3月ダイ改ー特急削減絶対反対!組織破壊攻撃粉砕へストライキで闘いぬこう!

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◎新春座談会
3月ダイ改ー特急削減絶対反対!
組織破壊攻撃粉砕へストライキで闘いぬこう!

◇新春座談会参加者◇
鈴 木 貴 雅(動労千葉乗務員分科会会長)
高 澤 成 夫(動労千葉千葉運転区支部支部長)
山 口 世 修(動労千葉執行委員)

首都圏70~80㌔圏構想による地方切り捨て

●昨年12月にJR千葉支社は、特急列車の廃止・削減提案を行ってきました。

鈴木
 JR東日本は、「経営資源の首都圏集中」という考え方に基づいて「70~80キロ圏直通運転」というローカル線切り捨てを現在も進めています。とくに内房線に関しては、「さざなみ」が東京~館山2往復廃止で、君津~館山間が全面廃止、休日に至っては特急列車が全面廃止。外房線の「わかしお」は東京~鴨川間1往復廃止と勝浦~鴨川間で2往復廃止。成田線では「あやめ」2往復の全廃。総武本線は「しおさい」が東京~銚子間1往復、新宿~佐倉間が上り1本削減という状況です。
今回は内房線を中心にして特急列車の大幅削減が出されているけれども、最終的にはローカルの切り捨てにつながっていくのは間違いないと思います。
今回は、本当に阻止に向けた闘いを職場、そして地域からつくっていかないとずるずるやられてしまう感じがしますね。
山口 これは千葉だけじゃないですよね。昨年も研修会で「踊り子」を使いましたけど、あれだって平日は昼間帯ではほとんど走っていないんですよ。
乗客が減るってことは会社としてみれば大変なことだと思うんですよ。例えば、内房線で特急のお客が減ってきたら、お客を増やすためにいろいろなことを考える必要があると思うんだけど、全く見えてこないよね。会社は、「お客様が減ったから削減する」っていうのが大きな理由なんだけど、会社として努力もしないでお客が単に減ったから減らすというのでやっていけば、特急だけじゃなくて各駅停車だって減らすっていう考え方になるわけでね。さっき鈴木会長が「首都圏70~80キロ圏構想」と言ったんだけど、会社は、首都圏の鉄道が儲かればいいんであって、あとは新幹線と「駅ナカ」で商売しようというわけじゃないですか。今回のダイ改提案は、そこが露骨になったのかなという印象がしますね。
高澤 確かにバスに交通手段が流れていく部分は否めないけど、でもこれは悪循環だよね。列車を削減してお客さんが減る、さらに列車を減らしたらもっとお客さんがいなくなるという繰り返しじゃないですか。実際には地域住民の足を奪っているということでしょ。分割・民営化で民間会社になったと言っているけど、公共交通機関としての使命は絶対にあると思いますね。だから、それは地域の皆さんと一緒に「絶対反対」で闘う必要があると思います。それと、労働組合の意義というのも問われますね。

●鉄道は、地元の人はもちろんのこと、観光客も含めて重要な交通手段になっています。JRは「地域と密着した観光」などと言っていますが、やっていることは全く逆ですね。

高澤 JRが言っていることは、建前だけだよね。
鈴木 地元で観光に携わっている人が言ってたんだけど、 観光バスは1台で40人~50人で来けど、15人や20人のグループはバスではなく電車で来ることが多いらしいという話なんだ。そうなると、特急列車が走らない駅や地域には旅行に来ないっていうだよね。
山口 今でも「ディスティネーションキャンペーン」をやってるけど、特急は削減するけど観光に来てくださいなんてことにはならないよね。

地域と一体となって3月ダイ改阻止闘争へ

●すでに内房線では館山市や商工会議所、観光協会がJR千葉支社に申し入れを行い、総武本線や成田線の沿線自治体からも要望書が提出されるなど、地元では深刻な問題として激震が走っています。

