1047名闘争の勝利かけ、三ヶ月間決戦を闘いぬこう 闘う闘争団への査問委員会設置弾劾

  国労本部は、2月3日に開催された拡大中央委員会で、闘う闘争団の仲間たちを統制処分するための査問委員会設置を決定した。不当にも解雇され、必死で解雇 撤回に向けて闘いの継続を訴える仲間たちを処分するとは一体何ということか。国労本部は、政府・自民党の意志を受けて自らの手で闘争団への統制処分=切り 捨てを強行するに至ったのである。これは労働組合の根本を放棄し、魂を売りわたしたに等しい暴挙だ。
しかもこの査問委員会設置方針は、会場の国労会館前を三たび機動隊の手で封鎖する状況のなかで強行されたのである。

まごうことなき非道
査問委員会設置の理由とされているのは、1月28日、闘争団やその遺族283名が鉄建公団(旧国鉄)を相手に解雇無効の訴訟を提起したことや、1047名の解雇撤回を求める行政訴訟に個人として訴訟参加の申し立てをしたことである。
国労本部は、闘争団や家族のこの必死の決起を「一部闘争団員の闘争破壊、団結破壊」と位置づけ、記者会見では「脱退者以上に悪い行為」「同情の余地はな く許せない。彼らはこれで終わりだ」「(処分は)除名せざるを得ないという内容になるだろう」等、悪罵の限りを投げつけている。憤りを抑えることはできな い。これはまごうことなき非道である。ここには労働組合としての道理や良心は毫も存在しない。国労本部はもはや労働組合の一線を踏みこえてしまったと言わ ざるを得ない。
国労本部は「今なお解決作業が進まないのは一部闘争団員が解決妨害行為をしているからだ」などという。だが、これは黒を白というに等しい主張だ。
多少でも労働運動の経験のある者であれば「4党合意」が1047名闘争を解体し、国労を自壊への道に引き込むために仕組まれた攻撃だということは始めか ら明らかであった。またこんなことを強行すれば、必死に頑張ってきた闘争団や組合員の間に深刻な亀裂が生じ、国労の団結が危機に瀕するのも当初から自明の ことであった。
ところが国労本部は「4党合意は到達地平だ」と称し、これを呑めば明日にでも何か「解決案」がでるかのようなウソを繰り返して、がむしゃらにつき進んだのである。

何がもたらされたか
その結果生みだされたのは、① 案の定、国労の団結はたちまちのうちに崩れ、② 採決強行のために大会・中央委員会に機動隊を導入するという自殺行為が 強行され、③ 第二の分割・民営化というべき保守三部門の全面外注化提案を丸呑みし、多数の組合員が強制出向-転籍攻撃に駆り立てられ、④ 「4党合意」 の主唱者らは、労資協調を一足飛びにこえ資本との一体化を掲げて脱退-分裂組織をたちあげ、⑤ そしてついには国労本部が自らの手で闘う闘争団の仲間たち を統制処分にかけるに至る…という事態であった。
この2年間あまりの間行なわれてきたのは、政府や自民党は「目的は国労を柵のなかに追い込むことだ」「交渉などあり得ない。(ゼロ回答)を呑むか呑まな いかだけだ」などと平然と言い放ち、一方国労本部は真実をおし隠して「到達地平だ」と称賛するというとんでもない逆さの世界であった。
どう見ようとも国労本部がやってきたことにには一部の理も存在しない。こうした危機的状況のなかで、逆に必死の思いで国労の闘う伝統を守りぬいたのは闘う闘争団の仲間たちだったのである。

国労の仲間に訴える
われわれは心から国労の仲間に訴える。国労は危機に瀕している。このまま黙っていれば国労は自壊の道に転落する。国鉄闘争は今重大な正念場を迎えてい る。解雇された仲間たちを切り捨てる側にたつのか、闘争団とともに解雇撤回、そして国労再生に向けて起ちあがるのか、すべての組合員が問われているのだ。
JRばかりでなく、全国の多くの労働者が国鉄闘争の帰すうを固唾をのんで注目している。無数の労働者が1047名の闘争に労働運動再生への思いを託し、 ともに闘いつづけてきたのだ。われわれの闘い如何によって、全国に満る怒りの声と国鉄闘争が合流し、国鉄闘争の勝利と労働運動の再生に向けた展望が大きく ひらける条件がいよいよ生まれようとしている。まさにそのときに、国労本部の裏切りは犯罪的行為としか言いようがない。

今こそ闘いのとき!
万策尽きた資本主義体制の危機を背景として、「聖域なき構造改革」のかけ声のもとで、倒産・解雇・賃下げ・権利破壊・団結破壊攻撃が嵐のように吹き荒 れ、「テロ根絶」の名のもとに戦争が「正義」とされ、有事立法が上程されようという重大な事態が到来している。また日経連は02年労問研報告で、「ベアは 論外、定昇凍結、ワークシェアリング-賃下げ」を掲げ、戦後の労資関係・社会構造の基礎をなしてきた終身雇用制の最後的な解体攻撃を宣言し、JRでも第二 の分割・民営化攻撃が開始されいてる。
今問われているのは、労働組合は何のために存在しているのかという原点である。怒りを忘れ、この現実にたち向おうとしないものを労働組合と呼ぶわけにはいかない。
国鉄分割・民営化攻撃対決し闘いつづける国鉄闘争の意味が輝く時代が到来している。われわれはこの現状を打開するために全力で起ちあがる。ともに闘おう。