外注化による雇用破壊―まさに「名ばかり正社員」

全面的な分社化までいきつく ともに外注化に反対しよう!

外注化は全面的な分社化へ

2012年10月1日、仕業・構内業務の外注化が強行されました。しかし、それで終わりではありません。外注化は検修業務すべての外注化・分社化にいきつきます。それを新津車両製作所の分社化と子会社である総合車両製作所への統合の過程が示しています。 新津車両製作所は94年の創設以来、JR東日本における車輌製造を担ってきました。しかし、JRは2012年4月に東急車輌を買収し、総合車両製作所として子会社化しました。そして、総合車両製作所への業務外注化から、新津車両製作所の分社化・統合にまでいきついたのです。

わずか1年で賃金制度改定

分社化は、たちまち雇用の破壊をもたらします。東京では駅業務は、これまで東日本環境アクセスに清掃業務なども含めて外注化されていました。それを昨年4月から駅業務だけを分社化し、JR東日本ステーションサービス(JESS)がたちあげられました。そして1年もたたないうちに、当初あった定期昇給を解体する賃金制度が提案されているのです。 n7699 生涯で昇給たった3回だけ

提案では、全員が「エキスパート社員」として採用されますが、定期昇給はありません。5年ごとに3回の昇給があるだけです。昇給幅は標準で5千円から8千円、最大で1万円。基本給も最大で21万円以上になりません。 入社5年後に「キャリア社員」と呼ばれる幹部候補への登用試験、15年後に管理職への登用試験(シニア職試験)はあります。 しかし、駅の現場で働く人はほとんどエキスパート社員のままです。ごく一部の幹部社員以外は定期昇給もないのに「正社員」。外注化が、まさに「名ばかり正社員」という実態をもたらしたのです。

外注化に反対しJRに戻ろう

外注化の目的は、労働者を安くこき使うことで、コストを削減してさらに利益をあげることです。だからこそ、JRは外注化でCTSでも「名ばかり正社員」にすることを狙っています。 新津車両製作所の分社化では、そこで働くJR本体の労働者すべてが下請け会社に出向を強制されました。外注化が進行すれば、交番検査(機能保全検査)も含めて検修業務丸ごとの外注化・分社化まで行き着きます。これは、CTSで雇われた仲間、JRからCTSに強制出向に出されている仲間、そして現在JR本体に残っている仲間すべての問題です。 外注化は働く者すべての雇用を破壊します。また、外注化は、JR北海道の安全崩壊や京浜東北線川崎駅事故をもたらしました。「雇用と安全」を破壊する外注化は絶対にあいまいにできません。 外注化が解消されれば、当然にもそこで働くもの全員がJR本体で働く権利があります。すべての仲間はともに外注化に反対し、仕事と共にJRに戻ろう。