3・28三里塚全国総決起集会

団結街道廃道化阻止!
新たな決戦突入を宣言
-3・28三里塚全国総決起集会-

「三里塚と国鉄闘争は二つにして一つの闘い」─特別報告を行う田中委員長
団結街道をデモ(右が封鎖されている現闘本部)

 3月28日、真冬の寒さがぶり返すなか、反対同盟・市東孝雄さんの畑において、三里塚全国総決起集会が開催された。
 市東さんの生活道路でもある団結街道(市道)を廃道とし、空港の新たな「第3誘導路」計画とあわせて市東さんの畑・宅地を空港施設で囲い込み、農地を奪い取ろうという悪辣な攻撃が成田市によってかけられている。さらには、団結街道の中央に位置する現闘本部を破壊しようというものだ。しかし、2月25日の現闘本部裁判においてもこれを破壊するための仮執行宣言を付けることができなかった。これをあてにして廃道化を目論んでいたのだ。こうした緊迫するなか開催された全国集会には、全国から1530人が結集した。
 主催者あいさつに立った北原鉱治事務局長は、団結街道の廃道化攻撃に怒りを燃やし、こういうやり方しかできないことに「43年間、国際空港がなぜできないのか。計画の50%しかできていない。三里塚は勝っている。」と高らかに宣言した。

廃道化攻撃と実力で闘おう!労農連帯で世の中を変えよう

 続いて萩原進事務局次長が基調報告に立ち、4点にわたって訴えた。「①決戦を迎えた。団結街道を封鎖し、一つの滑走路に3本の誘導路をつけ、いくらでも金をつぎこんで闘争を圧殺しようとしている。森田知事は千葉にカジノをつくろうとしている。こんなおかしな世の中を変えていこう。②大恐慌で資本家は労働者を食わせられなくなった。法政大の弾圧など無茶苦茶な攻撃がかけられている。JRはいま、農家と契約を結んで、農民を下請けにして、駅などでの事業を行おうとしている。動労千葉を先頭とする三里塚を闘う労働者との連帯で、安全を無視し、外注化に走るJR東日本を打倒しよう。③軍事空港粉砕。反戦・反基地の闘いを。沖縄の普天間基地移転問題は、新たな沖縄闘争の爆発を引きおこす。この闘いと連帯して闘おう。④4~5月、廃道化攻撃と実力闘争で闘う。現地緊急闘争や場合によっては全国闘争をよびかける。そして夏~秋の闘いへと攻めのぼろう」と闘いの方針を提起した。

国鉄闘争発展の新たな全国運動を

 特別報告に立った動労千葉田中委員長は、冒頭、中野洋前委員長の葬儀へのお礼を述べるとともに故人の遺志を引き継ぎ、関川委員長はじめ3代にわたる三里塚闘争の労農連帯の闘いをさらに発展させることを誓った。また、三里塚と国鉄闘争は、二期工事着工攻撃と分割・民営化攻撃、今の第2の分割・民営化攻撃と新たな三里塚決戦情勢と、常に二つにして一つの闘いであったことを明らかにした。そして、JRの外注化攻撃に対し、5波のストライキで闘い、4月1日実施を阻止したことを報告。その上で、1047名闘争の「和解」攻撃が分割・民営化を認め、その後の非正規職化をはじめ、あらゆる労働者への攻撃の突破口になったことを居直り、国鉄闘争に「決着」をつけて、道州制など新たな攻撃に踏み出すものであると厳しく弾劾し、国鉄闘争、労働運動の火を消してはならないと新たな全国運動を開始することをよびかけた。
 市東孝雄さんは、廃道化攻撃に対し、「交差点の真ん中に住むようなもの」とうそぶく成田市長を激しく弾劾し、「いざというときには駆けつけて下さい」と熱く訴えた。鈴木謙太郎さんが「団結街道廃止阻止!特別決議」を読みあげ、全体で確認された。
 三里塚裁判闘争報告に立った顧問弁護団、葉山弁護士は、はじめに「中野前委員長の精神は全国の労働者、農民、市民に受け継がれている。ともに闘うことを誓う」と述べ、成田空港がハブ空港から転落、JALが破産、NAAも赤字であり、いよいよ成田空港の廃港が現実化していると檄を飛ばした。
 集会宣言ののち、デモに出発。吹きすさぶ寒風をついて、東峰部落を通り団結街道をデモ。家や畑があり、現闘本部があるこの道路をこれまでわれわれも何度となく行き来してきた。ここを封鎖するとは! あらためて怒りがこみ上げる。廃道化絶対阻止! 市東さんの畑、現闘本部を守りぬこう!