最高裁10万署名の力で解雇撤回をかちとろう!–11月労働者集会報告③

動労千葉顧問弁護団長 葉山岳夫
 動労千葉弁護団を代表して連帯のご挨拶を申し上げます。1047名の国鉄労働者の解雇撤回、原職復帰の闘いは、公務員に対する全員解雇、選別採用の大反動攻撃を断固阻止する今日的闘争であります。
動労千葉の9名は、04年以来解雇撤回、JR原職復帰の裁判闘争を闘ってきました。東京高裁難波裁判長は、本年9月25日、昨年の白石判決に引き続いて東京高裁でも不当労働行為を認定しました。
しかしながら難波判決は、解雇撤回を全く認めない点で反動判決に他なりません。不当労働行為だというのですから、原状回復が当然です。JR職場への復帰を認めることが当然の結論です。しかし、難波判決は、これを否定して、JR復帰への道をふさごうとしているのであります。最高裁への署名は、裁判闘争の大きな力であります。動労千葉弁護団は、皆さんの支援のもとに最高裁でも徹底的に闘い抜いて勝利します。

 

 

九州大学名誉教授  下山房雄
 東京高裁難波法廷への我々の解雇撤回・JR復帰の要求が認められなかったので、当然に同じ解雇撤回・JR復帰の要求を継続して最高裁にぶつけるわけです。10万人人署名運動を成功させるべく私はこの壇上に立ちました。
我々の要求は解雇撤回・JR復帰です。難波判決は不当労働行為が為された事実を認めながら、先進国通例の団結権擁護を明確に謳った憲法28条を解釈改憲して違憲の現実を容認してしまったのです。最高裁がこの二審判決を破棄して、自ら解雇撤回・JR復帰の判決を下すことを我々が要求する所以です。
憲法28条の謳う労働基本権は、ヨーロッパ先進国では19世紀末にかけて確立され、当然に保障されるべきものとしてあるわけです。しかし、団結権は踏みにじられてきました。我々の10万人署名運動を成功させ、高石さんらの権利回復を勝ち取り、日本の組合運動の発展に貢献いたしましょう。団結頑張ろう!

元安芸労働基準監督署長  大野義文
 動労千葉鉄建公団訴訟高裁判決は、不当労働行為を認定すれば、名簿への記載→JR採用となるはずである。それを否定する論理の運びは、裁判所の欺瞞と詭弁・偏見に満ちたものである。「国鉄とJR側は別組織のように装いながら、共同して採用基準を策定し、それを基に今回不当労働行為と断定された『採用候補者名簿』が作成されていた。JRに『責任はない』どころではない」と言うべきであろう。
井出氏は、国鉄とJRの設立委員会との共謀で、改革法を隠れ蓑に、密かに行ったことを、その議事録では自慢げに語っている。
国鉄分割・民営化は何であったか。国鉄・JR・国家の犯罪行為でなかったのか。その結果が、尼崎脱線事故であり、JR北海道の安全の崩壊ともいうべき数々の出火・発煙事故でないのか。
諦めと無抵抗に陥ることはあってはならない。おかしいことにおかしいと、あらゆる場で声を上げていこう。敵の矛盾、論理破綻を徹底的につき、国鉄闘争勝利まで、団結して闘おう!

元国労釧路闘争団 横田 厚
私は、北海道から参加をしました、元国鉄労働者です。国鉄「分割・民営」化に反対してきた最大の理由は、国鉄が民営会社になれば利益の追求が第一となり、安全問題は反古にされるからです。今、26年が過ぎて、ついに列車運行の土台である線路が原因となる脱線事故が発生し、300箇所近くのレール幅異常が明らかにされました。鉄道事故というのは、合理化が加速、拡大されれば、まず、列車そのものの故障や事故、次に信号やATSなどの付帯設備、それから線路に現れると言われています。
JR北海道は、どんな施策、方針、計画を立てても、黒字会社にはならないということで、必然的にそれが経費の節減に直結するわけです。
民営形態でJR北海道は成り立たないのです。もうひとつは、労働組合の対応についてです。闘争を背景にして安全を追及してゆくことです。
私は、元国労釧路闘争団の闘争団員、横田です。「国鉄闘争全国運動」に敬意を表します。中央における闘いと国際連帯に学びつつ、地域においても粘り強く闘い続ける決意を申し上げ発言とします。

動労千葉争議団 中村 仁
 全国から結集されたみなさんお疲れさまです。みなさんの署名に対して、争議団の全員がお礼を言ってくれということで連絡がありました。本当にありがとうございました。また最高裁に向けた10万人署名をお願いするわけですけれども、本当に是非、10万人集めきって労働者の力を見せましょう。
高裁の判決は、労働者は首を切っても構わない、金を出せばいいんだという判決です。そして、この判決は資本側からみた判決です。私たち労働者側から見たら、不当労働行為で解雇されたなら絶対に解雇は撤回されなければいけない。全国の人たちと集まって闘いましょう。