動労総連合結成20周年記念 第21回定期大会を開催 結成の理念を再確認

 

動労総連合第21回定期大会が12月3日~4日DC会館において開催された結成の理念を再確認

動労総連合第21回定期大会が、12月3日~4日DC会館において開催された。今回の定期大会は、総連合結成20周年記念大会として布施前書記長の記念講演を間に挟みながら、国鉄分割・民営化攻撃の渦中で結成された動労総連合の歩みを振り返るとともに、JR体制の崩壊のなかで結成の理念をいまこそ実現するために総決起することを確認する場となった。
定期大会は、国分副委員長の「本大会を20年の闘いのひとつの結節点としてかちとろう。総連合はあらゆる組合差別、闘う労働運動つぶしをひとつひとつ粉砕し、組織を維持し団結を固めてきた。結成から20年が経過し、憲法・教基法改悪が声高に叫ばれるなか、われわれは闘う陣形を引っさげて登場している。動労を再構築する権利と可能性を持っている。闘いにたちあがろう」という開会の言葉ではじまり、議長に渡辺代議員(千葉・銚子支部)を選出して進められた。
つづいて君塚中央執行委員長が20年を振り返りつつあいさつを行った(要旨別掲)。来賓あいさつでは、水野元中央執行委員長が「はやいもので結成から20周年をむかえた。御茶ノ水の日仏会館でわけもわからず結成して、日々直面する新たな課題と闘ってきた。激動する情勢にはじめからこれという方針があったわけでなく、皆で議論し、大衆討議で方針を決してきた。こうした闘いの積み重ねが伝統となっている。労働運動の原点を守り、こうした歴史を守りつつ、内実をきちっと踏まえながら議論し方針を決定して、新たな闘いへ飛躍をかちとろう」とあいさつを行った。つづいて平岡誠顧問(西日本)からのメッセージが紹介された。執行部より一般経過報告、労働協約・協定締結報告、会計報告、会計監査報告が提案され、つづいて議事の大会延期承認、決算承認、協約・協定締結承認をそれぞれ承認し、運動方針案が提案された。

布施前書記長が記念講演

休憩をはさんで、布施前書記長による「動労総連合の団結はいかにつくられてきたのか」と題して結成20周年記念講演が行われた(この内容についてはパンフレットにして発行します)。布施前書記長の講演をとおして、20年前の総連合(傘下4組合)の決起こそが今日までの国鉄・JR情勢を規定していることが改めて確認できるとともに、職場からの視点をもって闘うこと(今日的に言えばランクアンドファイル)の重要性が確認された。その後議事は一旦休会となり、夜の交流会でも20年の数々の闘いの話が参加者で交わされた。
二日目は、残された議事の予算案が提案されたのち、質疑討論が行われた。主な発言は次のとおり。