高澤
 安倍政権が今、地方を見直せといってやっている課題のひとつが「地方創生」なわけだから、列車の削減なん行ったら「地方創生」どころではなくなるということでしょ。
鈴木 JRは、観光客の誘致ということを言うけど、特急列車を切っちゃったら、その地域には観光客は行かないと思うね。
山口 昨年の久留里線もひどかったね。4時間以上列車がこないんだから。やり方があまりにも過激というか、尋常じゃないね。

●今回、地域からの声が出ている中で、労働組合のあり方が今問われています。地域と一体となって3月ダイ改に向けて声を上げていくことが重要ですね。

鈴木 列車削減、ローカル削減という問題は、将来的には自分たちの職場の縮小・廃止という問題につながると思うんだよね。。それは、地域におけるひとつの事業所の存亡がかかった問題にもなるわけで、地域の自治体にとっても重大な問題になると思うね。だから、特急列車の削減反対と言うことは、われわれにとっても、沿線の自治体なども含めて一体で取り組む必要があるということでしょ。
山口 JRという会社は、国鉄から国民の財産を受け継いだ会社じゃないですか。それにもかかわらず単に乗客が乗らないからという理由だけで列車の削減なんかやっちゃいけないはずなんだよね。もっと大きなスケールで物事を考えないといけないと思うんです。民間会社だから「利益が必要」と言うけど、鉄道はそれだけじゃないでしょ。やはり始発駅から終着駅までの全体を考えてやるべきじゃないかと思います。そういうことを考えると、動労千葉が地域と一緒に反対に起ち上がるということは、今後のためにも重要だね。
高沢 鉄道っていうのは、地方で赤字になったとしてもその分を首都圏で儲けてカバーしてきたわけで、それは構造上しょうがない話でしょ。しかし、今のJRは、新自由主義と同じように、儲かるところには設備投資を行って儲けるだけ儲けて、それ以外の部分は切り捨てちゃうという典型的なやり方になってるよね。これでは安全が守れるはずがないわけで、反合・運転保安確立の闘いが絶対に重要ですね。

「千葉運輸区」ー組織破壊へ団結強化を!

●今秋、「千葉運輸区」設置の提案が出されており、3月ダイ改から配転・組織破壊との闘いになると思います。

高沢 自分は、習志野運輸区の設置当時に経験しているんですけど、会社は「運転士と車掌を一緒にすることで効率が上がる」とか言ってました。自分の経験で言うと、業務掲示の内容が変わりましたね。例えば「目標がいくら」とか「○○の目標達成」ということばかり掲示するようになったんですね。つまり、競い合わせていたわけ。車掌は予備の時に快速で車内検札をやるとそれが超勤になるんだけど、それが当たり前になるわけ。先輩がやっていれば後輩=若い人もそうなるよね。自分から見ると、乗務前に余計な仕事をして大丈夫なのかなと思ってた。「安全よりも金」という意識になっていくわけ。しかもそれを会社が承認しているわけだから、自分だけやらないというわけにはいかないという雰囲気になってくる。確かに定例訓練は一緒にできるけど、それ以外で何かよかったことなんて思いつかないですね。
山口 「千葉運輸区」というのは、さっきから出ている「首都圏70~80キロ圏」構想をさらに進めるための攻撃だと思ってます。だから、「千葉運輸区」ができたら終わりかというと必ずしもこれで終わりじゃないと思います。今後は、運輸区の縮小や統廃合も含めて出てくることも想定できるんじゃないかな。結局、基地統廃合攻撃そのものだということでしょ。
鈴木 運輸区になっても輸送体系を変えることは可能で、例えば、途中に運輸区を設けることによって外周区よりも入出区作業が少なくなり、ハンドル率(乗務率)をどこまで追求するのかということになる。最終的には、労働時間に占めるハンドル率の割合というのは、相当に高い割合になるということですね。
高澤 「千葉運輸区」の関係で言うと、千葉転の場合に、今は標準数より20名過員になっていて、ダイ改提案だと8名削減になるから過員が28名になるんです。そうなれば人が多い区から他区へ配転することができるわけだし、会社もそこを狙ってると思うんですよね。会社も、「3年間ぐらいのダイヤ改正を経て、最終的に運輸区にする」って言ってるらしいですけど、今年の3月ダイ改からの3年間が闘いの正念場になりますね。
山口 「千葉運輸区」で問題になるのは、強制配転があるかどうかだよね。希望している人ならいいんだけど、強制配転があればそれは組織破壊だしストで闘わなければならない。3月ダイ改は大きな焦点になりますね。

