ベアゼロ回答、賃金制度改悪許すな

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04春闘勝利!日貨労、東労組の裏切り妥結を許すな!

動労総連合は、①3万8千円の大幅賃上げ獲得、②55歳以降の賃金減額制度廃止や定年延長等、高齢者の労働条件改善、③貨物について は、30万円(55歳以上は40万円)の生活改善一時金の獲得、「人事・賃金制度の白紙的見直し」計画の撤回等を求めて、JR東日本、貨物と交渉を続けて いる。

何のための組合!

労働者がこれほど虫けらのように犠牲にされているというのに、ベースアップの要求すら労働組合自身が放棄するという惨たんたる現状を、われわれは腹の底からの怒りを込めて弾劾する。一体何のための労働組合なのか。
昨日の「集中回答」も、労働組合が賃上げを要求しない当然の結果としてベアゼロ回答が並んだ。中小企業
や、今や3割を超えている非正規雇用労働者の置かれた現実は惨たんたるものだ。

豊かな国の現実!

日本の企業の上位20%は、いずれもこれまでにない利益をあげているという。この間のリストラ、首切り賃下げ攻撃の結果、労働者の血の犠牲の上に企業は肥太っているのだ。
超低賃金の非正規雇用労働者が激増し、300万人が失業し、年収が150万円に満たない世帯が1割に及び、高校卒業者の3割が就職することができず、4割 が国民年金の掛金を払うこともできず、毎年3万人以上が自殺に追い込まれているのがこの「豊かな国」の現実だ。
16日の新聞によれば、03年に日本の家計が所得だけではまかなえない事態に陥り、初めて「赤字」になるという衝撃的な事実が発表された。しかし、企業の資金はそれと全く反比例して増えている。

こんなことまで!

連合は春闘を前にして、「賃金制度の整備・見直しに向けて」という報告書を出している。それでは、賃金決定の基準は6つの要素がある などという主張がされている。いかに快適か(快適度)、難しいか(難易度)、習得しているか(習得度)、習熟しているか(習熟度)、達成したか(達成 度)、そして一番最後に「生計費」だというのだ。賃金が生活費だということそのものを、労働組合まで否定してしまおうというのだ。これは日本経団連が言っ ていることと全く同じだ。こんなことを労働組合が言い始めたら、労働者は資本の好いように分断され、賃金は切り下げられていくに決まっている。

▼ベアゼロ回答打破!
▼貨物新賃金制度粉砕!
▼JR総連の裏切り許すな

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