新 春 座談会 ハンドルを取り戻すぞ! 北嶋青年部長 滝副青年部長

ライフサイクル制度撤廃!ハンドルを取り戻すぞ!

新 春 座談会津田沼の滝厚弘君がライフサイクル制度により駅へ強制配転されてから2月で丸3年を迎える。
  本年は滝君が希望どおりハンドルを取り戻す闘いの年となる。北嶋君も運転士へ戻す闘いの中で、ライフサイクル制度を廃止に追い込む一年でもある。
 ライフサイクル制度廃止に向けた決意をうかがいました。(文責編集部)

◎新春座談会出席者(敬称略)
 北嶋 琢磨 (青年部長 千葉転)
 滝  厚弘 (副 〃 津田沼)

山口 滝君は、駅への強制配転がもう丸3年、北嶋君も2年になるよね。会社の「運輸のプロ」をつくるという言い方で駅に行かされた訳だけど、実際にやってみて、どういう感じなのか聞かせて下さい。


滝副青年部長

 「運輸のプロ」を基準にして言うと、運転士の経験は全く生かされないというのがライフサイクルの実態ですね。輸送混乱や最終列車遅延の時に今までの経験から現場の状況を判断して、指令に連絡しても指令は耳も貸さないというのが現状です。他の駅からも声は出ているんだろうけど改善されない。この間も支社の職場訪問会とかで意見を言ったけど、一向に改善されないのが実態です。「お客様サービス」とか言っているわりには、どうするつもりなのか。どこで運輸のプロをつくるのか不思議ですね。
山口 会社の言うことと実際は違うと聞いたけど、具体的にどういうことかな。
 ライフサイクルと言っても、駅業務の内容に違いが出ていますね。
北嶋 千葉駅だと、配置されるのはホームだけじゃないで

すか。他のある駅では出札、改札もありとか。
 津田沼駅は、初電から5時45分までは改札係ですからね。大網駅だと兼務になっているんじゃないかな。
北嶋 大網駅の出札は、券売機の清算もやっているはずですね。また成田駅に関しては、5、6番ホームで助役がやっていたことを全部やっているような話を聞いています。
山口 成田駅は今までは全部助役がやっていたんだよね。要するに運転主任がやる仕事を今は助役がやらない代わりにライフサイクルで行った運転士がやっているんだよね。

 駅業務の外注化と一体

 おそらくCTS(千葉鉄道サービス)とか委託会社に駅業務を丸投げできる制度が確立するまでは、ライフサイクルを使って繋ぎで駅業務をやりなさいということだと思う。最終的には全部委託するつもりじゃないのかな。
 「運輸のプロ」は聞くけど、それなら「駅のプロ」がいてもおかしくないと思うんだけど、実際はまず出てこないと思う。今の駅はほとんど契約社員に置き換えられているから。


北嶋青年部長

北嶋 だから本来、社員がやる仕事をそのまま契約社員にやらせて、駅事務室に詰めている人が助役の代行みたいになっている。結局、全部「あっち行け、こっち行け」で、やっているのはグリーンスタッフ社員。見ていて本当に一生懸命働いてるけど、みんな低賃金に抑えられている。この間、そのうちの一人と話したら、試験を受けたけど落ちたと言っていました。
滝 会社は、募集広告で「あなたの経験が活かされる」とかいいこというけど、うたい文句と中身は大違いなんです。
山口 田中委員長がよく言っているけど、要するに非正規雇用は有期雇用。労働組合もこの問題を放置しているからますますひどくなっている。社会的にも大問題になっている。JRも積極的に非正規職に置き換えようとしている。本当に制度そのものを廃止しなければいけない。

