって銚子運転区廃止を阻止する。
◎ 強制配転者が配転されて20数年経っている。現職復帰の闘いを強化しよう。
◎ 方針に全面的に賛成し29~30ストには総決起したい。外注化は10年出向でゆくゆくは転籍だ。ライフサイクルでも希望の駅へ行けない状況だ。11月集会へ昨年を上回る結集をかちとる。
◎ 水戸では2等級3等級の差別を含めて裁判に訴えている。動労千葉以外では2等級、3等級はいないので法廷闘争をやったらどうか。怒りを組織拡大に頑張ろう。
◎ 貨物のボーナス格差を何とかしなければいけない。震災前日の滑河駅の脱線事故詳細が分からないが乗務員に責任をかぶせられている。ダイ改後には千葉機関区はどういう状況になるのか。 
◎ 外注化の団交があったが、10・1実施は不可能になった。しかし、会社は準備ができ次第いつでもやると言っている。
◎ 入換業務で一通告ー一作業といっているが、会社は業務指示ではないと言っている。新系列車両に置き換えられたが、故障件数は今までと同様だ。
◎ 久留里線では特殊自動閉そくになってタブレットがなくなる。駅も不安になっている。
◎ 片運転台の車両では無線を使うと言っている。免許は暫定でもできるのか。
◎ 機関車の行路には手当を付けるべきだ。

委員長の総括答弁

 当面する課題の考え方について、第一に外注化だが、10・1を阻止したが、会社は止めると言っていない。それは全面外注化が目的だからだ。CTSに実績がないのにやろうとしている。全面外注化されたら来年4月1日に、1000名が出向となる。毎年出向に出され、戻れる場所は工場か技管しかない。そして1000名の出向を解消するのに10年かかるとしている。京葉の外注化は全面外注化の出発点だ。京葉の外注化を阻止したら、全面外注化を阻止できる。
 第二に基地再編攻撃では、10月に佐倉、銚子運輸区へ送り込むための線見を始めようとしている。基地統廃合は労働組合の協力なくしてはできない。千葉支社は全てを隠してやろうとしている。どういう基準で人選するのか、その基準を明らかにして人選して、はじめて訓練だ。隠してやるのは意図があるからだ。基地廃止攻撃は、検修・構内外注化、人事・賃金制度改悪と一体の攻撃としてある。来年3月、4月を目標に組織拡大ができるのかが重要だ。
 貨物の滑河事故は石勝線の事故と同じだ。空のコンテナを積むと脱線係数をオーバーすることがはっきりしている。コキ200は、廃車にしなければならない。入換通告は、単なる情報ではない。幕張の事故でも管理体制に問題があったことがはっきりした。
 また、2等級、3等級の組合差別を許さない闘いを大会決定として取り組む。
 世界中で国の財政が破たんし、公務員の首切り、賃下げが始まる。大震災による公務員の10%の賃下げは大民営化の始まりだ。10年間外注化を止めてきた動労千葉の闘いが生きる時代が来ている。もう一つは関生支部の闘いだ。そして被災地の闘いを11月集会へ結集し、1万人集会を実現しよう。

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