レールが折れた! 【写真1】総武快速線下り、津田沼~幕張間でのレール折損箇所。2センチもの隙間ができている。 総武快速線・習志野電車区内で次々発生

【写真1】総武快速線下り、津田沼~幕張間でのレール折損箇所。2センチもの隙間ができている。

運転保安の危機がすぐそこまで迫っている!

今、JR東日本の安全が崩壊の危機に立っている。
今年に入って早々、1月6日、総武快速線下り、津田沼~幕張間において、レールが折損するという重大な事態が発生した。早朝5時頃、貨物列車の運転士が、青と赤を交互に現示する信号機を発見し、その後点検したところ【写真1】のように、レールが完全に切断し、2㎝もの隙間が生じていたというのである。当初、JR千葉支社は、「線路にヒビが入った」と発表しているが、これは「ヒビ」などではなく、完全に真っ二つに割れたというものだ。これまでも一部にヒビが入ったり、レールの一部が欠けるという事態はあったものの、これほどまでに完全に割れるということはなかったことだ。
この事故から1週間も経たない1月13日には、習志野電車区の検査4番において、【写真2】のとおりレールが2本とも折れててしまうという事態が発生した。検査4番線に入区した列車で作業をしようとしたメディアサービスの社員が、レールが割れた箇所を見て「レールが燃えている」というほど、火花が散っていたというのだ。

コスト至上主義=設備の外注化による矛盾

今回のレール折損という事態が連続して発生したということの持っている意味は極めて重大だ。JR東日本は、保守三部門の全面的な外注化に必死になっている。その内保線関係、電気関係については二〇〇一年末までにほとんど外注化され、直営で残っているのは契約業務等一の部だけという状況だ。
こうした保守部門の全面的な外注化が今回の線路折損につながっていることはまちがいない。現在のコスト至上主義ともいうべきJR東日本の姿勢がこうした重大事態を招いていることは、誰が見ても明らかだ。まさに分割・民営化の矛盾が噴き出したということだ。
今、イギリスで、「折れたレール」という本が売れているという。イギリスの国鉄が分割・民営化されて以降、とくにこの2年間で脱線事故が相次ぎ、死亡者まで出る重大事故になっている。とくにレールが折れるという事態が相次いでいるというのだ。
JRも、まさにこの「折れたレール」と同様な事態に至っているということだ。

JR東日本に業務改善命令が出される

【写真2】習志野電車区検査4番線のレール折損箇所。2本のレールが同じ箇所で折れている。現在もこのままになっている。

JR東日本には、昨年9月の中央線における大規模な輸送混乱や京浜東北線での工事部品(シャベル)との衝突事故などに関して、国土交通省の立ち入り調査が行われ、12月17日には業務改善命令まで出されている状況だ。結局JR東日本の安全を無視した体質が昨年の一連の事故や、今年のレール折損等の重大事態を招き、業務改善命令にまで行き着いたということだ。
動労千葉は、こうした状況に対して、昨年来の事故や業務改善命令に対する会社の姿勢を問い質すとともに、今回のレール折損を含め、車両故障や信号機故障、保安装置故障など100件を超える事故等の解明を求めて千葉支社に対して申し入れを行っている。
本当に闘わなければ殺されてしまう状況が直ぐ近くまで来ている。
予科生の運転士への即時登用、畑木さんへの強制配転撤回、強制配転者の現職復帰に向け、長期非協力闘争を闘いぬこう!