ライフサイクルでは逃げ道をつくり、差別化を図っている
 ライフサイクルが始まってから、全支社で新幹線の運転士を採用するようになった。あとは主務職。そして助役に推薦してもらえるとか。ライフサイクルは賃金、昇進も含めて差別化を生み出しているんですよね。
山口 今は運転士経験者からも、試験で採用しているみたいだけどね。
北嶋 ライフサイクルに行かないで新幹線に合格していった人や、ライフサイクルの期間中に合格して、3年間終わってから運転士に戻って発令された人もいる。
 一応、会社では差をつけてないよという形をとるために、一般の運転士からも新幹線運転士にするようになったけど、ライフサイクルが始まってから始めたのは確かなんです。その前までは全然なかったですから。
北嶋 でも、新幹線に行った運転士もライフサイクルの対象者だというのは明言されたはずなんです。だから、ライフサイクルからの逃げ道みたいに試験受けていますけど、新幹線に行ったとしてもライフサイクルの対象者なんで、結局は指令に行くか、助役になるかしか逃げ道がないです。
山口 駅で3年経験して運転士に戻って、なんかプラスになることがあるのかな。
 指令がまったくどこの意見も聞かない、ということだけはよく分かりましたね。駅にいようが、運転士でいようが。
山口 結局ダイヤ混乱時なんかだって、どこも運転士と気持ちは一緒だよね。こういうふうにやればいいと思ったって、要は指令がやる話だからと一方的になるわけだよね。「運輸のプロ」なんて、意味が全然わかんないよね。
 昔で言えば、運転士を強引に駅に降ろすための理由付けですよね。
北嶋 なんで資格もっている人が運転できないのか。結局は運転士登用差別から始まっている訳じゃないですか。先輩たちの時代から。何のために資格取らせたのか。
 俺たちでいうプロと言えば職人じゃない。国鉄時代の登用差別問題から始まって、職場にベテランを10年、20年と置きたくないというのが会社の本音なんじゃないですか。
山口 結局、55、56予科の登用差別もライフサイクルも同じことだよね。
 会社は、運転職場は若年層の運転士をおいて管理者に逆らわない職場を増やしていく。法的に引っかからないものは順次委託していく。そういうサイクルを考えているんじゃないんですか。

 鉄道会社の放棄―安全の崩壊
山口 運転士を外されて、強く思っていることは?
北嶋 ライフサイクル制度の撤廃、これに尽きます。これ以上、若い人たちを駅に配転させたくないという気持ちは前と変わらないですから。2年前に発令されたときから、こんな思いまでして、というのはあります。
 せっかく習得した運転の技術力とか安全とか、学んできたものをなくすライフサイクル制度そのものがおかしい。また、会社は「覚書」にも提示しないで、勝手に任用の規準だ何だと振りかざしてるけれど、これが安全の崩壊に繋がっているということだけは言えます。この制度そのものをなくさないと、これから鉄道会社としての機能はなくなりますよ。実際、もうなくなっているのかも知れません。
北嶋 外注化している時点で、もう安全を放り出してますよね。
山口 JRは、もっと外注化するつもりだよね。駅長や駅員のいる駅がほとんどなくなっている。やっぱりライフサイクルは駅業務の外注化と一体なんだよね。
北嶋 会社だって俺たちを運転士で発令したということは、本来、運転士のプロにしなければいけないわけです。車掌も同じ。鉄道会社というのであれば、それぞれがしっかり機能する会社じゃなければいけないはずなんです。
山口 そうだよね。駅業務を安易に考えているよね。駅は駅のプロを、運転士は運転士のプロを作れといいたいよね。運輸のプロなんて、ふざけるんじゃないという話だよね。
 ライフサイクルを始めるために、駅のプロをわざとCTSとか他の駅に配転して、プロをなくした。
山口 その目的は、外注化を進めるための政策でやっていることがはっきりしたよね。最後に、運転士に戻る闘いに向かっての決意をお願いします。
 今年の決意は、まず自分が運転士に戻り、その後、北嶋も戻れるようにすること。まずは自分が最初のケースなんで。
北嶋 ライフサイクルをつぶすための闘いが、組織拡大に必ずつながると思うので頑張ります。

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