外注化阻止闘争の総括と11月労働者集会(上)

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全力で11・4へ!

新たな闘いの出発点築く

 歴史に残る闘いだった!
10・1外注化強行をめぐる闘いに一糸乱れずに決起された組合員のみなさん!
職場には外注化強行への怒り、悔しさが渦巻いています。しかし、闘いはまだ始まったばかりです。動労千葉は、労働運動の歴史に残る闘いをやりぬき、10・1をもって新たな闘いに突入したのです。敵は、団結を破壊することも闘いの意志を打ち砕くこともできなかった。矛盾を抱え、ボロボロになっているのはJR側です。外注化は絶対に許さない。労働者を非正規職に突き落とす卑劣な攻撃は絶対に許さない。
時代は、われわれが力をとり戻したときに間違いなく動き始めます。11月集会に1万人の仲間たちを結集し、時代の流れを変えよう。11月集会を階級的労働運動の組織拡大大会としてかちとろう。長い間あまりにも酷い状況が続いているがゆえに、多くの労働者が「仕方ない」とあきらめています。だが、情勢に負けずに立ち向かおう。職場から闘いを起こし、団結を拡大し、それをひとつの力に結合する。それが11月集会の目的です。

 今こそ闘う労働組合を
 情勢も大きく変化している。日本で開かれたIMFと世界銀行の年次総会では、「ついに世界経済の『負の連鎖』が働き始めた」と言っている。リーマンショックから4年、彼ら自身が、これから資本主義体制は奈落の底に突っ込んでいくと言わざるを得なくなった。これが労働者に何をもたらすのか。予測もつかないことが始まろうとしている。大失業と戦争。今こそ、労働組合が力をとり戻さなければならない。
領土問題をめぐる衝突もこうした事態を背景に起きていことだ。
自民党の総裁選で安倍―石破という極右体制ができた。一方、民主党・連合政権が目の前で崩壊しようとしている。連合は存亡の危機にたち、もっと右に行って自民党・財界とくっつく方向に進むだろう。だが、現場はそんなことで収まらない。そこに闘う労働組合がもう一回息を吹き返す状況が生まれてくる。支配階級は、最後の延命の道として究極の新自由主義政策に突っ走る以外にない。すでに壊れてしまっている社会をさらに崩壊させる。人間が人間として生きていく最低の条件が破壊され、怒りの声は積もっている。そこに労働者が団結を取り戻すチャンスが生まれる。その条件は山ほどできている。求められているのはこの状況に挑みかかっていく意志であり、社会の矛盾や未だ形になっていない怒りの声をひろいあげる鋭い視点であり、実際に団結を組織する闘いだ。反原発闘争の持続的な高揚が時代の変化を照らしだしている。新自由主義は、人間が人間として生存することそのものを破壊してしまったのだ。資本主義体制が崩れ落ちようとしている。今こそ労働組合の復権が求められている。

 悔しさをバネに!
 10月1日、検修・構内業務外注化が強行された。しかしわれわれは、こんな攻撃は絶対に粉砕できる、その力をわれわれは持っているんだということに、これまで以上に固く確信を持つことができた。
だが、12年間にわたって組織の総力をあげて闘い、止め続けてきた外注化が打ち抜かれたことも事実だ。現場は悔しさと怒りの声が沸騰している。だが、攻撃はこれで終わらないばかりか始まったばかりだ。敵は、闘いの意志と団結を打ち砕くことができなかった。われわれは、こんな攻撃はいつか必ず粉砕してやると、これまでになく固く決意している。10月1日は新たな闘いの出発点になったのだ。
(続く)

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