解雇撤回、外注化阻止・非正規職撤廃へ 6・9全国集会に1800名が結集!

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 6月9日、東京・文京シビックホールに全国から1800名が結集し、国鉄闘争全国運動の全国集会が意気高くかちとられた。

 「国鉄1047名解雇撤回!民営化と外注化、非正規職化にストライキで反撃を! 今こそ国鉄闘争の火をもっと大きく!」をスローガンに開催された今年の全国集会は、国鉄1047名の解雇撤回、民営化・外注化阻止への闘いの前進が確認された。また鉄建公団訴訟の高裁勝利へ闘うことを確認した。
集会は、世田谷地区労顧問の花輪さんの開会あいさつで始まり、連帯のあいさつを全国一般東京ゼネラルユニオンと三里塚反対同盟の北原事務局長が行った。
全国運動呼びかけ人・団体からは全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の西山執行委員、日本近代史研究者伊藤晃さん、韓国労働運動史研究家金元順さんがそれぞれ国家的不当労働行為との闘いを訴え、階級的労働運動の復権のために国際連帯を強化しようと発言した。

動労千葉からの報告

「国鉄闘争の火をもっと大きく」と題して動労千葉の報告、弁護団や「解雇撤回・JR復帰」の10万筆署名の訴え、外注化阻止への現場からの発言が行われた。
最初に動労千葉の田中委員長は、「国鉄闘争がもっと闘っていればこんな現状にならなかったと思っている。分割・民営化、ワーキングプアに決着をつけなければいけない。アベノミクスは全て崩壊する。闘う労働組合が存在するか、団結を回復できるかはわれわれの闘いにかかっている。全ては分割・民営化から始まった。全てはウソだった。われわれの闘いは正念場に入った。今、真実を暴き出そうとしている。全員解雇、選別再雇用。JRと国鉄は別といってきたが、これら全てが国家的不当労働行為だった。そして1047名闘争があったから、分割・民営化後すぐに外注化ができなかった。鉄建公団訴訟の高裁判決が9月25日、最高裁も来春には判決が出る。全ての努力を注ぎ込んでこの闘いに勝利しよう。闘う労働運動の復権をかちとり、外注化攻撃を打ち破り、組織拡大をかちとろう。」と動労千葉からの報告を行った。
その後、葉山弁護士が弁護団からの報告を行い、動労千葉争議団の高石さん、中村仁君から「9・25まで10万筆署名を、初心を忘れず闘う」「解雇を許さない一点で団結しよう、労働者は99%ひとつになれる」と訴えた。
国労闘争団の小玉忠憲さん、羽廣憲さんが決意表明を行い、自交総連北海道地連書記長の杉本さんが10万筆署名へのアピールを行った。

 現場からの報告

 現場からの報告では幕張支部の山田支部長が「10・1外注化ではくやしい思いをした。計画業務の外注化を許してはならない。今年はJRに4人、CTSに12人、新採を入れた。失敗することを恐れているからだ。CTSでも動労千葉とともに闘う仲間をつくりだそう。組織拡大をかちとろう。」と発言。
貨物協議会の佐藤議長は、「5・1新宿メーデーへの参加ありがとうございます。何故賃下げなのか、厳しい環境も限界にきている。しかし、現場には話すことができない。分割できなかった矛盾があるからだ。外注化阻止の第2ラウンドとともに貨物も闘う」と決意表明を行った。
動労水戸の石井委員長、動労西日本の赤松副委員長も外注化阻止闘争、出向からの現職復帰の闘いの報告を行った。
カンパアピールをはさんで、福島、仙台、そして弁護士、沖縄からの報告があり、職場からの報告が行われた。ここでは動労千葉副青年部長の滝君がライフサイクルから復帰の報告を行った。
集会宣言を動労千葉を支援する会の山本事務局長が、閉会あいさつをス労自主の入江委員長が行った。全金本山の長谷副委員長の団結ガンバローと動労西日本の大江委員長のインター斉唱で終了した。

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