何ということか! 歪んだJRの現実

われわれは、「千葉運転区長問題」、「湖北駅長問題」、そして指令員の対応について、改めて次のとおり申し入れた。安全に関するJRの姿勢が社会的に問われている。この三つの問題はそれを象徴するものだ。

弁解の余地はない

われわれは、9月24日に行われた汽笛故障時の千葉運転区長の対応に関する団交での千葉支社の回答を信じられない思いで聞いた。
千葉運転区長の行動は、弁解の余地のない規程違反である。また、指令員から「危険だから汽笛のコックを切ってはならない」と指示された後も同様の行為を続けたことは、明白は指示違反行為である。
9月24日の交渉は、列車の安全運行等に重い責任を持つ運転区長のかかる行為について、言を左右にして非を認めないという対応によって、一区長の問題に とどまらず、JR全体の安全に関する姿勢そのものに係わる比較にならないほど大きな問題を引き起こした。
現場社員の些細なミスについては懲罰でのぞむ一方、幹部社員の行為についてはその非を絶対に認めようとしない姿勢は、運転保安を根底から覆すものである。

責任を明らかに!

また、湖北駅長によって行われた社員と乗客の対応を秘密裏に録音するという行為も同様である。このような行為は、断じて許されない卑劣な監視行為であ り、現場で働く労働者との信頼関係を根底から覆すものであるだけでなく、駅長としての資質そのものが問われざるを得ない行為である。
こうした根本的な問題に真正面から答えることもなく、「社員に知らせた上でこのようなことをやることはあり得る」等、問題の所在を意図的にずらし、一言 の口頭だけの「謝罪」だけで事を済ませようという姿勢こそが問題であると言わざるを得ない。問われていることは、責任の所在を明確にすることである。

人身事故だったら

また一方、10月4日、内房線・長浦~袖ヶ浦間において、5007Aが走行中、何らかと衝撃して異音を感知して停車し、運転士に対して指令が、現場の確 認をさせることもなく車両点検だけを指示して列車を発車させるという重大な事態が発生した。その時、運転士と指令員の間で概ね次のようなやりとりが行ーれ た。

運転士 何か異音を感じたので停まった。
指令員 抑止したので、車両点検して下さい。
 現場に行かなくてよいのか。
 車両点検をして下さい。
【この間、運転士から2~3回同様の問い合わせが行なわれたが、指令からは「車両点検して下さい」との指示だけが行われた】
 車両に異常なし。
 車掌と打ち合わせして、発車して下さい。

今回の事態は、仮に人が衝撃した場合であれば、人命に関わる重大な問題であり、刑事責任が問われかねない極めて深刻な事態であると言わなければならない。
従って、次のとおり申し入れる。

1. 千葉運転区長による汽笛故障時の対応(異常時運転取扱違反、指令指示違反)について、
(1)  支社の見解を改めて明らかにすること。
(2) 動労千葉申第20号に対する9月24日の回答を撤回するとともに、何故あのような回答を行ったのか、安全に関する基本的な問題として見解を明らかにすること。

2.  湖北駅長による表記行為につい て、このような不当な行為が行わ れた原因はどこにあったのか、支 社の見解を改めて明らかにすると ともに、駅長及び支社の管理責任を明確にすること。

3. 10月4日、内房線・長浦~袖ヶ浦駅間で発生した表記事態について、次の点について明らかにすること。
(1) 異音を感知して停車した列車に対して、車両の点検だけ行わせて現場の確認を行わせなかったいう指令の指示は、運転取り扱いに違反するものであると考えるが、千葉支社の見解について。
(2) 前記のように異音等を感知して列車が停車した場合の対応に関して、千葉支社の考え方について。

千葉転区長問題に対する支社回答

組合 汽笛コックを切って列車を発車させるという行為は規程違反ではないのか。
支社 大きく規程を逸脱しているとは思わないが、これからは指令の指示を受けてほしい。
 「これからは」とはどういうことか。今回は間違っていたということか。
 いや、そういうことではない。
 繰り返すが、区長の行為に問題はないというのか。汽笛コックを切って運転するのは危険運転行為ではないのか。
 社内で話し合った結果、危険運転行為ではないと考えている。

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