11.6労働者集会報告② 呼びかけ労組からの訴え

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関西生コン支部
武谷新吾 書記次長

昨年は崩壊状態にあった関西地区の生コン業界再建に向け、三つの協同組合および員外社が大同団結しました。これを主導的にリードしたのは我々関生支部です。これは、和歌山・奈良・滋賀および圧送などの各協同組合が私たちと共闘することによって実利を得ていること、私たちが進める政策闘争が実績を上げているからこそなし得た画期的な成果です。この大同団結により、長年続いた値引き競争に終止符を打って適正価格の収受実現に向けて大きく前進し、「労働者雇用・福祉基金」を実現させました。
また関生支部50周年記念事業として新会館「学働館・関生」を建設し、生コン碑の建立、『50年史』の発行、大阪労働学校・アソシエの開校など数々の成果をあげました。さらに、文化活動・地域創生活動にも力を入れ、社会的労働運動への飛躍をはかってきました。
今後は、この流れをさらに発展させ、関西全体の生コン関連業界の安定化に取り組むと同時に、関生型労働運動の全国化・国際化に取り組みます。様々な労働組合・民主団体との共闘関係を強化し、中小企業の期待に応える運動を展開します。賃上げ・労働条件改善・雇用の安定を求めて闘い、1万人の組織拡大に全力を尽くします。
本日は、闘う労働組合の全国ネットワークを強化・発展すること、韓国労働者と国鉄労働者の闘いに勝利するために、この集会の成功を勝ち取りましょう。

 

港合同 中村吉政委員長

2011年の大阪府知事・大阪市長のW選挙で橋下市長が登場し、労働組合攻撃開始宣言を発しました。わずか半年の間に、無給職免の廃止、組合事務所の明け渡し、チェックオフの廃止、思想調査、入れ墨アンケート調査、「職員基本条例」「政治活動規制条例」「大阪市の労使関係に関する条例」等で縛り付け、市民には、「既得権打破」として、公務員・労働組合・町会と市民を分断し、対立の構図を作りました。
港合同は、「こんな問題を放っておいたとしたら、労働運動、労働組合というのはなきに等しいものになってしまう。と感じ、多くの仲間と共に反橋下の体制を築きました。この考え方は、「国鉄1047名問題

に関する東京地裁の98年5・28反動判決」に対する闘いと同じです。
今日、安倍政権の労働法制大改悪攻撃と、パク・クネ政権の成果年俸制導入は労働者を根底から破壊する攻撃であり、同一のものであるといわねばなりません。
今、小池知事の振る舞いを見ていると、5年前に橋下市長が就任したころの雰囲気にとても似ています。大阪市の顧問であった上山が東京都の顧問となっていることは偶然ではないでしょう。莫大な利権の動く民営化の達成の為に、労働組合をぶっ潰す、これが、新自由主義の本質なのです。 共に闘いましょう。

動労千葉 田中康宏委員長

世界各地からの結集ありがとうございます。とくに、ゼネストの最中、かけつけて下さった韓国・民主労総の同志のみなさんに心から感謝致します。
今日、私たちは、民主労総の闘いに応えて、日本における労働運動の現状を変革したいと願ってこの場に集まりました。本日の集会は、民主労総ソウル地域本部と共同の呼びかけで、「東京-ソウル国際共同行動」の一貫として開催されています。「民族・国籍・国境を越えた労働者が、日本と韓国の地で合流して、大恐慌-大失業・貧困・戦争から世の中を根本的に変革する闘争を共に開始しよう」と決意したのです。
本日の集会のもう一つの獲得課題があります。それは国鉄闘争に勝利することです。私たちが国鉄闘争にこだわり続けてきたのは、国鉄分割・民営化攻撃によって一旦は打ち砕かれた日本の労働運動を再生させたいと思う固い決意によるものです。私たちは、国鉄闘争に勝利しぬいてきた地平に立っていよいよ反撃を開始します。
私たちには、同じ一つの攻撃にさらされ、同じ一つの希望に向って前進する労働者の強い叫び声が世界中に響きわたっているのが聞こえます。
116-1取り戻そう! 団結。 あらゆる職場に闘う労働組合を甦らせよう。

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