5月幕張構内事故への不当処分策動を粉砕しよう!

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5月幕張構内事故への不当処分策動を粉砕しよう!
全ての責任は、教育も行わず、指導も行わなかった会社にある!

5月12日、千葉支社との団体交渉で徹底的に追及
「教育ができていなかった」「管理者の指導も不十分だった」

業務全面外注化「10月1日実施」絶対阻止!強制出向粉砕!

 5月10日、幕張車両センター構内で発生した車両の衝突事故に関して、JR千葉支社は、「誘導担当者が車両接触限界を確認せずに車両の入換を行ったために事故が発生した」旨の事故報告を各職場に掲示している。
今回の事故は、255系9両編成の内、千葉方3両を修繕1番に入れてクーラー交換を行い、残った6両も修繕2番にいれて運転台のガラスを修理するために 入換業務を行っていた。ところが、分割後、一旦、東京方に引き上げてから修繕2番に入れる6両編成と修繕1番に入る予定の3両が衝突したものだ。
しかし、今回の車両衝突事故は、会社による教育が全く行われていなかったために誘導担当者がクリアランス(車両接触限界)を認識していなかったことや、 希にしか発生しない入換作業に対する管理者による立ち会い・指導が不徹底だったこと、さらに、当日は入換作業の途中から集中豪雨になったために前方がほと んど見えない状況になっていた中で発生したことが組合側の調査で明らかになった。

教育の徹底、管理者の立ち会いも含めて団交で確認!

 こうしたことから動労千葉は、千葉支社に対して、①構内業務に従事させる際には、事前に構内業務に関する教育・訓練を十分に行うこと、②発生頻度の少な い作業や、構内業務に従事して期間の短い担当者が作業を行う場合には、管理者の立ち会いも含めた適切な指導を行うこと等、構内業務を行うに当たっての安全 対策を講ずることを申し入れた。
6月12日、千葉支社において団体交渉が行われ、団交の中でJR千葉支社は、次のように回答を行ってきた。
【担当者に対する教育の問題について】
組合 今回の事故は、クリアランス(車両接触現改)を確認せずに入換を行ったために衝突したと事故報告に記載されているが、組合が調査したところ、誘導担 当者に対して、構内業務や安全に係わる教育も含めて根本的な教育が全く行われていなかったことが明らかになった。今回の衝突事故の責任は、会社にある。見 解を聞きたい。
会社 担当者に周知できていなかった。幕張車両センターでは、教育できていることが当たり前だと思っていたようだが、実際には教育があまりできていなかったことが分かった。
今後は、教育についてあらためて検討することとしたい。

【管理者による指導の問題について】
組合 当日は、日常的にあまり発生しない業務であったため、当初は、管理者が立ち会っていたようだが、255系を3両と6両に分割した時点でいなくなっているようだ。最後までいれば事故は防げたはずだ。
会社 管理者がどの時点までいたかは不明だが、最後までいれば大丈夫だったと思う。
今後、滅多にない作業については、作業日報も含めて明確に作業指示を行うようにしていきたい。
また、管理者の立ち会いについても、通常では出ない作業全部で立ち会いができるかどうかは分からないが、できるだけ立ち会うことも考えていきたい。

担当者への事故責任転嫁を絶対に許さないぞ!

今回の団体交渉において千葉支社は、前記の回答のとおり、担当者に教育が全くできていなかったこと、管理者が、当初、立ち会っていながら途中でいなく なったことも含めてキチンと指導できていなかったことについて、会社側に責任があったことを認めざるを得ないとの回答を行ってきた。
しかし、一方で、各現場に掲示された事故報告では、「確認せず」とか、「作業手順を理解しているか」等々、担当者に責任を転嫁するような内容になっている。
事故の原因は、教育を怠ったこと、そして、管理者の指導がキチンとできていなかったことから発生したことは明白だ。
千葉支社による不当処分策動を粉砕ししょう!
職場と安全を守るために、検修・構内業務の全面外注化絶対阻止に向けて闘いぬこう! 強制出向粉砕へ、職場から総決起しよう!

第67回定期委員会に結集しよう

日 時 6月24日(日)13時から
場 所 千葉市・DC会館 大会議室
内 容 (1)12春闘の総括について
(2)外注化阻止に向けて
(3)その他
その他 検修業務全面外注化絶対阻止、出向粉砕へ、全力で結集しよう!

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