地震計一時停止を見落とし 13本が最大60kmの速度超過!

10月20日、地震に際して列車13本が最大60㎞も速度を超過するという重大事態が発生した。安全の根幹に関わる重大事態だ。これについて動労千葉は申し入れを行い、12月14日に団体交渉を行った。

一歩間違えば大惨事の重大事態

事態の経過は次のとおりだ。
11時50分、地震計が規制値に達したことを受けて成田線の小見川~佐原駅間、下総神崎~下総豊里駅間、鹿島線の佐原~鹿島サッカースタジアム駅間で速度規制(貨物は25㎞以下、旅客は35㎞以下)を実施した。
この際、滑河駅の地震計が一時使用停止になっていることを輸送指令が失念していた。
施設指令から、滑河駅地震計エリアの速度規制が必要であると指摘され、輸送指令が成田~下総神崎駅間の速度規制を通告した。しかし、列車3本(うち貨物1本)がすでに所定の速度(線区最高速度85㎞)で通過していた。
19時15分頃、施設社員から成田~安食駅間も速度規制区間であると指摘があり輸送指令が確認したところ、列車10本が所定の速度(線区最高速度95㎞)で通過していたことがわかった。
団体交渉で会社は、地震の際の速度規制の必要性について、「レールの歪み」などを挙げた。レールが歪んだ状態で60㎞もの速度超過で走れば大惨事になってもおかしくない。


会社の無責任極まる対応許すな

この問題は、輸送指令員の個人的ミスの問題ではない。一つのミスがこれほど重大な事態を引き起こすこと自体、会社としての安全体制が根本のところで崩壊しているということだ。
この事態について問いただしたところ、「重大な事態と認識している」と回答するだけで、組合からの追及にまともに回答しようとしなかった。再発防止対策についても、「ダイヤに規制区間を書き込む」など小手先の回答に終始した。
これだけの事態を起こしながら、まともに回答しないという会社の態度自体が許しがたい!
運転士なら1㎞でも速度超過すれば即座に乗務停止だ。これほどの速度超過となれば、免許停止や免許取消だ。
今回の事態でいえば、乗客を乗せて60㎞もの速度超過で列車を走らせたのだ。最大の責任者である社長が責任を取るべき重大な問題だ。
しかし、乗務員をはじめ労働者個人には徹底して責任を押し付けておきながら、自らは何一つ責任を取ろうとしていない。そればかりか、まともに回答することすら拒否したのだ。
このような会社の対応を許すことは絶対にできない。鉄道で働く者にとって、安全問題は何より重大だ。反合・運転保安闘争を強化し、鉄道の安全崩壊につながるあらゆる問題を曖昧にせず闘い抜こう。

17年団結旗開きに集まろう!
団結旗開きは、文字通りの第2の分割・民営化攻撃に反撃し、1047名解雇撤回、外注化粉砕、CTS就業規則改悪粉砕、大幅賃上げ獲得、3月ダイ改合理化粉砕に向けた闘いの始まりだ。大結集で成功させよう。
日時  1月7日(土)13時~
場所  千葉市・DC会館