強制出向は出向4要件に 全て反する違法出向だ!

「教えられる側に対応できる者がいない場合は、技術指導とは言い難い」ー千葉労働局が見解

業務委託に伴う出向の状況について【幕張運転車両所】(幕張車両センター)
所長1人  副所長(作業責任者)7人  作業者70人
*JR管理者(出向)    *JR社員(出向)【京葉事業所】(京葉車両センター)
所長1人  副所長(作業責任者)3人  作業者 9人
*JR管理者(出向)    *JR社員(出向)

【津田沼事業所】(習志野運輸区)
所長1人  副所長(作業責任者)4人  作業者11人
*JR管理者(出向)    *JR社員(出向

動労千葉は、業務外注化と強制出向強行撤廃に向けて、10月3日、14時から、千葉労働局に対する要請・抗議行動を行った。 今回の業務委託ー強制出向では、左記のような出向状況になっている。
各事業所の所長はCTS側の嘱託だが、作業責任者に就く管理者14人は全員JRから出向した管理者だ。作業者91人(動労千葉組合員ら)も全員JRからの出向者で、合計105人という大量に出向しなければ業務がまわらない状況だ。、
千葉労働局もこの点には大きく関心を示し「相手側(千葉鉄道サービス)には、この業務(検修・構内業務)をできる人はいるんですか」との質問が出され、1人もプロパー社員はいない旨を説明すると、深刻な顔つきで考え込む状況であった。

人事交流、経営状況、技術移転、能力開発ー全て当てはまらず!
 そして、要請の中で労働局の担当者から「出向の4要件はどうなっていますか」との問い合わせがあり、①人事交流、②経営状況、③技術移転、④能力開発について具
体的にどうなっているのかについて説明を求められました。
①の人事交流については、そもそも人事の交流ではなく、業務委託に伴う出向により今までの業務を行うということであり、労働力の提供にすぎないことを説明すると、
同席した労働局の室長も「これは要件とは違いますね」との見解が示された。
②の経営状況も、JRは今年3月末の決算で、03年度以降最高の利益を上げている状況であり、経営上も業務委託ー出向を行う必要がないことを説明すると納得する状況であった。
③の技術移転については、そもそも千葉鉄道サービスには、検修・構内業務ができるプロパー社員が1人もおらず、技術を移転しようにも移転できない状況であることを説明すると、この点も納得していた。
④の能力開発は③と同様にプロパー社員がいないことから千葉鉄道サービス側での能力開発ができない状況であることを説明すると、その通りだとなった。
ところで、今回の出向に関してJRは、「経営指導」「技術指導」という理由を労働局に説明しているらしいが、千葉労働局は、「教えられる側(千葉鉄道サービス)に対応できる労働者がいない場合には、技術指導とは言い難い」との見解を正式に示しており、今回の強制出向が出向4要件を全く満たしていないこと、JRの説明が全くの嘘であったことが明白となった。

CTSとして業務指示ができないため管理者が大量に出向
 さらに、管理者が14人も出向している点にも注目している。千葉鉄道サービスには、CTSとして業務指示を行うべき作業責任者に就くべき者が1人もいないのだ。このままでは作業を行う労働者に指示できないため、JRから千葉鉄道サービスに管理者を大量に出向させたのだ。この点について千葉労働局も関心を示している状況であった。
要請の最後に千葉労働局は、「出向に関する部分は重要な問題であり、争点にしていきたい」との見解が出されました。
管理者クラスの担当者からも、「出向の関係が崩れたら、業務委託も崩れますね」との言葉も出てくる状況でした。
JRは、違法な強制出向をただちに撤回して労働者をJRに戻せ!そして、業務委託を直ちに中止しろ!
10月10日に行われる出向差し止め仮処分命令事件の第2回審尋に全力で結集しよう。

◎出向差し止め仮処分事件第2回審尋
日 時 10月10日(水)14時から
場 所 東京地裁・527号法廷

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Time limit is exhausted. Please reload the CAPTCHA.