主な発言要旨

○私たちには闘う労働者、賃金労働者としての責任がある。絶対に本筋をはずしてはならない。矢継ぎ早の攻撃にも本質を見抜く力を持っている。動労総連合は、大衆におろして議論を深め、職場の仲間たちと手をとりあってやっていこう。去年尼崎事故が起きた時、組合の責任と思った。組合がしっかりしていればあんな運転はしない。それをさせたのはJR体制であり、組合のバックアップもないなど運転士も犠牲者だ。絶対に許すことはできない。来春闘は駅での遵法闘争を考えている。(西日本)
○いま西日本では事故を逆手にとった「安全性向上計画」を強制した攻撃と闘っている。月1回職場で安全ミーティングをやるが、要員や天下り問題など追及している。今「新新賃金制度」が出され、評価給に統一され試験に受からなければ上がらないようになる。さらに評価でマイナス200円が出てきた。西は東にさきがけて2000年3月に和解している。国労が闘わなくなったことが、事故や新新賃金制度となっている。動労西日本は精一杯闘いぬく。11月に訪韓したが、交流を深めていきたい。反合・運転保安で組織を大きくしていきたい。(西日本)
○分・民の前に本人に秘密で出向を狙ってきたが、組合を作る中で阻止してきた。高崎は、3運輸区1車両センターに統廃合されたが、革マル系役員でも本人希望でないのに転勤が発生している。今までの会社と東労組の関係が変わってきている。組織拡大をしていきたい。(高崎)
○ベンディング廃止で運転職場に奪還できた。運転と関連に大きく意識も分かれてきたが、一体感が出てきた。復帰者は教育をうけているが職場によってばらつきがある、統一した内容で教育を。職場での団結や組織拡大をこれから全力をあげたい。(水戸)
○一番感じたのは組織拡大ということ。ライフサイクルの東労の対応みると、いまが絶好の好機だ。若い人人間らしい組合がわかっていない。事故おこしたら助け合うということがない。現場は異常時に対応できない、質が低下している。ストで闘っていることを見せることが必要だ、団結力を見せることで組織拡大を。(水戸)
○布施さんの話を実践していきたい。貨物の要員問題は、安全問題としても最重要の取り組みになっている。異常時に列車が止まるとわかっていても発車させる、これはおかしい。(千葉)
○組織拡大が一番の課題。ライフサイクルで若い人集めたい。布施さんの話もやらなければダメ、腹を固めてやっていきたい。(千葉)
○春闘で第一波半日スト独自にやった、車両がなくなることは職場なくなるのと一緒。スト破り弾劾は組織拡大につながる。幕張構内事故は仲間を守ることの大事さを他の組合に見せつけた。職場規律攻撃にも団結力を見せつけた。組織拡大に本気になってやっていきたい。(千葉)
○運転保安を毎日闘いぬいている。安全問題は労働者が資本に突きつけていくしかない、闘ってよかった。職場の再編攻撃や、ライフサイクル攻撃など職場の中から闘っていきたい。(千葉)
○きりすてられているのが安全だ。要員があまりにも少なすぎる。冗談じゃないと反撃していくのが労働組合。安全が大事だとひしひしと感じる。組織拡大をやりきろう。
○銚子は今年度で6名定年がでる、駅の強制配転者は7名が残っている。運転士復帰へ支部の最優先にしている。職場でライフサイクル話していきたい。館山廃止を闘って行きたい。(千葉)
これに対して本部より答弁が行われたのち、運動方針等を採択した。つづいてスト権批准投票がおこなわれ、100%の賛成でスト権を確立した。役員信任投票が行われ、全員が信任された。新旧役員あいさつで、退任する国分副委員長ほか2名の監査員、就任した石井副委員長ほか2名の監査員がそれぞれあいさつした。最後に君塚委員長の団結ガンバローで定期大会は終了した。

君塚中央執行委員長あいさつ

春闘をはじめとしたこの一年間の闘いご苦労様でした。動労総連合は、1986年11月30日結成され、20周年を迎えました。87年の分割・民営化を前にして、国労は闘う方針を出さずに後退し、動労は分・民に屈服し民営化の先兵となっていた。こうしたなかで動労千葉は二波のストを闘い、水戸、高崎、西日本とつづき分割・民営化と闘ってきました。
戦後はじめて改憲を公約にした安倍政権が登場し、教育基本法改悪攻撃が焦点となり改憲攻撃が切迫しています。的の狙いは、日教組、自治労の解体であり労働者から団結を奪うことにあります。このときに国労は「包括和解」を行い、会社の言いなりになろうとしている。動労総連合の存在する位置が重要となっています。1047名闘争でも、われわれは政府とも闘う、JRとも闘う、解雇撤回はゆずれない方針です。JR本体でも第二の分・民の新段階を迎えています。基地の統廃合、駅の全面的な外注攻撃、安全の崩壊、要員問題の矛盾の噴出などでJR体制も崩壊してきています。革マル問題の矛盾の爆発は20年目の矛盾と清算が始まっているのであり、われわれにとって危機にもなればチャンスにもなります。組織拡大をやりきろう。
11月集会は4900名の結集で、日米韓の労働者が一堂に会しました。連帯が強化されています。
千葉は4月の勝浦選挙、9月の御宿選挙に必勝を期したい。分・民から20年を迎えますが、分割・民営化反対の闘いの中から組織拡大をやりぬこう。闘いの基本は現場からです。反合・運転保安確立を原則にして、さらなる飛躍をかちとろう。