外注化阻止は全労働者の権利と生活をかけた闘い

労働者の権利を破壊

外注化は労働者の賃金を破壊し、雇用も権利も根本から破壊します。業務を委託してしまえば、仕事と一緒に労働者への会社の責任も放り投げられてしまいます。都合が悪くなれば、委託契約を解約するという形で、自由に「解雇」できるのです。
そして、下請け会社では当然にも徹底したコストカットが行われ、低賃金と非正規雇用が蔓延しています。請負労働者の賃金は発注元の半分や三分の一以下というケースもあります。
福島第一原発で事故収束作業を担う作業員の現実は、外注化による労働者の権利破壊の実態を浮かび上がらせています。東電が「一人10万円」で委託した日当が、下請労働者の手には1万円ほどしか渡らず、手当すら支払われません。何次にもわたって下請けにだされる過程でピンハネが行われています。そして、偽装請負が横行して、「元請けに嫌われれば契約を更新できない」という中で、口答え一つ許されないような職場にされているのです。

偽装請負を蔓延させる

外注化は偽装請負と表裏一体です。業務を外注化する場合、本来はその業務の技術や経験を十分持った会社が請負い、発注元から独立して業務を行わなくてはなりません。しかし、「賃金を下げ、いつでも解雇できるようにしたいが、自分の社員と同じように使いもしたい」というのが会社の本音です。そこで、形の上だけ請負にして、発注元自ら労働者に指揮・命令を行うのが「偽装請負」です。トヨタなどの大企業から自治体職場まで、全社会に違法行為が蔓延しています。
外注化は、労働者を違法な雇用と無権利状態に突き落としていくものなのです。

外注化を打ち破ろう

労働者の生活と権利を破壊し、未来を奪う外注化は絶対に許してはいけません。
そして、JRにおける外注化阻止闘争は、J R のみならず、全労働者の生活と権利、未来を守る闘いです。多くの職場では外注化攻撃に対して、ほとんど抵抗できず、労働者は次々と業務ごと下請けに突き落とされていきました。職場に闘う労働組合がなくなっているからです。外注化が労働者の団結で粉砕できることを示すことは、この現状を変える大きな力になります。
動労千葉は外注化反対を貫いて闘い続けてきました。その結果、千葉では検修・構内業務の外注化を12年間阻止し続け、今でも歯止めをかけています。外注化は矛盾だらけです。職場全体が反対を貫けば、必ず粉砕できます。
採用されたのがJRであるかC T S であるかに関係なく、すべての仲間仕事をJRに取り戻そう。外注化粉砕にむけ、ともに闘おう。