新春インタビュー(下)   田中康宏委員長に聞く 民営化・外注化・雇用破壊と闘おう! 1047名解雇撤回! 常磐線開通阻止!

3月ダイ改阻止―18春闘へ!

■国鉄・JRにおける闘いの課題は何でしょうか。

 当面、春闘~3月ダイ改の過程を次の4つの課題を掲げて闘いぬく決意です。
第1にJR本体における闘いですが、《3月ダイ改阻止・運転保安確立》と《エルダー再雇用をめぐる闘い》を一体のものとして全力でやりぬくことです。昨年末、今度は外房線を削減するダイ改提案が出されました。内房線もさらに一往復削減する。すでに2月4日には館山で内房線と地域を守る会の集会が予定されており、外房線でも組織化が始まっています。
 またダイ改をめぐってはJRと東労組の対立がますます泥沼化しています。革マルすら使い捨てようというのが第3の分・民攻撃です。
 さらに昨年末、東労組は「エルダー制度本体雇用枠拡大」の修正提案を妥結しました。「会社はエルダー本体雇用拡大を効率化施策と一体で進めようとしている」と反発していながら、「効率化施策」なるものの具体的な内容が何なのか、一体どうなったのか等について全部隠したまま妥結しました。「水平分業」化に向けた重大な裏切りが準備されていることは間違いありません。
 しかしいずれにしても、これをもって事態は1月下旬と言われている来年度退職者の再雇用先提示に向けて動き出します。直ちに闘争体制を確立し、分社化・転籍攻撃粉砕、65歳まで働き続けることのできる職場と労働条件確立に向けた闘いに突入します。
 JR貨物でも、「生涯賃金をいっさい変えない定年延長」という人事賃金制度改悪攻撃が動き出しています。千葉機関区の現状は、「動労千葉対策」のために30年以上新採の配置がない不当な労務政策の中で限界状況を迎えています。今年は貨物も大きな勝負の年になります。

無期転換闘争の継続を

■18春闘はCTSが大きな焦点ですね

 そうです。JRにおける第2の課題が、無期転換問題を最大の焦点としたCTSにおける闘いです。CTSでは4月1日に丸5年を迎える仲間が2百数十人。昨年秋に上半期分については全員「無期転換」が通知されていますが、下半期分は1月中旬通知予定です。団交では全員の無期転換を確認していますが、実際に通知が出るまで息を抜かない。そして、全員の転換が実現したら新たな闘いを開始します。今度は究極の目標である非正規職撤廃に向けて、最低賃金レベルの現実をこの春闘で、絶対にひとつでも打開する。そのために組織の総力を尽くします。無期転換闘争の断固たる継続です。
 それはCTSだけの問題ではありません。450万~2千万人の問題です。だから、無期転換に挑んだ2年間の経験と闘争継続の決意をリーフレットにして全国に訴え、ちば合同労組と共同で「無期雇用転換問題連絡会」(仮称)を立ち上げて発信するような新たな挑戦も開始したい。 何よりも、この闘いを通して組織拡大の展望を切り開く。それは分社化・転籍攻撃を粉砕する決定的な課題でもあります。

■第3の闘いの課題は1047名解雇撤回闘争ですね。

 団交を拒否し続けるJR東日本に対して新たな労働委員会闘争を申し立てる決意です。「不採用基準」の策定そのものが不当労働行為であったことが最高裁で確定し、しかもそれを作成するよう命じていたのが、旧国鉄側ではなくJR設立委員長であったことが明らかになったのです。にも係わらずJRは「関知しない」などと言って団交を拒否し続け、労働委員会のあっせんも拒否しました。改憲と戦争が問題になるこの時代だからこそ、もう一度「国鉄1047名解雇撤回」の旗を高く掲げたいと決意しています。
 そして、国鉄闘争の第4の課題が、動労水戸の仲間たちが先頭を担っている常磐線全線開通反対闘争です。この4つの課題を掲げて、国鉄闘争が労働運動再生、戦争反対の闘いの先頭に立つことが求められています。2・11国鉄集会を新たな国鉄闘争の闘いの宣言の場としてかちとろう。

■そうしたすべての課題を組織拡大に結びつけていくことが最大の課題ですね

 そうです。大量退職問題を逆手にとった組織破壊攻撃―第3の分割・民営化攻撃と断固として対決し、組織拡大を実現することです。「すべてを組織拡大の視点から」「職場闘争なくして組織拡大なし」「反合・運転保安闘争なくして組織拡大なし」です。闘いの条件は煮つまっています。2018年を動労千葉の新たな組織的展望を切り開く年にしましょう。