若手に動労千葉の闘いを引き継ぐ取り組みを

●今後、大量退職問題が最大の課題になります。本線運転士の立場からすれば外注化で行くところがなくなるという問題もあるし、国鉄採がいなくなった後の職場の問題もあると思います。

山口 本当に、俺たちの年代が退職したら職場がどうなるのかは本当に深刻な問題だね。30代や40代で中心になるような運転士が出てきてもらわないと本当に困るんだけど、ほとんどいないからね。安全についても会社側から見た「安全」という考え方になっちゃう。JRでいうと今後10年間で43%が退職でしょ。俺たちは、国鉄当時からの積み重ねがある程度あって色々経験しているし、そういうものの見方から安全を考える訳。しかし、若手の場合には、会社側の見方になってる感じがするね。そうなると安全をどのように確保するのかという根本的な問題にならざるを得ないよね。
鈴木 人事・賃金制度が導入されて一番感じるのは、俺たちは年功序列という考え方でやってきたわけだけど、今はそういう感覚じゃないんだよね。もっと感じるのは、俺たちの場合には管理者に「ゴマすり」なんかしなかったけど、若手にとってみればごますり行為だと思ってないし、普通になってるんだよね。俺たちは同じ労働者の立場で横のつながりを大切にしてダメなものはダメなんだと言ってきた。今はそうじゃないからね。
高澤 会社は、労働者のためになること、例えば安全や労働条件について優先して改善するなんてことはほぼないわけでしょ。だから自分たちの年代というのは、会社のやることに対して「ちょっと待てよ」と思うわけ。大量退職問題というのは、自分たちが退職するっていうことと同時に、われわれの持っている闘い方や考え方を若手に引き継いでいくという闘いになるのかなと思いますね。それで最終的には動労千葉に入ってくれれば一番いいけどね。
山口 今、俺たちの年代の運転士は、未知の世界に入っているよね。団塊の世代の人たちは運転士の労働条件を見ても一時期はいい時代があった。しかし、その後の俺たちの年代は、それを超えてる状況でしょ。運転無事故表彰は3年で受賞で、その間に約10万キロ乗務するわけ。そうなると、30年間運転士をやってると100万キロの乗務になるわけでしょ。だから知らず知らずのうちにボディーブローが効いてきてるんですよ。それを考えると、若い人たちは俺たちをはるかに超えるわけ。だから、これを考えたら運転士は不安ですよ。

●最後に、3月ダイ改、大量退職問題に対する闘いの決意をお願いします。

鈴木 当面、3月ダイヤ改正での特急削減という大きな問題が出てきているので、地域と一体となって闘いぬきたいと思います。その上で、乗務員分科会として、各支部からの問題点を千葉支社に突き付け、職場からの闘う体制を作り上げていきたいと思います。
そして、こうした闘いが組織拡大につながるように全力で闘います。
高沢 今年は「千葉運輸区」に向けた闘いが具体的に進むと思いますし、3月ダイヤ改正での特急削減、さらに、異動の問題も出てくると思いますので、何よりも支部の団結を固めることが最も重要だと思います。各支部の協力を得ながら、一緒になって闘っていきたいと思います。
山口 やはり運転保安確立の闘いを全力で進めたいですね。やはり乗務員である以上、これが一番基本になると思います。
●2015年は、今までと違う年になると思います。全力で頑張りましょう。
ありがとうごさいました。

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