これが労働組合といえるのか! 動労千葉に結集して、ともに闘おう!

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これが労働組合といえるのか!
動労千葉に結集して、ともに闘おう!

「詐欺・横領・脱税の疑いで捜査が進められている松崎明の逮捕は時間の問題」「松崎は逮捕を逃れて海外に逃亡」というような情報がインターネットなど様々なメディアを通してさかんに流されている。
こうした状況のなか、東労組千葉地本では、激しい内部対立が続いている。とくに4月3日に開かれた「再建総会」以降、この対立と衝突はお互いを敵としてののしり合うまでにエスカレートしている。
地本=本部派は、千葉支部、津田沼支部、成田支部の青年部長や支部長らを「青年部再建総会への敵対・妨害者」「組織混乱者」「総団結破壊者」として機関 紙やビラなどに自らの組合員の名前をあげてののしり、地本反対派は「意見の封殺、排除の論理、規約・規則の蹂躙、暴挙、騙された、裏切られた」と言って批 判している。

事実上分裂状態!

発端は、東労組千葉地本が「島田」対「松崎」の抗争以来崩壊状況となっていた地本青年部の「再建」を目論み、一方的に青年部再建委員を指定して「再建賛同署名」を集めて、再建大会を強行したことにある。
発行されている情報によれば、当日の「再建総会」は、他地本の役員が数十名おしかけ、「異論を唱える奴らは会場に入れない、署名を書いていない者は会場 に入れない」と腕組みをして阻止し、騒然とした状況のなか、2時間以上も怒鳴り合い、押し問答になったというのである。
以降、双方が様々な文書をもってののしり合い、批判し合う関係が今も続いている。東労組千葉地本は事実上分裂状態にある。

革マル支配の崩壊

現在の東労組千葉地本は、組織を運営したりまとめたりできる者など誰ひとりとして居ず、常時本部役員が張りついて、革マル方針のもと に直轄指導している状況にある。まさに異常としか言いようのない状態だ。しかも地本執行部は、革マルプラス駅長・助役や支社課員という構成で、まさに革マ ル-会社連合だ。
それが、「総団結」などという表向きのペテンもかなぐり捨てて、革マルに従わない者を徹底的に排除し、力づくでおし潰そうとしている。
この背景にあるのは、革マル松崎支配=会社と革マルの結託体制が、今まさに崩壊しようとしていることへの絶望的な危機感だ。
こんなことをやったからと言って、革マル松崎支配の崩壊はとり繕いようもないものだ。だが、もう一歩で崖下に転落するところまで追いつめられた状況のな かで、革マルがその本質をむきだしにしているということだ。それにくみしている会社もまさに犯罪的だというしかない。

労働組合ではない

今あらわになっているのは、東労組という組織が、もはやいかなる意味でも「労働組合」と呼ぶことのできない組織となっているというこ とだ。労働組合とは本来現場の労働者-組合員に依拠して、その団結した力で労働者の権利を守るための組織のはずだ。だが、東労組は、一切が組合員の意志と は全く無関係なところで動いている。そのようなことが成り立っている唯一の根拠は、会社と手を結んで、会社の力で労働者を支配しているからに過ぎない。こ んなものを労働組合と呼ぶわけにはいかない。こうしたあり方に現場から怒りの声があがるのは当然のことだ。
だが、その対立と衝突も、最も重要な問題がぬけ落ちてしまっていると言わざるを得ない。そこには、東労組本部や、地本による強権的な組織運営や意見の封 殺に対する怒りの声はあっても、労働組合とはいかにあるべきか、労働者の団結とはいかにあるべきか、という問いかけはない。

抜け落ちた問題!

今職場では、たび重なる線路破断等、深刻な事故が激発している状況に示されるように、安全崩壊の危機が激しく進行している。あるいは メンテナンス部門の全面的な外注化に示されるように、労働条件や雇用、安全を破壊する大合理化が恐るべき勢いで進められている。昇進等の不当差別、不当労 働行為も横行している。また、些細なことで次々に乗務を外されるような職場規律攻撃のなかで、ほとんどの労働者が不安と怒りを抱えながら仕事をしている。
これらは全て東労組と会社が手を結んで進めてきたことだ。
こうした現実に対してどのような立場をとるのかこそが、労働組合にとっては何よりも重要なことのはずだ。今の東労組の内部対立を見ると、地本反対派の側からも、東労組・革マルがこんな現実を労働者に強制し続けてきたことへの問いかけや批判は何もない。

労働者の団結こそ

労働者が誇りをもち、胸を張ってお互いに信頼し、団結できること。これこそが労働組合の原点ではないのか。それこそが何よりも大切なことのはずだ。労働組合とは資本と闘うための組織だ。労働者の団結とは資本と闘うための団結だ。今こそ、動労千葉に結集し、ともに闘おう。

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