組合員を食い物にし、私腹を肥やす 腐りきった東労組!この現実

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今こそ決別し、ともに闘おう

●組合費でハワイに別荘?

JR総連や東労組の腐り果てた姿があらわになっている。東労組の元会長・松崎明らが「国際交流基金」名義の組合口座から3千万円もの 組合資金を私的に流用し、ハワイに別荘を購入したという「業務上横領」の容疑で、東労組本部など20箇所余りが家宅捜索された。 JR総連は、「(松崎 が)基金の口座から3千万円を引き出したのは、個人の不動産売却代金を一時的に保管していたもので、組合資金の流用ではない。沖縄の別荘を売ってハワイの 別荘に買い替えただけ」などと弁明し、打ち消しに躍起となっている。だが、こんなおかしな話しはない。個人口座を使うのが当たり前の私的な金の出し入れに なぜ組合口座が使われていたのか?これは逆に、3千万円どころか、組合口座全体が、松崎ら一部役員の私腹を肥やすために、好き勝手に使われていたことを示 しているのではないのか?

●誰も知らない福利厚生施設

どう考えてもおかしなことばかりだ。松崎が沖縄に持っていた別荘を売ったという先は、JR総連の関連会社=「鉄道福祉事業協会」だと いう。その「沖縄の別荘」なるものは、この間「脱税・横領容疑で松崎逮捕か」等の報道がされるようになってから、突然、「申し込みがあれば誰でも利用でき る」などと、何か組合員の福利厚生施設であるかのような言い方がされるようになり、東労組内では、様々な会議の場で「そんな話は聞いたこともない」という 疑念の声が相次いでいる代物だ。沖縄に幾つも福利厚生施設をつくることなど、一体いつどこで決めたのか、知っている組合員は誰もいないはずだ。

●何億もの金を湯水のように

だが、それも氷山の一角に過ぎないことは間違いない。松崎を先頭に一部の革マル役員たちは、組織を私物化し、私腹を肥やすために、何億円という単位で好き勝手に組合費などを使い込んでいるとみて間違いない。
別表で掲げたのは、この間、松崎明が私費で買ったとされるマンションや別荘、「ポケットマネー」から出したと言うカンパである。松崎や東労組自身が言っ ていることや、週刊誌等の報道をひろい上げただけでこれだけある。これが真実だとすれば、ざっと計算しても3億円余りにもなる。マンションや別荘を6つも 7つも持ち、何千万円もの金額をポケットマネーでカンパできるなど、まさに富豪そのものだ。一体どこからこんな金が湧いてくるというのか。松崎自身は、そ のほとんどを「相続した土地を売った金だ」と説明しているが、別なところでは親は貧乏人だったと言うなど、要するに、全てが真っ赤なウソだということだ。

松崎が購入したというマンションや別荘、ポケットマネーでだしたというカンパ
89年
埼玉県小川町にマンション購入
92年
ポーランドに私費でカンパ
6000万円
92年
アフガニスタンに私費でカンパ
3000万円
JR東海労に私費でカンパ
100万円
沖縄県国頭村、今帰仁村に別荘購入
95年
東京・目黒にマンション購入
5700万円前後
99年
ハワイ・ヒロ市に別荘購入
2100万円
00年
ハワイ・コナ市に別荘購入
3300万円
ハワイ・コナ市にフラワーショップ購入
2200万円

●驚くべき私物化!

さらに松崎は、やはりJR総連の関連会社である「さつき商事」の社長に自らの息子を据え、二束三文の健康食品などを仕入れては、組合員に高く売りつけるという悪こぎな商売をやって、そこでも莫大な利益をあげていたという。まさに公私混同の極みだ。
松崎一人だけでも、これだけの金が湯水のように使われている。トップからしてこうだから、その下が分会の金、支部の金、地本の金を使い込むことなど何の 罪悪感も持たないようになるのは当然である。彼らにとっては、組合費で私腹を肥やすことなどへっちゃらなのだ。松崎と島田らの内部抗争も結局は、利権をめ ぐる争いに過ぎない。

●腐り切った「国際連帯」

また、今回の問題で明らかになったのは、彼らは「国際連帯」を売り物にして何とか「労働組合らしさ」を打ち出そうとしているが、その 現実は金まみれだったということだ。金で「国際連帯」を買い、さらに「国際連帯基金」を隠れみのにして自分の私腹を肥やす。これが彼らの「国際連帯」の中 身である。心底腐りきっている。
われわれは、労働組合への警察権力の介入は、それが例えどのような理由によるものであろうと絶対に反対の立場である。腐り切った労働組合の幹部たちを打 倒し、労働組合を変革するのは労働者自身の課題だ。会社とべったり癒着し、労働組合の名を語って労働者を食いものにする、こんな現実を黙っていていいの か。今こそ動労千葉に結集しともに闘おう。

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