新春挨拶―乗務員分科、車両技術分科、貨物協、鴨川新支部長

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2013年 団結して闘おう!

徹底した職場検証で闘おう!
      乗務員分科会 会長 鈴木 貴雅
 新年あけましておめでとうございます
 昨年は、検修・構内外注化と基地統廃合、さらには運転士登用差別との闘いの中で、強制出向、強制配転、登用差別問題の反動判決等、悔しい思いをしながらも強固な団結を守り闘いぬいた1年でした。
 今年は、さらなる攻撃の阻止はもちろんのこと、この攻撃に反撃する1年としなければなりません。検修・構内外注化が強行されて以降、車技手配がまともに出来ないなどの作業効率の低下や構内運転における規定上の矛盾、曖昧な乗務員指導による取り扱いの不徹底など外注化の弊害が指摘されています。偽装請負や強制出向といった法的問題の追及と同時に、車両や構内の安全が著しく脅かされているなか、徹底した職場検証が求められています。乗務員分科会は、ハンドルをにぎる当該労働者として、乗務員目線での検証、問題点の摘出・集中を行い、徹底した追及行動をとおして外注化の矛盾を明らかにし、検修・構内部門をJR本体=直営に戻す闘いを推し進め、組織の総力をもって取り組むことを決定しました。
 一方、乗務員基地再編の一環として佐倉運輸区が強行設立され、「東京圏80キロ直通運転構想」が進められています。次期3月ダイ改では、成田線各駅停車のスジに成田空港への快速直通運転に乗せ換えて3往復増を計画しています。この攻撃は、組織破壊と効率化を目的とした労働強化、ローカル線切り捨てを目的とした営利最優先の攻撃です。さらなる基地再編も予想され、検修・構内外注化粉砕と基地再編阻止を中心とした闘いに総決起し、さらなる組織拡大を実現し、反合・運転保安を勝ちとろう!

仲間をJRに戻す闘いに全力を
  車両技術分科会 会長 半田 幸夫
 明けましておめでとうございます。
 全組合員の皆さん。支援の皆さん。昨年の外注化反対闘争への総決起、ありがとうございました。車両技術分科を代表して御礼申し上げます。
 昨年は、全くもって許し難い10・1検修・構内外注化が強行されました。現場では、業務上の問題が多数発生しています。技術・経験のないCTSが業務委託を受けたことで多くの問題が発生し、現場での追及に答えられない状況が続いており、混乱のなか業務が行われており、安全の確保―運転保安上、問題となっています。
 民営化―外注化は、われわれ労働者を非正規職に突き落とし、鉄道業務における安全の崩壊をもたらします。
 尼崎事故やJR北海道の気動車トンネル内火災、成田線貨車脱線事故、そして鉄道以外では関越道高速バス事故や中央自動車道笹子トンネル崩落事故など、まさに分割・民営化―外注化が原因だと言い切れるのではないかと思います。
 われわれ車両技術分科は、昨年以上に厳しい闘いが展開されると思われますが、出向差し止め訴訟に勝利し、出向に追いやられた仲間をJRに戻す、この闘いに全力で取り組んでいきます。

資本主義をぶったおし、平和で豊かな社会をつくる労働組合を
       貨物協議会 議長 佐藤 正和
 昨年、無念にも清水さんを失いました。団結して一人ひとりが力をつけ、千葉機関区支部、貨協(かもきょう)を盛り上げてきました。
 今年の最重要課題は、一言でいえば「65歳まで安心して働ける労働条件を確立しよう!」です。13春闘、55歳で賃金7割問題。3月ダイ改、きつい乗務も子供の進学、親の介護、家族のために頑張るしかありません。大型仕業の改善、設備や保安装置の適正化など、きめ細かく要求をつくりあげ、あきらめずコツコツと闘い抜くことです。そのためにも「組織拡大」、そのためにも「労働運動の半分は『勉強』すること」です。「幸い」安倍政権発足で、労働運動復権の大情勢到来です。増税、改憲、国防軍だと、競争が社会を発展させるなんて大ウソです。簡単に言って、競争・戦争は「経済」。1%の人達の利益のため。だから原発、非正規雇用です。みんな気がつき始めています。だからチャンス到来です。
 貨物鉄道も大企業の輸送コスト削減のためにトラック・貨物船と、労働者同士が競争させられています。航空機も含めてそれぞれの良いところを生かして、貨物に働く労働者が団結して、物流を取り仕切る。1%の資本家ためでなく、社会の発展のため、みんなの笑顔のため、俺たち労働者は頑張って働きたい。
 二〇一三年、あっけらかんと「資本主義をぶったおし、平和で豊かな社会をつくる」労働組合を甦らせましょう。

新支部長の決意
団結固め、運転保安闘争の強化を
      鴨川支部 支部長 鈴木 和良
 昨年11月9日に、鴨川支部大会で支部長になりました。宜しくお願いします。
 昨年は、外注化阻止闘争があり、鴨川支部も派出に勤務する仲間7人が出向に出されるなど、大変な1年でした。業務外注化に伴い、これまで鴨川派出で行ってきた業務が少なくなりました。指令が、直接、鴨川派出に指示できないため、直接指示できる千葉派出などに臨時の仕事を回しているようです。これも外注化の大きな矛盾であり、外注化は絶対に必要ないということです。
 また、運転保安に関しても駅での乗り継ぎ時間が短い箇所が多く、事故につながりかねないことから改善を求めるなど、職場での闘いを強めていきたいと思います。
 2013年は、何よりも鴨川支部組合員の団結を固めて、組織拡大に向けて頑張って行く決意です。

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